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吉村作治が観た!日本の祭り

青森ねぶた祭

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「日本の祭り」の中の定番の「ねぶた」「阿波おどり」「おわら風の盆」の中でも、この青森のねぶたは勇壮である。約1時間半の間に22台のねぶたが青森の町の中を練り歩く。ねぶたの5日間で350万人以上の人が観たり踊ったりするわけで、リオのカーニバル以上のものではないかと思う。―――もっとも、リオのカーニバルに行ったことがないので、比較することはできないが。

ねぶた(大型の山車と考えていただくといいかもしれません)とお囃子、そしてハネト(はねる人と書きます)のアンサンブルがとてもいいのです。そして沿道の皆さん、しかも椅子を出したり、桟敷まで作っている団体もあるくらい皆さん熱心なのです。しかもねぶたは青森市だけでなく同じ時期に弘前はねぷた、五所川原市は立ちねぶた、そしてその他の青森県の各市町村では50を越すところがねぶた祭りを催すのですから、青森県というより、ねぶた県と言った方がいいのかもしれません。
毎年夏になるとツアーで「東北三大祭り巡り」なる企画ができるのだそうですが、その中心はこのねぶたなのです。期間中、飛鳥をはじめ大型客船が青森港に停泊し、最終日の夜の海上運航の後、大花火に送られて出航するのです。
私も子供の頃からこのねぶたは知っていましたが、今から5年前に初めて見まして、思った以上の迫力におどろかされました。
このねぶたのテーマは日本の武者か中国の歴史上の人物や出来事です。これに今年はダイドードリンコが応援している市民ねぶたの主催者が、勇気ある心でエジプトものに挑戦してくれました。題して「ファラオ、ラムセス二世」です。
ねぶたの題材がタクラマカン砂漠を越え、西に行ったことは初めてです。このねぶた自身の歴史はおそらく何百年だと思いますが、少なくとも今の系列は5,60年だと思うのですが、その中でもシルクロードを西へ行った初めてのことと思います。しかもクライマックスの8月5日(火)は、先頭を切って運行しました。一瞬、沿道の人は「おや、見たことのない人物だ!」と思ったことでしょう。ラムセス二世が弓を矢をもって遠くを狙っている構図はすばらしいものでしたから、観客の中から一斉に拍手が出ました。
私もねぶたに関しましては、ハネトだけでなくお囃子やねぶたを引っぱるのや、かつぎねぶたといって1人で小型のねぶたを運んで歩くのまでいろいろやってきましたが、その魅力は尽きるところがありません。「らっせ らっせ らっせら」というかけ声と共に一夜を過ごすと、頭にすり込まれて夜なかなか寝つけないのです。

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