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日吉山王祭

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:MBS毎日放送
放送
:5/10(金)24:20~25:14

ダイドードリンコ日本の祭り

日吉山王祭~神の誕生と神輿人の雄叫び~

日吉山王祭

湖国三大祭。1200年以上前、桓武天皇から2基の神輿が寄進されて始まった天下の勇祭。神の結婚、懐妊、出産を表すと言われる神事。「午の神事」はおよそ380m山頂の社殿から2基の巨大神輿が男たちによって麓の宮に奉納される。神輿の先頭を担ぐのはこの神事の花形。真っ暗の中、松明の灯りを頼りに威勢のよい怒号が響き渡る。奉納し並べられた神輿は結婚を表す。甲冑姿の子ども達が出産を迎える神にお祝いのお花を供える儀式もある。翌夜には、神の陣痛、出産を再現する「宵宮落とし神事」。歴史ある建物に4基の神輿が並び、大勢の男たちが一心不乱に神輿を揺さぶり陣痛の痛みを表すように轟音を響かせる。やがて結びの祝詞と共に4基の神輿は一斉に地面に落とされ、歓声と共に西本宮拝殿に進み奉納される。

祭り紹介

  • 祭り写真館

日吉山王祭

1200年以上の歴史を有する天下の勇祭。神々が鎮座した由来を神輿で再現し、天下泰平・五穀豊穣を願います。期間中には7基の神輿が登場し、八王子山山上から神輿を担ぎ下す「午の神事」や、御子神出産の儀式である「宵宮落とし神事」、琵琶湖上を渡御する「船渡御」など、歴史絵巻さながらの行事が繰り広げられます。

開催日
4月12日~15日※毎年同日
場所・アクセス
滋賀県大津市坂本 日吉大社

■電車
・JR湖西線「比叡山坂本」駅下車、徒歩約20分。
・京阪石山坂本線「坂本比叡山口」駅下車、徒歩約10分。

■車
名神高速「京都東」インターよりR161経由で約15分。
お問い合わせ
日吉大社社務所/077-578-0009

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

歴史桓武天皇寄進の2基の神輿から始まった

シシゾウ:日吉山王祭は、いつごろ始まりましたか?

山本さん:日吉山王祭は、全国の日吉神社、日枝神社、山王神社の総本宮にあたる日吉大社の祭礼です。延歴10年(791)、桓武天皇が日吉社に神輿2基をご寄進されたのが祭りの起源とされています。
日吉大社には幾柱もの神様がまつられおり、中心になるのが山王七社です。これらの神様をお遷しした7基の神輿が祭りの中心になり、日吉大社の御祭神がご鎮座した由緒を歴史絵巻さながらに再現します。

シシゾウ:祭りに奉仕する駕輿丁とはどのような方々ですか?

山本さん:日吉山王祭の神輿の担ぎ手の団体です。日吉大社のお膝元の4つの地区(中部(ちゅうぶ)、広芝(ひろしば)、至誠(しせい)、下阪本(しもさかもと))にグループ分けされていて、ひとつの駕輿丁に100名前後が所属しています。
日吉山王祭の神輿は、事前に担ぎ手とそれぞれの持ち場がきちんと決められています。神輿行事の前には担ぎ手の名前を全員点呼し、配置を確認する「読み上げ式」が生源寺で行われます。

シシゾウ:山本さんはいつから祭りに参加されていますか?

山本さん:初めて祭りに参加したのは小学校の高学年です。約50年近く前、松明持ちやロープ曳きなどを経て、初めて神輿を担いだのは中学3年生のときです。最初のころは14日の神輿神幸など比較的安全なところで担がせてもらい、経験を積むと山道や競争を任されるようになりました。
神輿の担ぎ手で花形とされるのは「鼻」です。鼻は、2本ある担ぎ棒の一番先頭を担ぐ役で、誰もが一度はやってみたいと思う憧れの的です。私が鼻を経験したのは、20代の宵宮の鼻と、30代後半でした。12日の「午(うま)の神事」で務めさせてもらえたのですが、いざそのときを迎えると、大役の緊張で頭が真っ白になった記憶があります。

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みどころ御祭神夫婦の婚礼と御子神誕生を再現

シシゾウ:12日、13日、14日それぞれのおすすめのみどころを教えてください。

山本さん:12日は「午の神事」です。事前に標高381メートルの八王子山山上の奥宮に上げられた2基の神輿が東本宮の御祭神、大山咋神(おおやまくいのかみ)と妃神にあたる鴨玉依姫神(かもたまよりひめのかみ)の御神体を遷され、東本宮にお渡りします。この神事は大山咋神の御鎮座の由緒を再現すると同時に、大山咋神と鴨玉依姫神の婚礼を表しているともいわれています。夜の神事で、闇に赤々と燃え盛る松明に先導された神輿が最大傾斜45度の急な石段の山道を勇壮に駆け下りてくるところは圧巻の迫力です。
13日は「宵宮落とし神事」です。東本宮のご夫婦の御子神が誕生する儀式で、4基の神輿が大政所(おおまんどころ)という場所で駕輿丁たちによって1時間近く前後に激しく揺さぶられます。これは、ご出産時の陣痛の様子を表すといわれています。
この神事のハイライトは4基の神輿の競争です。山王祭実行委員長が祭文を奏上し、合図の扇を上げると同時に4基の神輿は勢いよく大政所を飛び出します。御子神誕生の瞬間で、各神輿の駕輿丁はすぐさま自分が担当する神輿に肩を入れ、60メートルほど離れた「鼠宮(ねずみのみや)」を目指して猛然と駆け出します。距離は長くありませんが、神輿は1トン以上あり、大政所のそばに生えているカシノキの内側を回って鳥居跡を通るという決まりごともあるため、先着争いは熾烈で、怪我人が出ることも珍しくありません。祭り全体を通じていえることですが、日吉山王祭は本当に体力がいる祭りです(笑)。
14日のみどころは西本宮の御祭神の大己貴神 (おおなむちのかみ)が琵琶湖をお渡りしてご鎮座された由緒を再現する「船渡御」です。7基の神輿が揃って台船に乗って琵琶湖を渡御し、湖上で粟津御供(あわづのごく)と呼ばれる供物を捧げます。当日、琵琶湖に向かう神輿神幸の行列は、勇壮な12日や13日と対照的に雅やかです。湖上の神事の詳細を湖岸からご覧いただくのは難しいですが、数年前からクルーズ船による見学ツアーが行われています。クルーズ船は台船の近くに停泊するので、陸よりも近くで神事をご覧いただけます。

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注目ポイント神仏習合の名残を伝える例祭。
一般の人も参加できる神輿上神事

シシゾウ:ここにも注目という行事を教えてください。

山本さん:14日の午前中に行われる例祭には、天台宗総本山比叡山延暦寺の天台座主(てんだいざす)様がご参拝され、般若心経を読経されます。明治時代以前までの神仏習合の形を伝えるという意味においても非常に貴重な行事です。近年の取組として、天台座主様は駕輿丁の有志が担ぐ殿上輿(てんじょうごし)に乗って日吉大社にお越しになります。日吉大社の表参道の日吉の馬場を古式な輿が参進する様子は一見の価値があると思います。

シシゾウ:一般の人も参加できる行事はありますか?

山本さん:午の神事で山上から麓に下ろす2基の神輿を奥宮まで担ぎ上げる「神輿上神事(おこしあげしんじ)」は、一般の方々も神輿を曳き上げるロープを曳いていただくことができます。実施は3月第1日曜日で、例年、地元の高校生やボーイスカウトも参加します。終わった後には、駕輿丁の婦人会が用意するおにぎりや粕汁などがふるまわれます。
女性の方におすすめなのは、14日の神輿のご還御のときです。船渡御を終えて日吉大社に戻ってくるとき、神輿にロープをつけ、女性の方に曳いていただけるようにしています。

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ふるさと自慢日吉山王祭に欠かせない山椒の葉の佃煮

シシゾウ:日吉山王祭にゆかりの食の名産品を教えてください。

山本さん:神輿上神事で参加者にふるまうおにぎりの具は佃煮風に炊き上げた山椒の葉と昔から決まっています。これは前年の春先に、地元に自生する山椒の葉を摘み、炊き上げて保存しておいたもので、おいしいと毎年好評です。山椒の葉は香りづけに使うことがあっても、葉そのものを炊いて食べる習慣は珍しいと思います。

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メッセージ若い人が楽しく参加できる祭りを目指しています

山本さん:日吉山王祭という歴史のある華やかな祭典に奉仕できるのは、この上ない喜びです。若い人がいないと成り立たない祭りなので、実行委員会では男女皆が楽しく参加できることを目指して運営に取り組んでいます。一度参加すると、続けて参加してくれるし、それだけの魅力を持っている祭りだと思います。

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※祭り紹介者 山王祭実行委員会 委員長 名山本 弥寿則(やまもとやすのり)さんにお応えいただいたインタビューをもとに、記事をまとめています。

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