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さぬき豊浜ちょうさ祭

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:RSK 山陽放送
放送
:11/20(日)13:00〜13:54

ダイドードリンコスペシャル

こころひとつ 秋空に舞う黄金色 ~さぬき豊浜ちょうさ祭~

さぬき豊浜ちょうさ祭

香川県の西端に位置する観音寺市豊浜町。瀬戸内海に面したのどかな町が、年に一度熱く燃え上がる。「さぬき豊浜ちょうさ祭」だ。五穀豊穣や豊漁を祈願して毎年10月の第2金曜から3日間、開かれる。高さおよそ5メートル、総重量2トンを超えるきらびやかな太鼓台「ちょうさ」を男たちが担ぎ、練り歩く。そして「ちょうさ」は天高く差し上げされ、時に宙を舞う。巨大な「ちょうさ」を操るのは容易なことではない。指揮、太鼓、担ぎ手の心がひとつにならなければ上手くいかない。だからこそ豊浜の男たちはこう語る。「ちょうさを差し上げた瞬間、心が震える」と。番組では、町を愛し、祭りを愛し、「ちょうさ」を愛する男たちの熱い思いに迫る。

祭り紹介

  • 祭り写真館

さぬき豊浜ちょうさ祭

瀬戸内海に面した香川県観音寺市で行われるさぬき豊浜ちょうさ祭。ちょうさとは太鼓台となる山車のことで、五穀豊穣と海上安全、豊漁を祈って、毎年10月の第2日曜日を最終日とする3日間で開催されます。金糸刺繍で豪華絢爛に飾られた20数台のちょうさを小粋でいなせな法被を着た担ぎ手たちが盛大に担ぎ上げる姿は圧巻です。

開催日
10月上旬
場所・アクセス
香川県観音寺市豊浜町の一帯 豊浜八幡神社・一宮神社 等

■電車
・JR予讃線「観音寺」駅下車、車で約20分
・JR予讃線「豊浜」駅下車、徒歩約15分

■車
高松自動車道「大野原」インターから国道11号線を通り約5分
お問い合わせ
観音寺市経済部商工観光課/0875-23-3933

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

歴史約200年の伝統を持つ、住民に愛されてきた祭り

シシゾウ:さぬき豊浜ちょうさ祭は、いつごろ始まりましたか?

太田さん:「ちょうさ」と私たちが親しみを込めて呼んでいる太鼓台は、江戸時代の文化文政時代(1804~30)に関西から伝わってきたといわれています。江戸時代のちょうさは現在よりも小さかったようです。元々、観音寺市一帯は貧しい地域でしたが、安永2年(1773)に豊浜町の和田浜に小さな築港が作られ、港湾業で財を成す者が現れました。そんな富豪たちが個人的に出資して、ちょうさを作らせたということです。
ちょうさが大型化していったのは明治時代以降です。現在のちょうさは総重量が約2トンで高さは5メートルを超えています。
ちょうさにまつわるエピソードとして思い出されるのは、今から25年ほど前の予讃線の電化工事です。当時の国鉄※から、ちょうさの巡行ルートに高さが5メートル20センチの架線を架けると通達がありました。しかし、それではちょうさが通れなくなるため国鉄側と交渉した結果、最終的に5メートル40センチまで高さを上げてもらうことができました。豊浜町の住民は、何かあれば真っ先にちょうさ祭のことを考えるという好例で、住民は皆ちょうさ祭を心から大切にしています。

※国鉄…現在のJR

シシゾウ:太鼓台をちょうさと呼ぶのはなぜですか?

太田さん:ちょうさの語源は諸説があり、はっきりしたことは分かりません。個人的には、鹿児島県の種子島の祭りに出るチョッサー(長傘)と呼ばれる太鼓台と関係があるのではないかと考えています。

シシゾウ:現在、何台のちょうさがありますか?

太田さん:豊浜町の28の自治会が23台のちょうさを所有しています。2、3の自治会が共同所有しているケースもあれば、住戸数が40戸ほどの自治会で単独所有しているケースもあります。
ちょうさは1台新調すると7000万円近い費用がかかります。維持するのにも費用は発生します。少ない人数でちょうさを祭りに出し続けることは大変ですが、豊浜町の人たちは、ちょうさに関するお金を惜しみません。

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みどころ夜のちょうさは提灯の光をまとって華麗に巡行

シシゾウ:ちょうさの特徴について教えてください。

太田さん:ちょうさは台車、台、担(か)き棒、高欄、四本柱(しほんばしら)、雲板などの木の部品から成り、釘を1本も使わずに組み立てられます。他所の太鼓台は、上部を支える四本柱に金属製のパイプを使っているところもあるようですが、豊浜町のちょうさは昔から変わらず欅材を使っています。 四本柱の周囲は幕や金糸で豪華な刺繍を施した掛布団、金縄、屋根にはとんぼと呼ばれる布製の結び飾りが取り付けられます。太鼓台のシンボルともいえるとんぼは、他所では白や黒などもありますが、豊浜町は赤で統一しています。
ちょうさが町内を巡行するときは台車で曳き回します。台車は取り外せるようになっており、担き棒を担いでちょうさを差し上げる「担(か)きじょう」や数台のちょうさが差し上げを競演する「担きくらべ」が行われます。

シシゾウ:1日目と2日目のみどころを教えてください。

太田さん:1日目は氏(うじ)参りです。各ちょうさが豊浜八幡神社において、ちょうさ祭の3日間、安全な運行ができるようお祓いを受けます。お祓いの後、ちょうさは拝殿の周囲を1~2周します。日が暮れてから神社にくるちょうさは、かぶら提灯という丸い形をした提灯をつけて参拝します。四国には様々な太鼓台がありますが、提灯をつけるのは豊浜町のちょうさだけで風情があります。
2日目は、午後1時から2時にかけて、豊浜八幡神社にちょうさ23台が集結します。午後3時からは神社の神輿に御神霊を移す正祭式(せいさいしき)が行われます。その間、ちょうさは拝殿の周囲を豪快に走り回ったり、差し上げたり非常に賑やかになり、見どころのひとつとなっています。
神事が終わると神輿を先頭にちょうさ23台がお供として、御旅所となる和田お祭り広場まで約1.5キロを2時間以上かけて巡行します。太鼓の音が響き渡り、伊勢音頭なども歌われるにぎやかな道中です。今は宅地になってしまいましたが、昔、巡行のコース周辺は田んぼでした。ちょうど稲が実る時期で、黄金色に色づいた田んぼの中を、赤と金の飾りが目に鮮やかなちょうさが進んでいく光景はとても絵になりました。
和田お祭り広場に着くと、走り回るちょうさや、担き競べを行うちょうさがあります。1台のちょうさを担くには最低でも80人以上の担き夫(かきふ)が必要です。担きじょうは単にちょうさを担ぎ上げるだけでなく、腕を伸ばして差し上げ、宙に放り上げて受け止めたり肩で支えて揺すったりと、いろいろな技が披露されます。事前に練習をする自治会もありますが、ほとんどがぶっつけ本番です。ちょうさを担くときは、担き夫全員が心をひとつにすることが何よりも大切です。気持ちが揃っていないと弱いところから崩れていき、台を地面につけてしまいます。上手に担くところもあれば、台を落としてしまうところもあり、それぞれの担きっぷりを見比べるのも楽しみのひとつです。
担き競べが終わるころには午後6時を回っておりあたりは暗くなっているため、ちょうさに提灯を付けて点灯し、夜の運行に備えます。神輿はそのまま御旅所に泊まりますが、ちょうさは地元の地区に帰ります。遠い自治会では3キロ以上の道のりがあります。提灯を100前後飾り付けたちょうさが、太鼓の音を響かせながら夜道を帰っていくところは壮麗で、華やかな「音と光のパレード」となります。

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注目ポイントフィナーレを飾る一宮神社の勇壮な担きくらべ

シシゾウ:3日目のみどころを教えてください。

太田さん:最終日は、御旅所の和田お祭り広場に一泊した神輿を、地元和田地区のちょうさが迎えに行きます。そこから神輿を先頭に各地区の太鼓台が集結しながら豊浜港まで行列をし、そこから神輿は船に乗って沖合いを豊漁祈願し、姫浜側の岸壁に上陸します。その後神輿一行は豊浜八幡神社の末社にあたる一宮神社へ向かい、そこで神事が行われます。一宮神社での神事を終えるとちょうさが順番に入場してきます。そして、23台が勢ぞろいすると、この祭り最大の見せ場となる担きくらべが始まります。
2日目と同じように台車を外したちょうさを高々と差し上げたり、激しく揺すったり、さらには宙に放り上げたりと担き夫たちは最後の力を振り絞って様々な技を繰り出します。
さぬき豊浜ちょうさ祭のクライマックスであるこの担きくらべには、市外や県外からも大勢の人が見物に来られます。ちょうさが集結するのは午後3時ごろですが、午前11時には数千人の人たちが集まります。

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ふるさと自慢イリコや天ぷらなど瀬戸内の恵みを受けた
海産物が豊富

シシゾウ:観音寺市でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

太田さん:香川県はイリコの産地として知られていますが、特に観音寺市の伊吹島で獲れるイリコは有名です。漁港に水揚げされた魚介を練り物にして揚げた天ぷらも名物です。香川県といえばうどんですが、豊浜町は昔からうどんの乾麺製造が盛んです。昔は冬になると麺を干す光景があちらこちらで見られたものです。

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メッセージ迫力満点のちょうさをぜひ見に来てください

太田さん:京都の祇園祭をはじめ屋台の祭りは全国各地にありますが、中でも豊浜のちょうさ祭は巨大な太鼓台を担いだり巡行したりするので、どなたにも楽しんでいただけると思います。実物をご覧いただいたらその迫力に驚かれるはずです。豊浜町のちょうさの存在は知っていても見たことがないという人がまだまだ大勢いるので、ぜひ見に来ていただきたいと思います。

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※祭り紹介者 さぬき豊浜ちょうさ祭実行委員会 副会長 太田 徳治(おおた とくじ)さんにお応えいただいたインタビューをもとに、記事をまとめています。

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