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七夕踊

   放送は終了いたしました。

放送局MBC 南日本放送



番組名ダイドードリンコスペシャル
千歳(ちとせ)まで願いをこめて~田園芸能 市来・七夕踊~



放送日時2008年8月30日(土)16:00~16:54



番組概要

日本三大砂丘の一つ「吹上浜」に隣接する鹿児島県いちき串木野市の大里地区。田園風景が広がるこの地に400年の伝統を誇る踊りがある。それが「七夕踊」。
毎年旧暦の七夕、8月7日に近い日曜日に、炎天下の田んぼで、「鹿」「虎」「牛」「鶴」の4つの大きな張子(ツクイモン=作り物)がユーモラスに舞い踊る!
さらに、七夕飾りが施されたカラフルな笠をかぶった男たちが踊る「太鼓踊り」や、大名行列、琉球王行列、薙刀行列など総勢約300人が参加。南国特有の大らかさを感じる踊りだが、実は厳しい戒律がある。大里地区に生まれた男子は、一生に一度は「太鼓踊り」で必ず太鼓を打たねばならない。県外に出ている若者も毎年この時期に帰省して参加しなければならず、主催する青年団では、若い頃から徹底してマナーを叩き込む。そして、太鼓踊りに出る踊り子たちには、厳しい指導が・・・。本番まで必死の練習が続く…。
地域の人々を強固に結びつける「七夕踊」。その舞台裏をじっくり見つめ、伝承の難しさ、大切さを伝えていく。

制作担当者からのメッセージ
撮影した男たち 写真左:MBC南日本放送 切通啓一郎ディレクター
撮影した男たち
写真左:MBC南日本放送
切通啓一郎ディレクター
14の集落が結束して行う「七夕踊」は住民あげての「文化祭」です。集落によって披露する出し物が全く違い、まずそれをきちんと把握するのに苦労しました。張子(ツクイモン)や行列用の衣装など、作り方や製作スケジュールを最もわかっているのは、 その集落の人々しかいません。いろんな人々に出会い、話を聞きながら14もの集落のどの部分に着目し、どうやって取材するか、試行錯誤の日々。
七夕踊の主役である「一番どん」は、県外に出ている若者が抜擢され、本番1週間前に帰省。一体どんな人物なのか、ドキドキしながら会ってみると、これが鹿児島で言うところの「よかにせ」(イケメン)で、七夕踊の歌「千歳(ちとせ)まで」が大好きな好青年でした。

「一番どん」に会うまで密着していたのは木場迫集落の青年団。この集落には樹齢100年以上の「せんだんの木」があります。この木の上には古びた鐘があるのですが、青年団の集まりがある時は、今も必ずこの鐘を叩いて集まりがあることを知らせているのです。ケータイやメール全盛のこの時代に、なんと「鐘」で知らせるとは!と非常に驚きました。
そしてこの大里地区は薩摩藩特有の教育システム「郷中教育」が今なお浸透している地区で、年下の者にあいさつやマナーを厳しく教えます。「七夕踊」が400年近く続く理由の一つに、こういった教育が根底にあることも伝えたいです。

本番当日、朝4時から取材しましたが、当時雨が降っており、天気予報は何を見ても最悪・・・。「今日1日どうなるんだろう」と暗澹たる気持ちになったのですが、踊りが始まる頃にはなぜか雨が上がり、あとはずーっと快晴。大里の人々の神秘なパワーを感じずにはいられませんでした。
随所に歌われる七夕踊の歌「千歳(ちとせ)まで」は「永遠に」という意味も。永遠にこの踊りが続くことを願う人々の様々な思いを誠心誠意伝えたいと思っています。