吉村作治が観た!日本の祭り
竹ン芸
長崎市伊良林の若宮稲荷神社の祭事で奉納される「竹ン芸」という民族芸能は、独特なものです。歴史は古く今から250年も前から行なわれているものと言われています。
稲荷神社ですからキツネがつきものでして、竹の柱にキツネの面をつけて登るものです。
しかも通常神社に奉納する芸能は成人男子が演ずるものが多いのですが、ここでは子どもも参加します。
しかも高さが12m(子どもは半分)もあるものですから、それに合う竹を探すのが苦労だと伺いました。
お稲荷さんの祭りといえば初午が有名ですが、ここ若宮稲荷は10月14日、15日と決まっています。
日本では動物が神さまになる例は少ないですが、古代エジプトでは神さまが動物の姿をしている例が多いのです。キツネはいませんが、ジャッカル(山犬)、猫、犬、ワニ、トキ、ハゲワシ、タカ等です。古代エジプト人は人間の力を超えた力をもっている動物を神と考えたわけです。
しかし日本人は神さまの形は見えない方がいいと考えたのかもしれません。むしろ動物は人間と神さまの間を仲介すると考えていました。
そういう意味ではキツネもそういう存在かもしれませんが、毎月22日には稲荷さまにあぶらあげにごはんを詰めたいなりずしをあげるのは、キツネがあぶらあげが好きだからなのですから、キツネを神さま扱いしているのかもしれません。
さていよいよ竹ン芸が始まりました。まず、お囃子の紹介があって、子ギツネが登場しました。子ギツネの登る竹は少し低いです。
しかし子どもはすいすいと登り、途中で芸もしてくれました。また、てっぺんでモチを投げるときがかわいかったです。
四方くまなくまいたあと、ひとつを残して口にくわえました。自分のために残したのかと思いましたら、降りてきて自分の学校の先生に手渡しをしていました。こんな風景ってまだあるんです。
そして大人です。女ギツネと男ギツネの2匹(人)―両方とも男の人だそうです―つづけて登っていきました。途中で逆になったり、股を開いたり、いろいろな芸をしながら登り、てっぺんで出初式のトビのように水平になって1回転しました。かなり訓練を積んでいる様子です。
次に女ギツネがモチをまき、拍手喝采を受け隣の竹をすべり降りると、男ギツネがやおら、ふところから白いニワトリを取り出しほおり投げたのです。ニワトリは飛ぶことなく地面におち、無事に女の子に拾われました。その娘がもって帰っていいのだそうです。
何故ニワトリなのか誰に聞いても分かりません。330年余の歴史の中、ずっとそうしていたそうです。
約1時間、まわりには2千人近くの人が狭い境内にひしめいていました。とてもユニークな祭りです。
しかし日本人は神さまの形は見えない方がいいと考えたのかもしれません。むしろ動物は人間と神さまの間を仲介すると考えていました。
そういう意味ではキツネもそういう存在かもしれませんが、毎月22日には稲荷さまにあぶらあげにごはんを詰めたいなりずしをあげるのは、キツネがあぶらあげが好きだからなのですから、キツネを神さま扱いしているのかもしれません。
さていよいよ竹ン芸が始まりました。まず、お囃子の紹介があって、子ギツネが登場しました。子ギツネの登る竹は少し低いです。
しかし子どもはすいすいと登り、途中で芸もしてくれました。また、てっぺんでモチを投げるときがかわいかったです。
四方くまなくまいたあと、ひとつを残して口にくわえました。自分のために残したのかと思いましたら、降りてきて自分の学校の先生に手渡しをしていました。こんな風景ってまだあるんです。
そして大人です。女ギツネと男ギツネの2匹(人)―両方とも男の人だそうです―つづけて登っていきました。途中で逆になったり、股を開いたり、いろいろな芸をしながら登り、てっぺんで出初式のトビのように水平になって1回転しました。かなり訓練を積んでいる様子です。
次に女ギツネがモチをまき、拍手喝采を受け隣の竹をすべり降りると、男ギツネがやおら、ふところから白いニワトリを取り出しほおり投げたのです。ニワトリは飛ぶことなく地面におち、無事に女の子に拾われました。その娘がもって帰っていいのだそうです。
何故ニワトリなのか誰に聞いても分かりません。330年余の歴史の中、ずっとそうしていたそうです。
約1時間、まわりには2千人近くの人が狭い境内にひしめいていました。とてもユニークな祭りです。
祭り軍団座長


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