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国府宮はだか祭の起源は奈良時代にあり、毎年旧暦の正月13日に行われます。厄除けの祈願を込めた「なおい笹」をかかげた数千人のはだか男たちが参集し、午後4時過ぎ、祭の中心的存在である神男がはだか男の群れに飛び込むと、神男に触れて厄を落とそうと凄まじい揉み合いが始まります。この壮絶な揉み合いが祭りの一番の見所です。
放送は終了いたしました。
「はだか祭」、正式には「儺追神事(なおいしんじ)」。およそ1240年前に尾張大國霊神社(国府宮)で行われた厄払いがその起源です。江戸末期に、裸の男たちが凄まじいもみ合いを見せることとなり、現在の形になりました。さらしの胸帯と下帯に白足袋だけの裸の男数千人が、その年に選ばれた唯一人の「神男」に殺到し、厄を落とそうと彼に触れようとします。神男は、絶え間なく迫る荒ぶる男たちの渦に怯むことなく、儺追殿へ向かって行かなくてはならないのです。
番組では、神男に選ばれたその日から、男の日常に密着し、祭り当日までの心模様を描いてゆきます。人々の厄を払うために、身を清める「神」の男。やがて、数千の男に挑むことになります。
そして迎えた祭り当日、髪を切り一際目立つ「神男」は、いざ渦中へと身を投じるのです。

CBC 佐藤浩二
プロデューサー
祭の起源を辿ると、そこには「五穀豊穣の祈り」や「占い」、そして「厄祓い」といった言葉が聞こえてきます。愛知県稲沢市、国府宮で行われる「儺追神事(なおいしんじ)=はだか祭」は厄を祓う神事として奈良時代より伝わる祭です。神男に触れて厄を祓いたいと集まる人は数千。ことにこの経済不況の中、愛知にも「厄」を祓いたい人、祓わねばならない人は多いはず。神男の背負う「厄」もずっしり重くなることでしょう。
ただ一人、数千のはだか男たちの渦へ身を投じる神男。その心境は、荒ぶるはだか男たちとは対照的に「止水」の如きものなのかも知れません。番組では、激動する祭の有様と、神男の「心」を静かに追ってゆきます。
視聴者の皆さんには、見るだけでは「厄」は祓えずとも、神男の姿を知ることで、英気を養って頂きたいと思います。