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吉村作治が観た!日本の祭り

朝比奈大龍勢

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龍勢という催しは日本全国4ヵ所でやっているとのことです。しかしここ朝比奈のものが一番だと言われています。もっとも日本の祭りでは、その地のものが日本一と言うならわしがありますが。

もともとのろしが起源だということで、火薬を使わないとはじまりません。
中国ののろしが起源でしょうが、地元では武田軍と今川軍の戦いが始まりと言われているようです。とすると4~500年の歴史があると思いますが、書物に書かれて残っているものは明治12年ということのようです。
この催しは近くの六社神社の祭事のときの余興のひとつとして始まったと考えるのが一番妥当のような気がします。
私が会場に着いたとき、六社神社の神輿や行列が会場の近くを通りすぎていきました。
町としては岡部町というところで、会場は田んぼの真ん中に20mの鉄の矢倉を組み、そこに吹き筒と呼ばれる真竹をつけ、吹き筒は尾という竹の棒に支えられて、その先に「ガ」と呼ばれるボール紙で作った筒をつけ、その中に曲花火という、うたが書かれた紙や火薬やト型の落下傘が詰められています。吹き筒にはお酒やお茶で適度に湿らされた火薬が、前の夜に詰め込まれていて、導火線で火がつけられます。
ですから前の夜は次の日、本番の日がどんな天気になるか心配なのだそうです。
今回は典型的な日本晴れで、それを予想した連(町の地区毎の集まり)が勝つのだとのこと。もちろん勝ち負けはそれぞれが判断して、審査みたいなことはないそうです。
「ガ」は100mから200m打ち上がるのですが、丁度最高度のところで「ガ」が割れ、中の具が出てきて、それが下降するときに再度花火として、空中に散り、それを龍を呼んでいるそうです。
青、赤、黄、緑と彩られ、その間を落下傘がゆったりと降りていきますが、その時のさまをあらかじめ「うた」に詠んであります。
「桜」が詠まれていれば3,000のピンクの紙キレが大空を舞います。
頂点前にはじけるのをイキと呼び、恥ずかしいのだそうです。
昼間20の龍勢が打ち上げられましたが、今年はひとつも失敗はなかったようです。
5、7、5、7、7のうたはそれぞれ個性豊かで、中にはミッキーマウスが出たり、第二東名道路も出たりしてなかなかおもしろかったです。
2年に1回のために町の人は知恵を絞るのだそうですから、いい形の日本が保たれています。
また、ひとつの連にいくつかのスポンサーがつき、打ち上げ前にそのスポンサー名が読まれます。もちろんダイドードリンコもそのひとつとして支えていました。

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