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山王祭

山王祭

祭り紹介

祭り写真館 今年の様子をご覧いただけます。

7/9公開!

歴史歴代将軍が上覧。江戸文化を今に伝える

シシゾウ:山王祭は、いつごろ始まりましたか?

嶋崎さん:山王祭は、日枝神社の祭礼です、かつて江戸山王大権現といわれた日枝神社は、徳川家康公が江戸城に入城したときから将軍家の産土神として厚く崇敬され、三代将軍家光公は、江戸城内に入御した神輿をご覧になりました。これが将軍上覧の最初で、この伝統は歴代将軍にも引き継がれ、山王祭は天下祭りと呼ばれて隆盛を誇りました。江戸っ子の間で「神輿深川、山車神田、だだっ広いが山王様」とうたわれてきたように日枝神社の氏子地区は旧麹町、日本橋、京橋、銀座に及び、東京一の広さを誇っています。
日枝神社の御神霊を遷した御鳳輦(ごほうれん)と宮神輿を中心とする王朝絵巻の大行列が氏子地区を巡幸する神幸祭(しんこうさい/じんこうさい)や氏子各町会による神輿渡御など約20の諸祭典が行われる本祭りは隔年の開催で、同じ江戸三大祭りのひとつの神田祭と交互に行われる形になります。

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みどころ世界の銀座をはじめ都心を練り歩く
歴史絵巻の大行列

シシゾウ:神幸祭のみどころを教えてください。

嶋崎さん:勇壮な町会神輿の連合宮入や連合渡御を“動”とすれば、厳粛な中に華麗な王朝絵巻を繰り広げる神幸祭は“静”といえます。

竹内さん:御鳳輦2基、宮神輿1基、山車3台が王朝装束をまとった総代役員や氏子青年約500人に供奉された行列が東京のまん真ん中の氏子地域を約9時間かけで練り歩く光景は壮観の一言です。

嶋崎さん:日本の中枢を巡る神幸祭の巡幸ルートで第一のみどころは皇居のお堀端です。内濠の堤を背景に華やかな時代行列が進むところは、かつて御列が江戸城に入城した様子を彷彿とさせます。桜田門、坂下門を経て、丸の内エリアに入っていくと周囲の雰囲気がガラッと変わり、古風な行列と現代的なオフィス街の対比の妙が楽しめます。江戸のメインストリートだった中央通りを日本橋から銀座にかけて進んでいくところも非常に見ごたえがあります。

シシゾウ:嶋崎さんと竹内さんは、神幸祭に日枝御防講として参列なさっているそうですね。

嶋崎さん:日枝御防講は歴史のある氏子組織です。防ぐという文字が示すように日枝神社の警護役として火事などがあった場合は真っ先に駆けつけ、御神霊を守ってきました。現在の日枝御防講は、一度途絶えたものを今から10年ほど前に氏子有志によって復活したもので、日枝神社を守るという使命を継承し、神幸祭においても警護役として行列の先頭を務めます。

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注目ポイント神輿が魅せる江戸っ子の心意気

シシゾウ:町会の神輿渡御について教えてください。

嶋崎さん:例年、神幸祭の前日の木曜に各町会の神酒所(みきしょ)開きとお神輿の御霊入れが行われます。各町会の神輿は基本的に自分たちの町内を練りますが、町会が連合する行事として神幸祭の翌日の土曜に上町(かみまち)の連合宮入、日曜に下町連合渡御が行われます。

シシゾウ:上町の連合宮入について教えてください。

嶋崎さん:土曜の連合宮入を行う上町は、永田町、隼町、紀尾井町、平河町、麹町、番町・九段の町会の総称で、19町会の代表が集まって糀町惣町睦会という祭礼組織を結成しています。
連合宮入を行う神輿は9基で、九段四丁目の牛若弁慶大山車、九段三丁目の牛若丸大山車、三番町の東郷平八郎元帥の山車3台も参列します。人手不足などにより単独で神輿を出せない町会は、他所の町会と連合して神輿を出し、それも無理なら高張提灯を出すなどして日枝神社に必ず参拝します。それが上町19ヵ町の心意気です。

シシゾウ:連合宮入のみどころを教えてください。

嶋崎さん:氏子中鳶頭木遣りを先頭に、露払い役の獅子、各町会の高張提灯、子どもたちの手古舞(てこまい)に先導された神輿と山車は紀尾井町の清水谷公園を夕刻に出発し、日枝神社を目指します。最大の見せ場は、夕闇が迫る中、日枝神社の男坂と呼ばれる54段の急な石段を各町会がそれぞれ趣向を凝らしながら、神輿を担いで豪快に上がっていくところです。伝統を重んじる町会の神輿は、負荷のかかる後方の担ぎ手たちも平地同様、担ぎ棒にしっかり肩を入れ、江戸っ子の気骨を見せます。

シシゾウ:下町連合渡御について教えてください。

竹内さん:下町連合渡御は、日本橋、京橋、茅場町、八丁堀の4地区の氏子町会が連合して神輿を練ります。平成28年の本祭りには、18の神輿が出ました。平成30年は、参加する神輿が前回より増える予定です。
元々、自分たちの町内を回るだけだった各町会の神輿が一緒に渡御を行うようになったのは平成14年の日本橋と京橋の連合渡御が最初でした。その後、近隣の茅場町や八丁堀の町会にも声をかけて現在の4地区連合という形になりました。
下町連合渡御のスタート地点は茅場町にある日枝神社の摂社です。午前9時ごろ、茅場町の神輿数基が宮出しで出発し、八丁堀エリアを通過するときに、八丁堀の町会の神輿が数基合流し、京橋へ向かいます。下町連合の神輿全基が集結するのは京橋の中央通りで、そこから改めて午後のスタートを切り、全面通行止めされた中央通りを通って日本橋を目指します。下町連合のエリアは日枝神社本社から距離があるので宮入は行わず、日本橋でUターンして解散になります。さらにそこから10基前後の神輿は、日本橋髙島屋を訪問します。

シシゾウ:下町連合渡御のみどころを教えてください。

竹内さん:第一のみどころは朝の宮出しと昼の一斉出発です。大きい神輿だと交代要員を含めて約500人、小さい神輿でも約200人の担ぎ手がつくため、スタート地点周辺は担ぎ手たちで埋め尽くされて壮観です。見事な木遣りを披露する江戸消防記念会の鳶頭衆約100名が先導役を務めます。下町連合渡御のクライマックスは日本橋で、担ぎ手たちが橋の中央で神輿を天に向かって高々と上げる「差し」は最大の見せ場です。
日本橋高島屋で行う差しもみものです。正面入り口前の神輿1基分ほどのスペースに神輿が入れ替わり立ち代わり入って神輿を勇壮に高々と差し上げます。
担ぎ手の法被にも注目していただきたいです。下町連合渡御のエリアは夜間人口が少なく、企業が多く立地しているため、町会は地域住民と企業によって構成され、双方が協力して祭りを支えています。町会神輿の担ぎ手の中には、企業の社名入りの法被を着て神輿を担ぐ社員の方が大勢いらっしゃいます。そんなところも都心が氏子地区の祭りならではだと思います。

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ふるさと自慢江戸前寿司、うなぎなど和食の名店が点在

シシゾウ:日枝神社の氏子地区でおすすめの食を教えてください。

竹内さん:江戸前寿司の本場で、有名店も多いです。

嶋崎さん:名店として知られるうなぎの老舗もあります。

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メッセージ天下祭の名にふさわしい大祭をぜひご覧ください

竹内さん:山王祭は天下祭り、日本三大祭りの名にふさわしい祭りです。江戸時代の祭礼を伝承する神幸祭は本当に華やかで、関東圏でこれだけ大がかりな御列はここだけだと思いますので、ぜひご覧いただきたいです。下町連合渡御に関しては先の話になりますが、東京オリンピック開催の年には、江戸時代に山王祭に出ていて、地方に譲渡された山車が里帰りという形で参加することも計画されています。こちらも楽しみにしていただきたいです。

嶋崎さん:日枝神社は氏子地域が広大であるがゆえに、氏子全町会が揃っての行事ができないのがつらいところではありますが、それぞれの町会は祭りを盛り立てようと色々な場所で色々なことに取り組んでいるので一度ご覧いただきたいと思います。氏子町会の中には週末の連合宮入、下町連合渡御だけでなく、金曜の神幸祭終了後にも神輿を出すところがあるので、都心にお勤めの方も祭りの雰囲気を堪能していただきたいです。

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※祭り紹介者 千代田区区議会 議員 糀町惣町睦(こうじまちそうちょうむつみ)会 副会長 日枝御防講(ひえおふせぎこう) 副講元 嶋崎 秀彦(しまざき ひでひこ)さん、下町連合 代表 竹内 章雅(たけうち あきまさ)さんにお応えいただいたインタビューをもとに、記事をまとめています。

TV番組情報

放送局

ダイドードリンコスペシャル

東京が江戸に戻る日
~赤坂日枝神社 山王祭~

7/15(日)17:00~17:55
MX東京メトロポリタンテレビジョン放送にて放送!

江戸三大祭りのひとつ山王祭は、かつて将軍家の上覧を許された唯一の祭りとし て、 「天下祭」の名で知られていました。その呼び名に相応しく、10日間に渡り盛大に催される祭事には、永田町をはじめ日本橋、八重洲など71もの町会が参加。都心を色とりどりの神輿が染め上げる様は、まさに壮観です。そして山王祭の目玉である神幸祭では、歴史絵巻のような祭礼行列が銀座の目抜き通りを練り歩き、東京の街並が江戸時代にタイムスリップします。そんな山王祭の担い手にスポットライトを当てると、そこには大都会ならではの物語がありました。都市化による住民の減少によって、存続が危ぶまれる中、祭りを支えるのは氏子企業。町会の誇りと伝統を取り戻すため、立ち上がる人々もいます。転都150年を迎えた今年、大都会で紡がれ続ける山王祭に迫ります。

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制作担当者からのメッセージ

「昼間人口が少ない都心の祭りを支えるのは誰か」という視点にこだわり、東京ならではの「祭」の人間模様を追い求め、約1年間の取材を通して見えてきたテーマは「企業が氏子」。東京の中心部に集まる建設会社、百貨店、証券会社、IT企業などの社長が、社員が「天下祭」を支える姿です。東京の中心部は高度成長時代、「住居」から「企業」に変わり、夜間人口が減少。神輿を担ぐ者が消え、担がれていた神輿も消えていきました。しかし、近年、大企業で働く人間が「氏子」となり、消えてなくなった神輿を復活させています。400年以上続く「天下祭り」の歴史は、繁栄と衰退を繰り返しを経て、現代の江戸の初夏を彩っています。普段とは違う東京・江戸の風景をお楽しみください。

制作局制作部 担当部長
大崎雅之

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TV番組情報

ダイドードリンコスペシャル東京が江戸に戻る日
~赤坂日枝神社 山王祭~

7/15(日)17:00~17:55
MX東京メトロポリタンテレビジョン放送にて放送!

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