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八戸三社大祭

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:RAB青森放送
放送
:9/8(日)16:00〜16:55

ダイドードリンコ日本の祭り

巨大山車の競演!豪華絢爛~八戸三社大祭~

八戸三社大祭

太平洋に面した、青森県の南東部に位置する八戸市。この街が年に一度、熱気に包まれる。298年の歴史と伝統を誇る、国の重要無形民俗文化財、八戸三社大祭である。幅8メートル・高さ10メートル・奥行き11メートルの巨大な山車、27台が街を練り歩き、多くの人たちを魅了する。もともとは、神輿行列に、屋台に人形をのせて参加したのが始まりで、明治時代から、町内会で毎年新しく作った山車を運行する形へと変化していく。以来、競い合うように華やかな山車が作られ、豪華絢爛な山車祭りとなる。今年、十一日町の山車を制作するのは37歳の若き制作者。町内会の人々の力を合わせて、我が町の山車を作る。「見る人を喜ばせたい!」想いが形になっていく彼の制作現場に密着する。

祭り紹介

  • 祭り写真館

八戸三社大祭

藩政時代より受け継がれる「八戸三社大祭」。雅やかな三神社の神輿行列と多彩な郷土芸能、華麗な山車の競演が見もので、ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」の一つに数えられています。毎年作り変えられる豪華絢爛な山車が、仕掛けを動かしながら迫り来るたび、沿道は大きな歓声に包まれます。(国指定 重要無形民俗文化財)

開催日
7月31日~8月4日※毎年同日
場所・アクセス
青森県八戸市 中心街

■電車
・東北新幹線「八戸」駅下車、タクシーで約25分。
・JR「本八戸」駅下車、徒歩約10分。
お問い合わせ
(一財)VISITはちのへ/0178-70-1110

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

歴史江戸時代に始まった神輿行列が明治時代に3つの神社の祭りに発展

シシゾウ:八戸三社大祭は、いつごろ始まりましたか?

小笠原さん:伝承では享保5年(1720)に産土神(うぶすながみ)の法霊大明神(現在のおがみ神社)に天候回復と豊作の御礼として神輿を建造し、翌年の享保6年(1721)に、長者山三社堂(現在の長者山新羅(ちょうじゃさんしんら)神社)を御旅所として神輿渡御をしたのが始まりといわれています。その後、豪商の町人が出資した人形出(だ)し(=山車の前身)や歌舞音曲の芸能、幟などの練り物が神輿行列にお供をするようになり、地域をあげた大規模な祭礼へと発展していきました。明治17年(1884)には長者山新羅神社、明治20年(1887)には神明宮(しんめいぐう)の神輿も行列に加わり、三社の祭りになりました。
平成16年、国の重要無形民俗文化財に指定され、平成28年には「山・鉾・屋台行事」としてユネスコ無形文化遺産に登録されました。

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みどころ三社の神輿に郷土芸能、山車等が供奉する神社行列の長さは約2.7キロ

シシゾウ:祭りのスケジュールを教えてください。

小笠原さん:期間は7月31日から8月4日までの5日間です。7月31日は前夜祭、8月1日はお通(とお)り、2日は中日、3日はお還(かえ)り、4日は後夜祭です。

シシゾウ:前夜祭、お通り、中日、お還り、後夜祭の主な行事を教えてください。

小笠原さん:前夜祭と後夜祭は、神輿行列に余興の附祭(つけまつり)として供奉する27台の大型山車が八戸市のメインストリートと市庁前市民広場に展示されます。山車組と呼ばれる氏子各町によるお囃子の実演もあり、中心市街はお囃子の音色に包まれます。
8月1日のお通りは神輿の渡御、8月3日のお還りは神輿の還御です。どちらも神社の神事として行われるこの祭りの本質を為す行事で、三社の神輿を中心とする神社行列が中心街を練り歩きます。中日のハイライトは山車の夜間合同運行で、ライトアップされたきらびやかな山車が、八戸の山車の特徴である仕掛けを披露しながら中心街を運行します。昼に長者山新羅神社で行われる加賀美流騎馬打毬(かがみりゅうきばだきゅう)の奉納にも注目です。騎馬打毬は馬に乗った騎士が毬杖を使ってサッカーゴールのような毬門に毬を投げ入れて点数を競う馬術競技で、東洋のポロといわれています。江戸時代、八戸藩の藩主が武芸奨励のために導入したもので、現在この伝統を保存・継承するのは宮内庁と山形市と八戸市の3ヵ所のみです。

シシゾウ:お通りとお還りの神社行列のみどころを教えてください。

小笠原さん:神社の神輿に、虎舞や神楽をはじめとする多彩な郷土芸能や山車などの練り物がお供をします。参加する氏子の人数は約4000人で、行列の全長は2.7キロに達します。あまりにも長いため、行列の先頭がゴールの神社に到着したとき、最後尾はまだ出発していません。
三社の神社行列はそれぞれ個性があり、みどころがたくさんあります。おがみ神社の「人形出し」は、現在の大型山車の原形で、歴史の重みが感じられます。おがみ神社に伝承されている法霊神楽(ほうりょうかぐら)も必見で、20人ほどの舞い手が揃って獅子頭の歯を打ち鳴らす一斉歯打ちは圧巻です。長者山新羅神社は御祭神が武芸の神様ということで、武者行列や徒打毬(かちだきゅう)の高校生がお供に加わります。神明宮は、子どもが扮した巫女行列がみどころです。

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注目ポイント構想1~3年、製作期間3~4ヵ月の変形ロボット

シシゾウ:八戸三社大祭の山車の特徴を教えてください。

小笠原さん:仕掛け山車で通常のサイズは幅4メートル、高さ4メートル、奥行き11メートルですが、仕掛けを広げると最大で幅8メートル、高さは10メートルになります。仕掛けは狭い通りでは格納され、電線などの障害物がないところで縦横に広がります。大がかりな仕掛けがせり上がって変形し、巨大化していくところは変形ロボットによく例えられます。
山車の主役は人形で、神話や故事、歌舞伎などから題材が選ばれます。山車飾りの一番上で見得を切る人形に華を添えるのは動物や彫刻などの造形物です。主要な素材は発泡スチロールで、発泡スチロールの費用だけでも1台あたり20万円以上が費やされます。

シシゾウ:これだけ大掛かりの山車を毎年新しく作り変えるのですね。

小笠原さん:それが八戸三社大祭の山車の最大の特徴といっても過言ではありません。その年の祭りが終わると同時に、翌年の山車の企画が検討され始めます。山車組の中には3年先まで企画内容を決めているところもあります。本格的に製作にとりかかるのはゴールデンウィーク明けで、それぞれの山車小屋で作業は進められます。製作者は各山車組とも10人前後の有志です。プロは1人もいませんが、発泡スチロールをカッターナイフで切り出して動物を作り出すテクニックなど、代々受け継がれてきた技術は職人レベルです。毎年、コンテスト形式で最優秀賞をはじめとする各賞が選ばれて表彰されるのも、山車製作者の励みになっています。

シシゾウ:山車製作でご苦労される点を教えてください。

小笠原さん:製作者は全員、本業を持っているので作業をするのは仕事が終わってからになります。祭りが近づくと徹夜が続くことも珍しくありません。同じ町内の人たちは差し入れをしたり、製作期間の後半には手伝いに加わったりします。夏休みには子どもたちも作業に参加します。中心になって製作する人、それを支える地区の人たち、皆の熱意があるからこそ、この祭りは長きにわたって続いてきたのだと感じます。そして、その熱意の源は、氏子が心のよりどころにしている三社への崇敬の気持ちではないかと思います。

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ふるさと自慢八戸前沖さば、八戸せんべい汁などの個性豊かな絶品グルメ

シシゾウ:八戸市の食の名産品を教えてください。

小笠原さん:八戸市の自慢は豊かな海の幸です。八戸港は全国屈指の水揚げを誇っていて、中でもスルメイカの水揚げは全国トップクラスです。近海で獲れる「八戸前沖さば」は八戸ブランドのひとつで、脂ののりは日本一といわれています。鶏だしやサバだしの汁に、専用の南部せんべいを割り入れて煮込む「八戸せんべい汁」も、とても美味です。八戸市は横丁文化が根づいていて、店主が1人で切り盛りしているような小料理屋が多く、そういう店で味わう郷土料理はまた格別です。

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メッセージ特徴ある神社行列と山車を見に足をお運びください

小笠原さん:八戸三社大祭は、神社行列や仕掛け山車など、八戸ならではの個性あふれる祭礼行事です。見に来られるなら、ぜひ泊りがけでお越しください。昼はお通り、あるいはお還りの神社行列をご覧いただき、夜は八戸のおいしい郷土料理と地酒を楽しんでいただきたいです。どうぞ私たちの祭りを応援してください。

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※祭り紹介者 八戸三社大祭山車祭り行事保存会 会長 小笠原 修(おがさわら おさむ)さんにお応えいただいたインタビューをもとに、記事をまとめています。

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