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えちごせきかわ大したもん蛇まつり

えちごせきかわ大したもん蛇まつり

祭り紹介

歴史「村民全員が楽しめる祭りを」と若者たちが発案

シシゾウ:えちごせきかわ大したもん蛇まつりは、いつごろ始まりましたか?

野本さん:第1回の「えちごせきかわ大したもん蛇祭り」は、昭和63年(1988)に開催されました。祭りを考案したのは、村が人材育成のために始めた「せきかわふるさと塾」の塾生の若者たちです。それまで関川村には集落ごとの祭りはあっても、全村民が参加して楽しめる祭りはありませんでした。村全体の祭りにするために、塾生たちは2つのテーマを選定しました。ひとつは大里峠(おおりとうげ)の大蛇伝説、もうひとつは、昭和42年(1967)8月23日に発生した羽越水害です。大里峠の大蛇伝説は、村を自分の住処にするために水没させようとした大蛇を村人たちが退治するという内容で、関川村の住民にとってはなじみのあるストーリーです。羽越水害は、貴い人命が多数奪われた惨事から得た教訓を後世に伝えていこうということで選ばれました。

シシゾウ:祭りのハイライト、大蛇パレードの大蛇について教えてください。

野本さん:大蛇パレードでは、竹とわらで作った長さ82.8メートル、重さ約2トンの大蛇を村民が担いで村中を練り歩きます。82.8メートルという長さは、羽越水害が起きた8月28日にちなんでいて、平成13年(2001)には「竹とワラでつくられた世界一長い蛇」としてギネスに認定されました。ギネス認定を目指す話は祭りがスタートした当時からあり、念願の世界一が認められたときには、村を挙げてお祝いの会をしました。各集落の集会所には認定証のコピーが飾られています。
ギネス認定はプラスの変化を村にもたらしました。まず、祭りの知名度が上がり、観光客が多数訪れるようになりました。村民の皆さんの意識も変わり、関川村に暮らす誇りと自信がより一層強まりました。

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みどころ大蛇作りは村の総力を結集。
54の集落が分担したパーツを合わせて完成

シシゾウ:大蛇作りについて教えてください。

野本さん:大蛇を竹とわらで作るのは、村にあるもので作るというコンセプトによるものです。大蛇1頭に使用するわらは水田約30アール分です。関川村は米どころで、元々、わら細工の伝統がありました。「せきかわふるさと塾」塾生の畳職人の方のアイデアで大蛇のうろこはわらを編んで表現しています。
大蛇は頭部と胴体で構成され、胴体はさらに54のパーツに分かれます。54というのは、関川村にある集落の数で、各集落でひとつのパーツを作り、54のパーツを最後につなぎ合わせて大蛇を完成させます。この製作方法にも、村民が総力を結集するという祭りのコンセプトが反映されています。
大蛇は3~5年ごとに新調します。現在の大蛇は30周年の平成29年に新調されたもので、9代目になります。

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注目ポイントうねって進んだり、とぐろを巻いたり、
大蛇の動きは本物そっくり

シシゾウ:2日間のスケジュールを教えてください。

野本さん:開催日は羽越水害のあった8月28日直近の8月最終土日です。祭りが始まった当初は8月28日の開催にこだわりましたが、お勤めの人が参加しやすいように現在の日程に落ち着きました。
土曜日は花火大会と大盆踊り大会が行われます。花火大会は、打ち上げ数こそ多くはありませんが、会場の高瀬温泉周辺は盆地で、打ち上げ場所が観客席から比較的近いこともあり、臨場感たっぷりです。アーチ橋の丸山大橋の欄干にセッティングされるナイアガラも見ごたえがあります。
大蛇パレードは日曜の午前9時半の開始です。スタート地点は湯沢地区で、旧米沢街道を通って村の中心部に入り、正午過ぎ、関川村役場にゴールします。なお、平成30年はゴール地点が役場近くの「道の駅関川」になる予定です。大蛇パレードとは別に、園児と小学生が曳く小大蛇(こだいじゃ)のパレードも行われます。小大蛇といっても全長は28メートルあり、キャスターが付いています。

シシゾウ:大蛇は何人で担ぐのですか?

野本さん:胴体のパーツひとつに担ぎ手4人がつく計算です。4×54パーツで216人、それプラス、頭部を担ぐ人で約250人になります。大蛇は見た目以上に重いので、パレードの途中に何度か休憩をはさんで担ぎ手を交替します。その交替要員を含めると最低でも500人の担ぎ手が必要です。500人のうち、約150人は地元の中学生です。毎年、祭りの運営をサポートしてくれる学生ボランティアの皆さんも担ぎ手に加わります。また、一般の方の飛び入り参加も受け付けています。

シシゾウ:大蛇パレードのおすすめの見方はありますか?

野本さん:巨大な大蛇は間近で見ると迫力満点ですが、離れた場所から、グネグネうねりながら進む本物の蛇そっくりの動きを見るのもおすすめです。村を流れる荒川の堤防は高台になっているので、そこから大蛇全体の動きをご覧になれると思います。村の中心部ではコース途中にある国指定重要文化財の渡邉邸の前や館内2階が人気の観覧場所です。
大蛇パレードのクライマックスは、担ぎ手たちが掛け声をかけながらグルグル回って大蛇にとぐろを巻かせるゴールで、本物の蛇を意識した演出になっています。

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ふるさと自慢恵まれた気候風土が育むコシヒカリは絶品

シシゾウ:関川村の食の名産品を教えてください。

野本さん:関川村は、新潟県産コシヒカリのブランド米銘柄で、美味なことで知られる岩船米(いわふねまい)の産地のひとつです。餅米も作られ、地元産餅米で作られる杵つき餅は村民に愛されています。

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メッセージ見物するも良し、担ぐも良し。
勇壮な奇祭をご堪能ください

野本さん:長さ82.8メートル、重さ2トンの手作り大蛇が村内を練り歩く勇壮な奇祭です。大蛇パレードは飛び入り参加OKなので、体験するも良し、見物するも良しのえちごせきかわ大したもん蛇まつりを見に関川村にぜひお越しください。

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※祭り紹介者 関川村役場 野本 誠(のもと まこと)さんにお応えいただいたインタビューをもとに、記事をまとめています。

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