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吉村作治先生の祭り考察 エジプト考古学者、吉村作治名誉教授のブログ

※このページは吉村作治先生からの寄稿を原文のまま公開しています。

2017年8月のアーカイブ


深川八幡まつり

2017年08月30日

東京都江東区富岡の富岡八幡宮の例祭です。子供の頃から富岡の祭りはすごいもので三社祭りや神田祭りにひけをとらないもので、夏の暑さをしのぐため、沿道の人々がバケツで水をかける水かけ祭りといっているものだと聞いていましたが、行ったことはありませんでした。しかし子供神輿、おとな神輿、よそからの助け神輿を入れると120基を超す神輿が出、富岡八幡宮の氏子衆の神輿だけでも50基をこえる神輿が揃う神輿オンパレードです。1基3トンから4.5トン近くあり、担ぎ手が1基200人と並外れたスケールの祭りです。今回は水かけよりも大雨の力の方がまさっていましたが、トラックの荷台にミニプールを作って水をかけるなどダイナミックなものです。もともと水をかけるのは、暑さよけではなく、お清めの意味があるのですが、8月の真夏ですから暑さをしのぐのにも利用したのでしょう。
富岡という地名も、この近くに小高いところはないのになあと地元の人も首をかしげていますが、日本には富岡という地名は多く、そこには必ず神社があります。きっと江戸前のいい立地で豊かなところだったのでしょう。そうでないとこんな立派な神輿は持てません。

ワッショイワッショイワッショイと威勢のいい担ぎ手のかけ声に町中が一体となって祭りを楽しんでいる様は江戸の華やかさを思い浮かべさせてくれます。

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鬼来迎

2017年08月30日

千葉県山武郡横芝光町虫生地区に伝わる祭事です。総戸数30戸にも満たない横芝光町の一地区虫生地区に、鎌倉時代から伝わる伝統芸能です。勿論、民俗芸能もカテゴリー的には祭りの中に入っていますが、儀式はなく、村人を集めて、盆のお施餓鬼の後の楽しみとして村人が演じるものです。演者はよそ者を入れず、保存会の役員の方も「いつまで続くのか」とおっしゃるくらいのものです。
地元の人も地獄劇とよんでいますが、仏教の伝道劇としての位置付けがされているものではないかと私は思います。すなわち、悪党は地獄へ落ち、そこで赤鬼などの鬼にいじめられますが、仏教を信ずると菩薩がやってきて悪党といえども救ってくれるのだということを劇で示した、仏教の徳を字の読めない人々に知らしめるものです。

一時間余りで仏教の効用がわかるのですから素晴らしいものです。小雨降る中、お盆の明けということもあり、100人余りの村人が見学に来ていました。

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祭り軍団座長 吉村作治 東日本国際大学学長・教授 早稲田大学名誉教授 NPO 日本の祭りネットワーク副理事長

エジプト考古学者(工学博士)
1943年生まれ。早稲田大学入学後の1966年アジア初のエジプト調査隊を組織し現地に赴く。以来、半世紀にわたり発掘調査を継続。「第2の太陽の船」発掘・復原プロジェクトでは、 本格的な修復作業が進んでいる。この8月から新たに「クフ王墓探査計画」を開始。動画サイト「吉村作治チャンネル」では、祭りをはじめ様々な話題を、ほぼ毎日配信中。

公式HP
吉村作治のエジプトピア

http://www.egypt.co.jp/

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