吉村作治が観た!日本の祭り
長浜曳山まつり
曳山は全部で13基あります。その内、歌舞伎狂言を上演する曳山の数が12あり、歌舞伎狂言を上演しない曳山1基は、「長刀山」と呼ばれ、他の12基とは形も異なります。歌舞伎狂言は毎年4台づつやり、3年経つと又廻ってくるというシステムになっているのだそうです。何故4台で区切っているかを聞きましたところ、ひとつの曳山で演じられる演目に約40分かかり、市内3ヵ所でやると12台では朝までかかってしまうので、そうするとこどもは寝てしまうため4台にしているとのことです。しかも日にちが決まっているため本宮まつりが必ずしも休日にならず、こどもたちは学校にいきながら演ずるという大変な祭りなんです。
前日のこどもたちのお披露目練り歩き、夕渡りとよばれている儀式はとても盛り上がります。今回は滋賀県知事も出席され、こどもたちに混じって練り歩かれていました。当日の本番はやはりこどもたちにとって大舞台。その緊張ぶりは大変なものです。もちろんセリフが出てこないとか、間違えることもあるのでしょうが、皆さんそれなりに上手にこなしていました。
見ていますと本人よりも親たちの張り切りようというか、緊張はすごいもので、舞台の真下に陣取って、セリフを言ったり、身ぶりで所作を教えたりしていてとてもほほえましく思いました。一家どころか親戚一同、他県に行った人までも集まってくるのだそうです。又とてもかわいいのです。もちろん歌舞伎ですから全部男の子です。
義経千本桜で静御前を演じた子は、とても男の子にはみえませんでした。こどもが主役で、ちょっと前に舞台にのったり、手伝った若衆が曳山をひっぱったりしながら地域社会を守っている姿をみていますと、日本にとって祭りは不可欠なものなんだと実感します。
こどもの祭りだけあって、悪酔いしている大人が少ないのにも感心しました。
祭り軍団座長


長浜でシャギリ(長浜では囃子の事をこう呼ぶ)に携わっている者ですが、本当に多種多様に渡り皆の協力がないと成り立たないお祭りです 一度見て頂いただけでは深い所までは判って貰えないので、二年、三年と足を運んで貰って祭りを知って頂きたいと思います