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亀戸香取神社 例大祭

亀戸香取神社 例大祭

祭り紹介

歴史創建は約1400年前。4年ごとに巡ってくる本社神輿の御神幸

シシゾウ:亀戸香取神社の御創建はいつですか?

香取さん:天智天皇4年(665)です。そのころ、亀戸の一帯は海でした。それは「島」とつく地名が周囲に多く点在していることからうかがえます。社伝によると、藤原鎌足公がおそらく戦のため東国に下向する折、亀の形をした島に船を寄せ、旅の安全と戦勝を祈願して御幣を地面に突き刺し、自分が大切にしている太刀を納めて崇敬する香取神宮の神様をご勧請したのが始まりといわれています。私の遠い祖先とされる初代宮司の香取正基(かとりまさもと)から数えて私は21代目宮司になります。

シシゾウ:本社神輿の御神幸は4年ごとですね。

香取さん:はい。本来は本社神輿渡御と同じ年に氏子町会の神輿の連合渡御も行われていましたが、氏子の皆さんの負担を軽くするため、20年ほど前から本社神輿渡御の翌々年に町会の連合渡御を実施しています。ですから隔年で神輿が出ることになります。連合渡御には16ある氏子町会のうち、13の町会が神輿を出します。13基の神輿が勢ぞろいするところは壮観です。

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みどころ神輿本体の摩訶不思議な動きは
こんにゃくそっくり

シシゾウ:亀戸香取神社の本社神輿が「こんにゃく神輿」と呼ばれるのはなぜですか?

香取さん:「こんにゃく神輿」の名で親しまれている本社神輿が建造されたのは明治15年(1882)です。氏子の職人の方が手弁当で5年近くの年月を費やして造られたそうです。こんにゃく神輿と呼ばれるのは担いだとき、屋根、胴体、台座が別々に動いて、ちょうどこんにゃくを立てたようなぐにゃぐにゃした動きに見えるからです。神輿本体の四方を飾る鳥居と玉垣も左右に動きます。これらは神輿を構成する部材と部材の接合箇所に数ミリずつ遊びを持たせることによって生じます。初めてご覧になる方はおそらく驚かれると思います。昔、私が神馬に騎乗して神輿について歩いていたとき、「神輿が壊れる!」と叫んだ方がいらっしゃいました(笑)。

シシゾウ:なぜ、そのような構造の神輿が造られたのでしょうか?

香取さん:江戸職人の粋(いき)だと思います。江戸の人は羽織の裏地など見えないところに遊び心を凝らすのをおしゃれとみなしました。こんにゃく神輿にもその精神が流れているように感じます。以前、神輿の専門家の方に同じ構造の神輿を造れるかどうかお聞きしたことがあります。できないことはないだろうけれども費用等を考えれば現実にはほぼ不可能だろうというのがその返事でした。文化財としても希少なこの本社神輿を氏子の皆さんはとても誇りに思ってくださっています。私は担いだことがありませんが、担いだ方に聞くと、力がうまい具合に分散され、普通の神輿よりも担ぎやすいそうです。
実は当神社にはもう1基、建造年不詳の漆で黒ずんだ古い神輿があります。こんにゃく神輿はこの神輿をお手本に造られたと考えられ、飾り金具に彫られた年代などから推定すると江東区の神輿で一番古い可能性があります。

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注目ポイント数千人の担ぎ手が参集。炎天のもと、神輿に肩を入れ、気炎を上げる

シシゾウ:本社の神輿渡御のスケジュールを教えてください。

香取さん:当日は朝の6時から神社本殿で神事が行われ、6時半ごろ、神輿を宮出しします。神輿は担がれて参道の大門勝運商店街を通って蔵前橋通りまで出ます。そこからトラックに載せられ、午前中をかけてすべての氏子町会を巡幸します。町会から町会に神輿が移るときには、双方の町会が昔ながらの作法で神輿を受け渡しし、一本締めをする引き渡し式が行われます。
本社神輿渡御の最大のみものは午後1時から目抜き通りを通っての御神幸です。都営大島駅交差点を起点に明治通り西大島交差点、亀戸駅ロータリーなどを経て、午後5時ごろに亀戸香取神社に宮入りします。約2キロの行程は5つの区間に分けられ、各氏子町会は割り当ての区間を担ぎます。また、応援部隊として都内の神輿好きの有志たちも担ぎ手として加わります。おかげさまで亀戸香取神社の神輿を担ぎたいという方は非常に多いです。神輿に触れるだけでもありがたいという方もおられ、毎回、千人を優に超える人が集まります。

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ふるさと自慢亀戸大根は江戸伝統の味

シシゾウ:亀戸の食の名産品を教えてください。

香取さん:江戸野菜の亀戸大根です。亀戸香取神社はかつて亀戸大根栽培の中心地だったことから、境内には地元の料理屋さんが奉納してくださった「亀戸大根之碑」があります。亀戸大根はニンジンを長くしたような細長い形が特徴で、碑は葉の部分を下にした大根をかたどっていて、地元の子どもたちにはロケットといわれています(笑)。当神社で3月上旬の日曜に開催される「亀戸大根収穫祭・福分けまつり」は、地域振興と食育を目的に地区の小・中学校の校庭などで栽培してもらった亀戸大根を奉納してもらうイベントで約20年の歴史があります。

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メッセージスポーツの神様の神輿をどうぞ担いでください

香取さん:亀戸香取神社は私の代になってからスポーツの神様として広く知られるようになりました。例大祭ではスポーツにゆかりの深い神社であることに思いを馳せながら神輿を担ぎ、渡御行列を見ていただければと思います。

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※祭り紹介者 亀戸 香取神社 宮司 香取 邦彦(かとり くにひこ)さんにお応えいただいたインタビューをもとに、記事をまとめています。

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