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山口祇園祭

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:KRY山口放送
放送
:8/24(土)9:25〜10:20

ダイドードリンコ日本の祭り

山口祇園祭~西京の風韻~

山口祇園祭

裸坊の勇ましい練り歩きに子供神輿の元気な掛け声…。普段は静かな街に、祭りが活気を与えます。西の京・山口の夏を彩る『山口祇園祭』は今から約600年前、周防国(現・山口県東南部)の守護・大内氏によって京都から伝えられました。“祇園”の名を持つ祭りは全国各地に伝わりますが、『山口祇園祭』はその中でも最も古いものと考えられています。特に祭りの初日に奉納される『鷺の舞』、白鷺の衣装をまとった若者による演舞は2分ほどしかありませんが、これまで途絶えることなく、京都から伝わった当時のままの形を残しています。祭りから見える西の京・山口の歴史…。6世紀もの間、脈々と受け継がれてきた伝統の夏祭りは、古(いにしえ)と現代、それぞれの街の姿を映し出します。

祭り紹介

  • 祭り写真館

山口祇園祭

約600年前、室町時代に守護大名・大内氏が京都から勧請した八坂神社の例祭。京都から伝わった当時のままの演舞を地元住民が代々守り伝えてきた「鷺の舞」に始まり、三基の神輿と祇園囃子を奏でる山車は駅前通りを練り歩きます。“西の京・山口”に夏の訪れを告げる祭りは、一週間続きます。

開催日
7月下旬
場所・アクセス
山口県山口市上竪小路 八坂神社

■電車
JR山口線「上山口」駅下車、徒歩約15分。
バス
JR「新山口」駅より「県庁前」行き防長バスで約36分、「野田学園」下車、徒歩約1分。
お問い合わせ
八坂神社社務所/083-922-0083

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

歴史守護大名・大内氏が京都から神社と祭りを移入

シシゾウ:山口祇園祭は、いつごろ始まりましたか?

俵田さん:山口祇園祭は、山口で京都を模したまちづくりを行っていた守護大名の大内弘世(おおうちひろよ)が応安2年(1369)に京都から勧請した「祇園社」を前身とする八坂神社の祭礼で、祭りの内容も京都の祇園祭をお手本にしています。

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みどころ神輿、鷺の舞、市民総踊りと見どころは盛りだくさん

シシゾウ:スケジュールを教えてください。

俵田さん:開催期間は7月20日から7月27日までの8日間です。昔は連日、様々な催しがありましたが、現在、行事が行われるのは初日の御神幸(ごじんこう)、中日の御中日祭(ごちゅうじつさい)、最終日の御還幸(ごかんこう)の3日間です。同日、市内中心部の商店街では夜市も開催されます。
祭りの中心は神輿渡御です。御神幸の前日には、三基の神輿に八坂神社の御神体を遷す神事が行われます。
御神幸当日は、神輿の出発に先立ち、境内で浦安の舞と山口県の無形民俗文化財に指定されている「鷺(さぎ)の舞」が奉納されます。鷺の舞も京都の祇園祭から取り入れられたもので、鷺を模した頭の造り物と羽をつけ、雌雄の鷺に扮した成人男性2人が優美に舞います。舞が終わると、三基の神輿は裸坊(はだかぼう)と呼ばれる上半身裸にさらしを巻いた男衆に担がれ、約2キロ離れたJR山口駅のそばの御旅所まで練り歩きます。
御中日祭のメイン行事は、市民総踊り「やまぐちMINAKOIのんた」です。「大内の殿様」という山口市民に親しまれている盆踊りを約1500人の市民がメインストリートの商店街で練り踊ります。
最終日の御還幸は、御旅所にお渡りしていた神輿が神社にお帰りになります。この日、神輿の一基は女性が担ぐ女神輿になります。

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注目ポイント裸坊が繰り広げる勇ましい練り。御還幸の女神輿は祭りの華

シシゾウ:山口祇園祭の神輿の特徴を教えてください。

俵田さん:三基の神輿は京都の祇園祭と同じ八角神輿、六角神輿、四角神輿で、八角神輿はアシナヅチノミコト・テナヅチノミコト、六角神輿はスサノオノミコト、四角神輿はクシナダヒメノミコトの御神体を遷しています。また、神輿の露払いとして眞車山(しんぐりやま)と菊水鉾(きくすいぼこ)という2基の山車(山鉾)が祇園囃子を奏でながら運行します。
山口の神輿の特徴を一言で表すと、派手な神輿です。八坂神社の御祭神の一柱が荒ぶる神様として知られるスサノオミコトということもあり、神輿の総大将(総指揮者)の「走れ」という合図でいきなり走り出したり、旋回したりするなど、三基が競って勇ましい神輿ぶりを披露します。昔は興奮しすぎて喧嘩になることも珍しくなかったようで、喧嘩神輿の異名がありました。今はさすがにそのようなことはありませんが、普段はおとなしくても、さらしを巻くと目の色が変わる裸坊は少なくなく、祭り男の血が流れているのを感じます。
子ども神輿も出ます。少子化で途絶えていたのを十数年前に山口祇園祭振興会が復活させました。私は小さいころ、子ども神輿を担ぎながら大人の神輿を見て、「いつか自分もあの神輿を担ぎたい」と憧れたので、今の子どもたちも子ども神輿を担いで祭りの魅力に触れることによって将来、祭りの担い手になってくれれば嬉しいなと思っています。

シシゾウ:女神輿の歴史は古いのですか?

俵田さん:始まったのは20年ほど前です。一時期、人員不足で行うことができなかった御還幸を復活させるにあたり、市民の皆さんに関心を持ってもらえればということで企画されました。女性が担ぐのは女の神様を遷した四角神輿です。揃いの鉢巻と法被を着け、重量が1トン近い神輿を元気に担ぐ女神輿は注目の的です。担ぎ手は一般公募していますが、希望者が多くてお断りを出す年もあるほどです。八坂神社は夫婦円満や縁結びの神様でもあるので、神輿を担ぐことで御利益を期待する人も多いそうです。

シシゾウ:神輿のおすすめのみどころを教えてください。

俵田さん:商店街と駅前通りが交わる交差点で神輿三基が揃って、一斉に神輿をグルグル旋回させる練りを披露するところは最大の見せ場です。この三基揃っての練りは御神幸と御還幸の両方で行います。
見物するのもいいですが、裸坊の一員になって神輿担ぎをすれば、より一層、山口の神輿の魅力を体感していただけます。山口市外の方でも事前に申し込んでいただければ大丈夫です。興味のある方は山口祇園祭振興会(Tel:083-920-0222)までお問い合わせください。

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ふるさと自慢外郎は山口を代表する伝統銘菓

シシゾウ:山口市の食の名産品を教えてください。

俵田さん:外郎は山口市を代表する歴史のあるお菓子で、山口市内を中心に専門店が複数あります。近年、人気テレビ番組で紹介されたことで全国から注目され、ちょっとした外郎ブームになりました。

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メッセージ京都伝来の祭りと京都を模した美しい町並みを堪能してください

俵田さん:全国には少子化などで存続が難しくなっている祭りが少なくありませんが、地域振興という観点からも祭りの伝統を守ることはとても大切なことだと思います。私も祭りを愛する者の一人として山口祇園祭を精一杯盛り立てていきたいです。
山口祇園祭が終わってすぐの8月6日・7日には、日本三大火祭りのひとつに数えられる「山口七夕ちょうちんまつり」が開催されます。こちらも守護大名の大内氏にゆかりの深い祭りで、笹竹に吊り下げられた数万個の紅提灯がメインストリートに作る光のトンネルはとても幻想的です。山口の祭りをどうぞ見に来てください。お越しになったら京都の町を手本に造られた山口の町もぜひ巡っていただきたいです。

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※祭り紹介者 山口祇園祭振興会 事務局長 俵田 祐児(たわらだ ゆうじ)さんにお応えいただいたインタビューをもとに、記事をまとめています。

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