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吉村作治先生の祭り考察 エジプト考古学者、吉村作治名誉教授のブログ

※このページは吉村作治先生からの寄稿を原文のまま公開しています。

2016年7月のアーカイブ


御宝殿 熊野神社の祭礼

2016年07月25日

福島県いわき市錦町にある熊野神社の祭礼でした。この祭りは神事と民俗芸能が1体となって行われる祭礼です。創建は807年(平安時代大同2年)のことで1200年以上もたっています。
この祭礼の見どころは何と言いましても稚児田楽です。田楽というのは田植から収穫までの農耕のもようを儀礼化して表現する芸能なんです。それを8名の小学生が演じるわけです。その中の2名は露払いで、うすい板のついた小さな鉾竹をもち、残りの6名はひのきの薄い板を麻紐でとじた「びんざさら」という楽器をザラッザラッと両手でアコーデオンをひくような形で音を立てて鳴らしながらゆっくり舞うのです。8人は露払いの子がもつでんでん太鼓のような楽器に描かれた白地にうさぎ、赤地にやたがらすの対立した組に分かれて向い合い、大人が奏でる笛と太鼓に合わせて舞うわけです。舞は東西南北に向きを変えたり、対角線に位置を入れ替わったりして何回もそれをくり返します。1回の舞は約15分ですが、子どもたちはくたくたの様子です。この舞を2日間に7回奉納します。

その後風流といわれる獅子舞が高いところに作られた舞台で舞われます。獅子舞といいましても頭にかぶっているものが白鷺、青龍、雌雄の鹿、そして獅子と4種類のものでそれをかぶった踊り手によって舞われます。赤と白の布を先にまいた長竹棒を立てる鉾立て儀式などがあって2日間の行事が終わります。祭りとしましては1日目の神楽、神輿出しなどひととおり揃ったいい祭りでした。

吉村作治

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祭り軍団座長 吉村作治 東日本国際大学学長・教授 早稲田大学名誉教授 NPO 日本の祭りネットワーク副理事長

エジプト考古学者(工学博士)
1943年生まれ。早稲田大学入学後の1966年アジア初のエジプト調査隊を組織し現地に赴く。以来、半世紀にわたり発掘調査を継続。「第2の太陽の船」発掘・復原プロジェクトでは、 本格的な修復作業が進んでいる。この8月から新たに「クフ王墓探査計画」を開始。動画サイト「吉村作治チャンネル」では、祭りをはじめ様々な話題を、ほぼ毎日配信中。

公式HP
吉村作治のエジプトピア

http://www.egypt.co.jp/

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