吉村作治が観た!日本の祭り
蘇民祭に参加しました
去る2月13日、14日(正確には13日の夜から14日の早暁)に岩手県水沢(奥州市)の黒石寺(こくせきじ)の蘇民祭に行きました。この祭りは裸祭りで、日本全国にたくさんあるひとつです。しかし今年のポスターがセクハラだとインターネットのサイトにある主婦が書き込んだのを気にして、JR東日本が駅貼りポスターの掲示を拒否したことから全国的に有名になり、50社近いマスコミが押しよせ大にぎわいでした。例年300名くらいのおちついた祭りなのに、今年は倍以上(一説には1,000名)の人が押しよせました。
薬師堂前の広場はびっしりと人がいて、クライマックスの蘇民袋争奪戦のころには足を踏み込むスキがありませんでした。ふんどしだけをつけた男たち約100人が狭い薬師如来坐像(国の重要文化財に指定されている)がまつられているお堂の前に、立つ場所もないくらい湯気をたてながらひしめきあっているのですが、その風景はすごいものです。一昨年岡山の西大寺で経験しましたが寒いなんてものじゃありませんでした。
祭りは約8時間かけて5つの儀式をします。この日は大雪の日でしてとても幻想的でした。林の間に雪がしとしとと降っていたのです。そしてクライマックスの蘇民袋争奪戦は早朝5時すぎに始まりましたが、裸の男たちの皮膚は硬く固まっていました。この儀式は将軍木(かつのき)で作った小間木(護符)を入れた麻の袋(蘇民袋)を合図とともに集まった裸男によって取りっこするというものです。小間木はたくさんありますので見物人もふくめてもらえるのですが、麻袋はひとつです。その縛り口を押えた人が優勝というのですが、最後は雪の畑でやるわけです。ものすごい様子に見物人も声が出ません。
今年はテレビのライトとスチールカメラのフラッシュで情緒が消えたと老人が怒っていました。「月あかりで十分じゃ」と言っていた老人の言葉がひびいていました。もともとまっぱだかになるのは、神さま仏さまの前で謙虚になり、お教えを率直に全身で受けますという誓いの姿なんですから、報道カメラがそれをひきさくのはいかがなものかと古老がつぶやいていました。しかし檀家が10軒近くになってしまった黒石寺にとっては、とてもいい広報になったという意見もありました。住職は早大出の女性だったのも私にとっては新鮮でした。
祭りは約8時間かけて5つの儀式をします。この日は大雪の日でしてとても幻想的でした。林の間に雪がしとしとと降っていたのです。そしてクライマックスの蘇民袋争奪戦は早朝5時すぎに始まりましたが、裸の男たちの皮膚は硬く固まっていました。この儀式は将軍木(かつのき)で作った小間木(護符)を入れた麻の袋(蘇民袋)を合図とともに集まった裸男によって取りっこするというものです。小間木はたくさんありますので見物人もふくめてもらえるのですが、麻袋はひとつです。その縛り口を押えた人が優勝というのですが、最後は雪の畑でやるわけです。ものすごい様子に見物人も声が出ません。
今年はテレビのライトとスチールカメラのフラッシュで情緒が消えたと老人が怒っていました。「月あかりで十分じゃ」と言っていた老人の言葉がひびいていました。もともとまっぱだかになるのは、神さま仏さまの前で謙虚になり、お教えを率直に全身で受けますという誓いの姿なんですから、報道カメラがそれをひきさくのはいかがなものかと古老がつぶやいていました。しかし檀家が10軒近くになってしまった黒石寺にとっては、とてもいい広報になったという意見もありました。住職は早大出の女性だったのも私にとっては新鮮でした。
祭り軍団座長


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