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一関市・大東大原水かけ祭り

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:TVIテレビ岩手
放送
:3/3(日)16:00~16:55

ダイドードリンコ日本の祭り

滴水成氷!裸男が街駆ける~一関市・大東大原水かけ祭り~

一関市・大東大原水かけ祭り

1657年の「明暦の大火」(振袖火事)を厄日と定め、「火防祈願」と「火防宣伝」の二つを兼ねて始まったと伝えられる、360年以上の歴史がある一関市・大東大原水かけ祭り。市道「大原水かけ祭り線」という名の500メートルの通りを疾走する裸男達に、容赦なく冷水を浴びせるその様から「天下の奇祭」とも呼ばれています。暦は極寒の2月。最も寒いといっても過言ではない時期ですが、水をかける人にも浴びる人にも、冷水と共に溢れんばかりの笑顔が弾けます。

祭り紹介

  • 祭り写真館

一関市・大東大原水かけ祭り

極寒の2月、市道「大原水かけ祭り線」という名の約500mの通りを疾走する裸男達に、容赦なく冷水を浴びせるその様から「天下の奇祭」とも呼ばれます。1657年の「明暦の大火」(振袖火事)を厄日と定め、「火防祈願」と「火防宣伝」の二つを兼ねて始まったと伝えられる、360年以上の歴史ある祭りです。

開催日
2月11日※毎年同日
場所・アクセス
岩手県一関市大東町大原 大原商店街付近

■電車
JR大船渡線「摺沢」駅下車、タクシーで約10分。

■車
東北自動車道「一関」インターより約50分。
お問い合わせ
一関市・大東大原水かけ祭り保存会事務局(大原市民センター)/0191-72-2282
一関市大東支所産業経済課/0191-72-2111

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

歴史明暦の大火をきっかけに誕生

シシゾウ:一関市・大東大原水かけ祭りは、いつごろ始まりましたか

鈴木さん:明暦3年(1657)、江戸に起きた明暦の大火の後、江戸幕府が全国に発した火防令を受けて、大原地区の人々が火防祈願として始めたといわれています。県内やお隣の宮城県には、同じ起源を持つ火防祈願の祭りがいくつかあります。
本来の開催日は明暦の大火があった旧暦1月18日でしたが、昭和48年(1973)から2月11日の建国記念の日に行っています。明暦の大火から360年目を数えた平成30年には360年祭を行いました。

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みどころ厄男や体感参加者、総勢約300人の裸男たちが
通りを駆け抜ける

鈴木さん:メイン行事の水かけは、裸男が白木綿の腹巻とわらじ姿で約500mの通りを沿道から水を浴びせかけられながら走ることで、厄を祓うとともに火防を祈願します。2月の凍りつくような気温の中、裸男たちが勇ましく走る姿からパワーを感じていただきたいと思います。

シシゾウ:水かけのスケジュールを教えてください。

鈴木さん:スタートは午後3時です。水かけの会場になる道路は前日までに、市街地の地区民が雪かきをします。雪が多い場合には除雪車の出動を要請します。スタート前、裸男たちは地元の八幡神社で御神水のみそぎを受け、身を清めてからスタート地点に集合し、お祓いの儀の後、合図とともに一斉に走り出します。
裸男たちが走る通りは5つの地区に分かれています。裸男たちは1区間を走り終えるごとに、足踏みをしたり、もみ合ったり、気勢をあげたりして待機し、新たに仕切り直してスタートします。約40分かけて5区まで完走すると、裸男たちはそれぞれが所属する年賀会で納め水と呼ばれる水を浴び、水かけを終えます。

シシゾウ:鈴木さんも厄年に裸男を務められたそうですが、そのときの思い出をお聞かせください。

鈴木さん:寒かったです(笑)。裸男は、みそぎから納め水を浴びるまで約2時間裸の状態です。水かけ本番は、冷え込みが厳しくなる時間帯で、ジッとしているとわらじが地面に凍りつくほどの低温なので、裸男同士で肩を組んだり、足踏みをしたり、大声を出したりして寒さをしのぎました。
正直なところ、参加する前はワクワクする気持ち半分、不安な気持ちが半分ですが、寒さが厳しければ厳しいほど、完走したときの達成感は何ものにも代えがたいです。また、裸男として走れるのは健康の証でもあるので、自分自身はもちろん、家族にとっても思い入れのある行事です。祭り当日の夜は、厄男の家に知人や近所の人たちが水祝儀を持って集まり、宴会をする風習が残っています。地域の絆を深める古き良き伝統です。

シシゾウ:大原地区以外の人も参加できるそうですね。

鈴木さん:本来、水かけは大原地区の住民の行事です。しかし、昭和40年代、当時の保存会会長が、大原地区という小さな町だけで行っていれば近い将来、祭りの存続が難しくなるだろうと予測し、「体感参加」というキャッチフレーズで地区外の人たちにも参加を呼びかけました。地区外からの参加者は年々増えていき、現在は裸男の4分の3近くを占めるまでになっています。360周年の平成30年は過去最高となる約320人が参加しました。
地元においては裸男は25歳、42歳、60歳の厄年男性ですが、他所から参加される方は厄年でなくても構いません。無病息災大願成就を願う方々の参加が多く、中には20年以上連続参加するなどリピーターの方もいます。参加した皆さんには八幡神社の御神木で作った木の御札を御守りとして渡しています。参加を希望される方は祭り事務局になっている大原市民センターに問い合わせてください。

シシゾウ:裸男へ水をかける人は決まっているのですか?

鈴木さん:水かけ祭りの由来になった明暦の大火は別名「振袖火事」といわれ、女性の振袖が火元になったという言い伝えがあります。そのため、裸男たちに水をかけるのは男性の役目ということに昔から決まっています。男性であれば、水をかけることができます。沿道には水槽を設置し、手ぶらで来られた方のためにプラスチックの桶を販売しています。水をかけるのも立派な参加です。思い切り水をかけてください。

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注目ポイント裸男たちを励ます加勢人。手踊りや纏振りなど
水かけを盛り立てる催しも盛りだくさん

鈴木さん:裸男たちと一緒に通りを走る加勢人(かせっと)と呼ばれる少年たちにも注目してください。まんじゅう笠に紺の振袖、兼帯、鳴子を背負った山伏装束の加勢人は、神様の化身とされ、“勢いを加える人”という文字通り、裸男たちを励まし、厄を祓う役目です。昔は、裸男たちに伴走していましたが、今は安全面を考慮し、裸男集団の後方を走ります。加勢人は、地元の小学校の1年生から4年生までの男児です。加勢人には水をかけない決まりなので、水かけに参加される場合はお気をつけください。

シシゾウ:大東大原水かけ祭り当日は様々な催しがあるそうですね。

鈴木さん:水かけを盛り上げるため、朝から大原地区に伝わる手踊りや和太鼓、鹿踊りなどの伝統芸能が路上や特設ステージで披露されます。また、火防祈願にちなんで地元消防団による纏(まとい)振りやはしご登り、大正時代の消防ポンプを使ったデモンストレーションも行われます。さらには子どもたちの山車も繰り出すなど、地区は祭り一色になります。空き時間がないようにプログラムを組んでいるので終日楽しんでいただけると思います。

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ふるさと自慢もち料理のバリエーションは全国屈指

シシゾウ:一関市の食の名産品を教えてください。

鈴木さん:一関市はもち食文化が根づいていて、もち食の多彩さは日本一ともいわれています。和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたとき、日本からユネスコに提出された提案書の中に和食文化の一例として一関地方のもち食文化が記載されています。
祭り当日は大東地区でつくっているおみやげ品や食物、飲み物がたくさんあります。厳しい寒さの中での祭りですが、大いに楽しんでください。

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メッセージ見ると元気になれる祭りです

鈴木さん:大東大原水かけ祭りは、民衆が主役の祭りです。大原地区の住民は、先祖から受け継いできた祭りを次の世代に必ずつないでいこうという熱い思いで祭りの継承に努めています。皆さんに元気を与える祭りでもあるので、多くの方に見に来ていただきたいですし、裸男や水かけにも参加していただきたいです。心よりお待ちしております。

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※祭り紹介者 一関市・大東大原水かけ祭り保存会 会長 鈴木 功(すずき いさお)さんにお応えいただいたインタビューをもとに、記事をまとめています。

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