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高田観光盆踊り大会(草地おどり)

高田観光盆踊り大会(草地おどり)

祭り紹介

祭り写真館 今年の様子をご覧いただけます。

9/18公開!

歴史約280年の歴史を持つ、大分県を代表する
民俗舞踊

シシゾウ:草地おどりは、いつごろ始まりましたか?

井上さん:江戸時代の享保年間(1716~1736)、8代将軍吉宗の時代に草地村(現在の豊後高田市草地)で盆供養の踊りとして踊り始められたといわれています。昭和8年(1933)、全国郷土舞踊民謡大会で優勝したことによって名声が高まり、豊後高田市民に広く親しまれるようになりました。市内の小中学校では運動会のプログラムに必ず草地おどりを入れるので、市民はほぼ全員、草地おどりを踊れます。豊後高田市はもとより大分県を代表する踊りとして市外からの出演依頼が多く、ヨーロッパ、ハワイ、韓国などで海外公演も行っています。
草地おどり保存会は、昭和42年(1967)、市民有志によって結成されました。保存会は、庶民の盆踊りだった草地おどりを舞台映えのする踊りとして洗練させ、現在踊られる正調草地おどりが完成しました。

シシゾウ:草地おどり保存会について教えてください。

井上さん:総勢約40名で踊り子と囃子方が所属しています。踊り子は19歳から34歳までの独身女性です。囃子方は口説きと呼ばれる唄の唄い手と太鼓と三味線で構成されます。
稽古は盆正月を除く毎週金曜に行います。年に数回、出演依頼を受けて舞台に立ちますが、メンバーの最大の目標は高田観光盆踊り大会のステージです。観客の大半が目の肥えている市民の皆さんなので一番緊張する舞台でもあり、無事にステージを終えると肩の荷が下りたようにホッとします(笑)。

シシゾウ:井上さんも保存会のメンバーだったそうですね。

井上さん:はい。草地おどりは小さいころから踊ってきて、現役時代は囃子方で太鼓を担当していました。青春時代はまさに草地おどり一色で、ベルギーのフォークダンスフェスティバルやアメリカのエキスポなどにも出演させていただきました。現在は3名の指導者の1人として踊り子の育成に取り組んでいます。

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みどころ女踊りから男踊りへ、鮮やかに衣装を早変わり

シシゾウ:正調草地おどりの特徴を教えてください。

井上さん:「レソ」「マッカセ」「ヤンソレサ」「六調子(ろくちょうし)」という4つの踊りで構成されます。レソ、マッカセ、ヤンソレサという名称は囃し言葉に由来します。レソ、マッカセはうちわを手にして踊る優美な女踊りで、ヤンソレサと六調子は躍動感あふれる激しい調子の男踊りです。全体を通してキレとテンポが良く、特に最後の六調子は曲の後半にかけてどんどんテンポアップしていくので盛り上がります。マッカセの後半で、浴衣から法被へと衣装を早変わりするところもみどころです。

シシゾウ:衣装の早変わりはどのように行うのですか?

井上さん:マッカセの後半にさしかかると、踊り子たちは踊りの輪を途切れさせることがないように1人ずつ交代で舞台の袖に引っ込み、急いで着替えを済ませ、踊りの輪に戻ります。私とあと2名の指導者とで衣装替えを手伝うのですが、約5分間で十数人の踊り子を着替えさせなければいけないので舞台袖は戦場です。

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注目ポイント市民チームが踊りの技を競う団体踊り。
保存会の正調草地おどりで熱気は最高潮に

シシゾウ:高田観光盆踊り大会について教えてください。

井上さん:草地おどりをテーマに、市を挙げて行われる盆踊り大会です。内容はコンクール形式で、市民の踊りチームが団体踊りを競演し、踊りの腕を競います。一般の部と子どもの部があり、平成29年には約30チーム、約700人が参加しました。チームの顔ぶれは企業や市民サークル、ボランティア団体などです。「高中Bon Dance」という地元の中学生のチームもあり、上位入賞の常連です。
会場は中央公園イベント広場で、参加チームは高さ8メートルの櫓を囲み、チームごとに列を作って踊ります。それぞれ衣装を揃えた踊りチームが櫓を中心に三重、四重の輪を描く光景は華やかで壮観です。
参加チームが踊るのはレソとヤンソレサの2曲です。前半はレソ、休憩をはさんで後半はヤンソレサを各25分間ノンストップで踊り続けます。それを6人の審査員が櫓の上から見て、踊りの技術、振りの揃い方、衣装などを採点します。私は審査員を務めていますが、最近は参加チームの踊りの水準が上がり、甲乙がつけがたくなっているので採点が難しいです。
団体踊り後半の最後の10分間は、一般の方も飛び入りで踊りの輪に入っていただくことができます。フィナーレを飾るのは草地おどり保存会のステージで、やぐらの特設ステージ上で、番傘をさした唄い手が自慢の喉を披露する口説きと太鼓、三味線の伴奏にのって、踊り子たちが日ごろの練習の成果を披露します。伝統の継承者として研鑽を重ねる踊り子たちの渾身の舞台を多くの方にご覧いただきたいです。

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ふるさと自慢西日本屈指の白ねぎの名産地

シシゾウ:豊後高田市の食の名産品を教えてください。

井上さん:豊後高田市は海の幸、山の幸が豊富です。農産物では白ねぎの生産が盛んです。白ねぎは大分県を代表する郷土料理「だんご汁」に欠かせない具材のひとつで、地元では女性グループが考案したねぎ餃子やねぎサラダなどでもよく食べられます。

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メッセージ正調草地おどりを見てスカッとしてください

井上さん:正調草地おどりは、若さあふれる踊りで、踊り子自身が楽しんで踊っているので、ご覧になる方にも楽しさが伝わり、見終わった後、爽快な気分になっていただけると思います。高田観光盆踊り大会は、正調草地おどりをご覧いただける絶好の機会なので、ぜひ足をお運びください。

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※祭り紹介者 草地おどり 指導者 井上 文子(いのうえ ふみこ)さんにお応えいただいたインタビューをもとに、記事をまとめています。

TV番組情報

放送局

ダイドードリンコスペシャル

響くは声、舞うは花
~草地おどり~

9/9(日)16:00~16:54
OBS 大分放送にて放送!

「仏の里」と称される大分県国東半島の豊後高田市で、300年以上前にうまれた「草地おどり」。庶民の娯楽として広まり、時代とともにお盆の供養踊りとして歴史を紡ぎ、今では県選択無形民俗文化財に指定されています。その長きに渡る伝統を受け継ぐのが「草地踊り保存会」。踊り手は20歳~35歳までの女性20人。年に一度の晴れ舞台、8月の高田観光盆踊り大会に向けて稽古に励んでいます。本番では、保存会は、祭りを締めくくる舞台に登場。浴衣姿の優しい女踊りから法被姿の激しい男踊りへの早変わりを披露し、祭り客を魅了。フィナーレを飾ります。昔も今も変わらず地域の人々をつなぐ絆、心の拠り所となっている「草地おどり」。その歴史と伝統を大切に守り、未来へと受け継ぐ踊り手たちの姿を描きます。

番組の放送局サイトへ

制作担当者からのメッセージ

「草地おどり」は豊後高田市の草地地区で8代将軍・徳川吉宗公の時代に、庶民の娯楽として始まったとされています。その後、昭和8年「第7回全国郷土舞踊民謡大会」で優勝し、一躍その名を全国へ轟かせました。現在年間で、数ある舞台の中でも、毎年8月に行われる「高田観光盆踊り大会」は、故郷を離れた人も、新しくやってきた人も、地域が一つになる祭りとして定着しています。そのフィナーレとして登場するのが「草地踊り保存会」伝統と技を後世に残すべく、昭和40年に発足しました。踊り子たちは、普段は地元の企業などで働く一般の若い女性たち。皆「踊ることが大好き」「舞台に立ち、地域の人に喜んでもらえるのがうれしい」と、先祖から伝わる民俗芸能を心から楽しんでいます。舞台で輝く彼女たちの姿は、地元の子どもたちに夢や憧れを与え、次世代への架け橋となっています。「草地おどり」が紡いできた歴史と、地域で生きる人々の思いに迫ります。

OBS大分放送 テレビ制作部 髙橋 宏明

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TV番組情報

ダイドードリンコスペシャル響くは声、舞うは花
~草地おどり~

9/9(日)16:00~16:54
OBS 大分放送にて放送!

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