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阿波おどり

阿波おどり

祭り紹介

歴史最古参の連の創設は大正時代

シシゾウ:新のんき連の創立は何年ですか?

池田さん:徳島には1000を超す連(=阿波おどりの踊り子グループ)があり、一番歴史の古い連の創立は大正時代に遡ります。新のんき連は、昭和43年(1968)の創設で、平成30年に50周年を迎えました。のんき連という現存する連の中で一番歴史の古い有名連から独立し、新のんき連を立ち上げた初代連長は、写楽踊りという浮世絵の写楽画のような顔芸で一世を風靡した阿波おどりの歴史に残るスター踊り子でした。私はその方から引き継ぐ形で平成18年に2代目連長に就任しました。私以外にも女性の連長はいらっしゃいますが、男性連長に比べると圧倒的に人数は少ないです。東京には「東京新のんき連」という「新のんき連」の東京支部があり、踊りを通じて交流をしています。

シシゾウ:池田さんは何歳から阿波おどりを踊っていますか?

池田さん:私が初めて阿波おどりに触れたのは小学5年生です。徳島市内の小学校は、運動会のプログラムに阿波おどりを取り入れています。そのとき、指導に来てくださった方に筋がいいと褒められ、実際踊って楽しかったので連に入って本格的に踊りたいと思うようになりました。実際に入連したのは中学3年生で、知人が紹介してくれた「新のんき連」に入りました。中学生で連に入るのは比較的早いほうではありますが、市内には歩けるようになったころから連に入って踊る子どもも珍しくありません。

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みどころ阿波おどりの踊りの型を代表する三大主流

シシゾウ:新のんき連の特徴を教えてください。

池田さん:阿波おどりは男踊りと女踊りがあり、女性の踊り子は、女踊りと男踊りのどちらか好きなほうを選ぶことができます。男踊りについては三大主流といって大きく3つの踊りの型があります。阿呆(あほう)調、娯茶平(ごぢゃへい)調、のんき調がそれで、いずれも歴史のある有名連の名前からとられています。阿呆調は阿呆連を発祥とする踊りで、跳びはねるような激しい暴れ踊りが特徴です。娯茶平調は娯茶平が発祥で、ゆったりしたテンポで腰を低く落とした地を這うような踊りが特徴です。三大主流の中で一番歴史が古いのんき調はのんき連が発祥で、背中をピンと伸ばして爪先立ちで軽快に踊るところが特徴で爪先踊りとも呼ばれます。新のんき連の踊りはベースがのんき調で、演出で暴れ踊りや娯茶平調も取り入れます。
鳴り物も連によって個性があります。笛は六本調子が主流ですが、新のんき連では、それよりも高音の七本調子を採用しています。ピッチの高さに合わせて演奏のテンポも速めで、軽快さを演出しています。

シシゾウ:池田連長は女踊りを踊っていらっしゃいますが、女踊りで大切になさっていることは何ですか?

池田さん:新のんき連の女踊りの特徴は手の動きにあります。現在の振付は私の代になってから変更したもので、より美しく、より華やかに、ということで、指先は天に向け、きれいに高く伸ばして揃えることを意識しています。衣装も華やかさを追求し、浴衣の襟元は一般的な黒ではなく、ショッキングピンクをあしらっています。
入連してから女踊り一筋でやってきた私には秘かな目標がありました。それは、阿波おどり期間中、地元誌の徳島新聞の一面を飾る写真にとりあげられることでした。念願がかなったのは平成29年で、新のんき連の女踊りの写真が一面に大きく掲載され、大感動でした。

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注目ポイント鑑賞するときは、鳴り物の変化や掛け声に着目

シシゾウ:阿波おどりを鑑賞するときのポイントを教えてください。

池田さん:各連は、演舞場などで踊りを披露するとき、観客の皆さんにより楽しんでいただけるように様々な演出を組み込んでいます。鳴り物のテンポが変わったとき、転調したとき、鳴り物の演奏がパタッと止まったとき、「ヤットサー」という掛け声が上がったときは演出上、フォーメーションが変わるなど踊り子たちが何かアクションを起こす合図です。ワクワクしながら楽しみに待っていてください。鳴り物や掛け声の変化を聞き逃さないでいると、いい瞬間が見られると思います。
阿波おどりは予備知識がなくても十分楽しんでいただけますが、事前に、三大主流の踊りの特徴やどの連がどの流れに属しているのかということなどをインターネットなどで予習しておくと、より一層面白くご覧いただけると思います。

シシゾウ:池田さんが考える阿波おどりの魅力はなんでしょうか?

池田さん:よくいわれる「手をあげて、足を運べば阿波おどり」という言葉に言い尽くされていると思います。阿波おどりは型があってないようなものです。手と足を2拍子のリズムに合わせれば老若男女、誰でもすぐに踊れるところが最大の魅力だと思います。
観光で訪れて踊りたくなったという方には祭り当日に参加できる「にわか連」がおすすめです。また、徳島市が主催する「水都とくしま連」は事前に申し込みをすれば、揃いのデザインの浴衣や編み笠など本格的な衣装を着て踊ることができます。

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ふるさと自慢特産の阿波藍は食べても身体にいいスーパーフード

シシゾウ:徳島市のおすすめの食の名産品を教えてください。

池田さん:徳島は染色に用いる阿波藍の産地ですが、近年は食用の藍がスーパーフードとして注目されています。抗酸化作用のあるポリフェノールの含有量が高く、お茶やお菓子、料理など様々な形で商品化されています。

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メッセージ阿波おどりの伝統を紡いでいくことが課題です

池田さん:阿波おどりという徳島が誇る芸能を後世につなげるために伝統を紡いでいくのが使命だと思っています。少子化で年々、阿波おどり人口は減っているので、このままではいけないという危機感はかなりあります。私が小学校で阿波おどりに触れ、感動して連の門を叩いたように今の子どもたちにも阿波おどりを踊りたいと思ってもらえるように普及活動にも積極的に取り組んでいきたいです。

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※祭り紹介者 新のんき連 連長 池田 順子(いけだ じゅんこ)さんにお応えいただいたインタビューをもとに、記事をまとめています。

TV番組情報

放送局

ダイドードリンコ日本の祭り

だから僕らは夏を踊る
~令和を彩る阿波おどり~

9/21(土)15:00〜15:55
JRT四国放送にて放送!

江戸時代の盆踊りに端を発するともいわれる徳島の阿波おどり。踊り子と鳴り物で構成される踊りグループ、“連”の数は有名連だけで70を超え、それぞれの“連”が独自の伝統と踊りを守り続けている。新元号に変わり初めて開催される今年の阿波おどりで若き踊り手たちは何を思い踊るのか?名物連長の孫として生まれた反発からかこれまで遠ざけていた阿波おどりに今年初めて挑戦する20歳の青年。台湾人の母を持ち両国の文化の架け橋としてポスターモデルに選ばれた美しき女性の踊り子。青春の全てを阿波おどりに費やし、去年から“連”の若返りを任され一念発起する若き副連長。それぞれが夏本番に向けて、踊りに正面からぶつかる姿をカメラは追う。

番組の放送局サイトへ

制作担当者からのメッセージ

6月を過ぎたあたりから阿波おどりの練習は本格化します。夕暮れに笛や鉦の音が聞こえだすと徳島の人間は夏の訪れを実感します。約400年以上にわたり受け継がれてきた阿波おどりですが、その様式は徐々に変化をしています。江戸時代に徳島城下で踊られた盆踊りをルーツとしていて、昭和初期ごろまでは決まった形はなく通りのあちこちで自然発生的に踊られていました。しかし、戦後になって観光客に向けた桟敷席が設けられると徐々に“見せる踊り”へと変化していきました。
それぞれの連は伝統を守りながらも自分たちで新たな踊りを見出そうと必死に頑張っています。
新たな時代に彼らがどんな踊りを見せてくれるのかぜひ楽しみにご覧下さい!

ディレクター 森川 泰輝

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TV番組情報

ダイドードリンコ日本の祭りだから僕らは夏を踊る
~令和を彩る阿波おどり~

9/21(土)15:00〜15:55
JRT四国放送にて放送!

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