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羽黒山梵天祭り

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:GYTとちぎテレビ
放送
:12/21(土)19:00~19:54

ダイドードリンコ日本の祭り

大地をふるわす 実りを願う梵天 ~羽黒山盆梵天祭り~

羽黒山梵天祭り

約960年前に創建された羽黒山神社は、田園地帯に聳え立つ「羽黒山」の頂上付近に鎮座し、五穀豊穣の神様である稲倉魂命(うがのみたまのみこと)が祭られています。毎年11月23日と24日に行われる羽黒山神社の「梵天祭り」は五穀豊穣や無病息災などを願う祭りです。羽黒山神社に梵天を奉納するようになったのは約350年前で江戸時代中期から続けられています。2本の孟宗竹をつなぎ色鮮やかな房を付けた梵天を担ぎ、天に向かって跳ね上げながら練り歩きます。梵天の長さは約15メートル。梵天が現在の長さになったのは長年、地区同士で長さを競い合った結果といわれています。その梵天を威勢のいい掛け声とともに羽黒山の険しい参道を登り羽黒山頂上の神社を目指す勇ましい姿は圧巻です。羽黒山神社へは色とりどりの梵天を20本ほど奉納します。

祭り紹介

  • 祭り写真館

羽黒山梵天祭り

羽黒山神社の「梵天祭り」は、五穀豊穣や無病息災などを願う祭りで、江戸時代中期から続けられています。2本の孟宗竹をつなぎ色鮮やかな房を付けた梵天を担ぎ、天に向かって跳ね上げながら練り歩きます。威勢のいい掛け声とともに羽黒山の険しい参道を登り、頂上の神社へ20本ほどの梵天を奉納します。

開催日
11月第3土曜日とその翌日
場所・アクセス
栃木県宇都宮市今里町 羽黒山神社

■電車
・JR宇都宮線「宇都宮」駅下車、関東バス「今里」行、「玉生」行で約40分、「今里下」下車。
・JR宇都宮線「氏家」駅下車、臨時バスで約20分「地域交流館」下車、徒歩約15分。(「地交流館」より有料の循環バス有)

■車
東北自動車道「上河内」スマートインターより約5分。
お問い合わせ
宇都宮上河内地区市民センター まちづくり支援グループ/028-674-3131

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

歴史江戸時代中期に始まった梵天奉納

シシゾウ:羽黒山梵天祭りは、いつごろ始まりましたか?

川津さん:羽黒山は、宇都宮市北部の上河内地区に位置し、古くから神が鎮座する山として信仰を集めてきました。標高約458メートルの山頂にまつられるのが羽黒山神社で、康平(こうへい)年間(1058〜1065)に下野国(しもつけのくに)を支配した宇都宮氏の祖といわれる藤原宗円(ふじわらそうえん)が宇都宮城築城の折に出羽国(現在の山形県)から御分霊を遷してまつったのが始まりと伝えられています。秋に五穀豊穣を感謝して羽黒山神社に梵天を奉納するようになったのは約350年前の江戸時代中期といわれています。昔は集落単位、現在は自治会及び近隣の市から毎年約20の梵天が奉納されます。羽黒山梵天祭りの翌日には地元の幼稚園保育園3園の園児たちが大人と同じように梵天を羽黒山神社に奉納する子ども梵天祭りも行われます。

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みどころ梵天を担いで約1.6キロの山道を登って山頂へ

シシゾウ:奉納する梵天とはどのようなものですか?

川津さん:長さ約15メートルの竹竿の先に色鮮やかな飾りの房を付けたものです。梵天が現在の長さになったのは長年、地区同士で長さを競い合った結果といわれています。竹竿は根付きの孟宗竹に孟宗竹または真竹を荒縄で結んで接いでいます。真竹は柔らかくしなりが良いので長いものでも折れにくいため、最近は真竹が用いられることが多いです。房は竹竿の先端に取り付けられた竹で編んだ小さな籠に付けます。房の材料は特に決まりはありません。和紙や麻紐、ユニークなところでは落花生の地下茎が用いられたこともあったそうです。最近は赤白青などカラフルなビニールテープを使う自治会が多く、ひとつの梵天に約20巻が使用されます。

シシゾウ:梵天奉納に奉仕するのはどのような人たちですか?

川津さん:中心になるのは地区の若者たちで、揃いの法被に白足袋姿で梵天を担ぎます。担ぎ手は約50人必要で、露払い役として小学校高学年から中学生までの女の子が法被を着て梵天を先導します。
早朝から梵天を担いで練り歩き、羽黒山山頂まで上がるのは体力がいります。平均すると皆、20年近く担ぎ手を務めるので、年齢を重ねてくると今年は神社まで辿りつけるだろうかと不安になりますが、当日を迎えると誰でも不思議と元気になります。担いでいる最中はとても楽しく、無事に奉納を終えたときの達成感は格別です。

シシゾウ:当日のスケジュールを教えてください。

川津さん:早朝、梵天が置かれている各自治会の宿(やど)に担ぎ手たちが集まり、羽黒山神社の神職からお祓いを受けた後、宿を出発し、町内を練り歩きます。午前10時ごろ、各自治会の梵天は上河内地区の中心部で羽黒山神社の参道口がある今里宿(いまざとしゅく)に集合します。今里宿は羽黒山梵天祭りのメイン会場になり、目抜き通りには約400軒の露店が出店します。各梵天は沿道に露店が並ぶ通りをひとしきり練ったあと、正午過ぎに順次羽黒山神社を目指して参道を上がり、神社に着くと梵天を奉納します。

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注目ポイントハラハラドキドキの梵天奉納。
餅まきのふるまいも

シシゾウ:羽黒山梵天祭りのおすすめの楽しみ方を教えてください。

川津さん:今里宿を各自治会の梵天が練り歩くところをご覧いただいてから神社へ向かう梵天と一緒に参道を上がり、羽黒山神社での奉納をご覧いただくのがベストだと思います。
今里宿のみどころは、各梵天が披露する勇壮な揉みです。長い竿の中央部分に体格のいい人が4〜5人肩を入れて支え、梃子の原理で上下に房を大きく揺らすところは迫力があります。
参道口から山頂の神社までは約1.6キロの山道で、担ぎ手たちはエッサエッサと掛け声をかけながら梵天を担いで駆け上がります。神様に足を向けてはいけないということで房側を先頭にし、3つある鳥居の前では威勢よく揉むのが昔からの慣わしです。一番の難所は通称「カラッソ坂」という急坂でここを通過し、三の鳥居をくぐれば200段を超す石段が待っています。そこを登りきるとようやく境内です。大勢の参拝客であふれかえる中、本殿脇の奉納用の櫓に立てかけるために梵天を180度旋回させてから引き上げるところが最後の見せ場です。竿の真ん中と上部の2ヵ所にロープを結び付けて皆で引っ張りますが、まれに力の配分が悪く、梵天がしなりすぎてポキッと真ん中から折れてしまうハプニングもあるので、無事に立ち上がると参拝客から拍手が上がります。

シシゾウ:梵天が奉納された後にもお楽しみがあるそうですね。

川津さん:梵天が1本奉納されるごとに、各自治会の担ぎ手たちはお祝いとして櫓から縁起物や餅、お菓子をまきます。それを楽しみに参拝に来られる方も多く、拾い集めた餅やお菓子で買物袋がパンパンにふくれ上がる人もいます。すべての奉納は午後3時ごろには終わりますが、今里宿に出店している露店は午後7時ごろまで営業しているので、祭りの雰囲気を楽しみながら買物や飲食を楽しんでいただきたいと思います。

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ふるさと自慢鮎のくされ寿司と特産のユズは梵天祭り名物

シシゾウ:宇都宮市上河内地区の食の名産品を教えてください。

川津さん:羽黒山梵天祭りのご馳走として昔から親しまれてきたのが郷土料理の「鮎のくされ寿司」です。近くに流れる鬼怒川で初夏に獲れるアユを塩漬けしておいて11月に米と合わせてなれずしに仕立てます。家庭で作られることはほとんどなくなりましたが、日帰り温泉施設の「ほたるの里梵天の湯」で試食がふるまわれます。
上河内地区特産のユズも梵天祭りに欠かせません。昔は祭りを見に来た人にユズを手土産に持たせたそうです。露店ではユズはもちろんのこと、柚子羊羹などの加工品も販売されます。

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メッセージ1日梵天尽くしでお楽しみください

川津さん:梵天祭り実行委員会では当日、羽黒山神社と今里宿を結ぶ臨時バスを運行させるので、ぜひご利用ください。今里宿と羽黒山神社で梵天祭りをしっかり楽しんでいただいた後は、「梵天の湯」の温泉につかってゆっくり疲れを癒してください。1日梵天尽くしで楽しんでいただければ幸いです。

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※祭り紹介者 梵天祭り実行委員会事務局 事務局長 川津 昭夫(かわづ あきお)さんにお応えいただいたインタビューをもとに、記事をまとめています。

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