吉村作治が観た!日本の祭り
神と紙の郷の春まつり
福井県越前市、といってもまだなじみのない町ですが、もともとは源氏物語で有名な、そして古代からずっと国府のあった武生の祭りだ。武生の大滝神社は和紙では日本一の町だ。日本でも紙の祭りはここだけであろう。
越前市には大滝・不老・岩本・新在家・定友の5つの地区があり、これらの地区が1000年以上日本の和紙の大産地としての武生を形づくってきた。私も絵や書をするので和紙のいいものを探すのが大変だ。また、私の専門のエジプトは紙の起源であるパピルスで有名なので、とても関心が強い。
ここ武生には道祖神ならぬ紙祖神をまつっている大滝神社がある。ここでは神輿をかつぐ人、駕輿丁番(かよちょうばん)が主役となる。
御多聞にもれず大滝地区では、この駕輿丁番になる若者が十分にそろわないので、他の4地区に呼びかけて助人を頼むのだそうだ。ともかく日本全国ほんの一部を除いて、祭り人の中心となる若者の都会への流出がはなはだしく困っている。
しかし都会からサポートする若者がやって来たり、ボランティアの青年がやって来たりしながら、今のところやりくりしているのが現状だ。これはこれで新しいトレンドとして歓迎すべきことではあるのだが、地方活性化、地方主権化を唱えている行政や政治家たちは本当にこのことを知っているのか、対策をもっているのか疑問だ。しかし越前市長はお話ししてみるととても前向きだ。
それよりも感心したのは市庁舎が大正時代に建てられたものなのに、建て直しをする予定がないと言うのだ。これより前に市内の小中学校の耐震工事が先でしょうと言って、市役所の職員からブーイングされているそうだ。
しかしこういう方が市の行政をしていただくことが日本を良くすることではないかと、祭りとは別に感じた。市長は大の祭り好きだとのこと。しかし、この産業と結びついた祭りは市の財政を強めるから応援している、とはっきりとおっしゃっていた。これは今後の日本の祭りの方向のひとつだと思う。
ここ武生には道祖神ならぬ紙祖神をまつっている大滝神社がある。ここでは神輿をかつぐ人、駕輿丁番(かよちょうばん)が主役となる。
御多聞にもれず大滝地区では、この駕輿丁番になる若者が十分にそろわないので、他の4地区に呼びかけて助人を頼むのだそうだ。ともかく日本全国ほんの一部を除いて、祭り人の中心となる若者の都会への流出がはなはだしく困っている。
しかし都会からサポートする若者がやって来たり、ボランティアの青年がやって来たりしながら、今のところやりくりしているのが現状だ。これはこれで新しいトレンドとして歓迎すべきことではあるのだが、地方活性化、地方主権化を唱えている行政や政治家たちは本当にこのことを知っているのか、対策をもっているのか疑問だ。しかし越前市長はお話ししてみるととても前向きだ。
それよりも感心したのは市庁舎が大正時代に建てられたものなのに、建て直しをする予定がないと言うのだ。これより前に市内の小中学校の耐震工事が先でしょうと言って、市役所の職員からブーイングされているそうだ。
しかしこういう方が市の行政をしていただくことが日本を良くすることではないかと、祭りとは別に感じた。市長は大の祭り好きだとのこと。しかし、この産業と結びついた祭りは市の財政を強めるから応援している、とはっきりとおっしゃっていた。これは今後の日本の祭りの方向のひとつだと思う。
祭り軍団座長


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