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おわら風の盆

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:TUT チューリップテレビ
放送
:9/25(日)14:00〜14:54

ダイドードリンコスペシャル

花街おわら ~風の盆~

おわら風の盆

おわらを受け継ぐ11の町のひとつ鏡町は、明治から昭和初期にかけて料亭が軒を連ねる花街でした。芸者直伝の鏡町でしか見ることができない「鏡町四季踊り」は、今もなお多くの見物客を魅了しています。しかし、今年は少子化の影響で主力メンバーの青年女子がたった4人しかいません。番組では、そんな中にあっても鏡町らしい色っぽく優美な踊りを目指し、奮闘する女性リーダーに密着します。そして、鏡町の伝説の三味線名人の音色と心を受け継ぐ男性の思いも取材します。花街の誇りを胸に、おわらとともに生きる町民の情熱を伝えます。

祭り紹介

  • 祭り写真館

おわら風の盆

越中八尾で300年以上も大切に育くまれてきた民謡行事。風の厄日とされる二百十日に、風封じと五穀豊穣を願って唄い踊ります。ぼんぼりが灯る情緒ある町並みのなか、哀愁を帯びた胡弓と艶っぽい三味線の音色が響き、編笠をかぶった男女が優美な舞を披露します。毎年20万人以上が訪れる富山を代表する祭りです。

開催日
9月1日〜3日※毎年同日
場所・アクセス
富山県富山市八尾町

■電車
北陸新幹線・JR高山本線「富山」駅より約25分「越中八尾」駅下車、徒歩約40分。

■バス
「富山駅前」より「八尾鏡町」行き約50分「八尾福島」下車、徒歩約30分。

■車
・北陸自動車道「富山」インターより国道41号線、県道35号線を通り約25分で所定駐車場着
・北陸自動車道「富山西」インターより国道472号線を通り約20分で所定駐車場着
所定駐車場から開催エリアまでのシャトルバスに乗車約10分。下車後徒歩約5分
お問い合わせ
越中八尾観光協会/076-454-5138

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

歴史二百十日の風を鎮め、五穀豊穣を祈願して行われる民謡芸能「風の盆」

シシゾウ:おわら風の盆は、いつごろ始まりましたか?

舘谷さん:今から300年あまり前の元禄15年(1702)、加賀藩から下された八尾を町として認める町建御墨付(まちだておすみつき)が八尾町の開祖、米屋少兵衛の子孫から返還されたお祝いに、町衆たちが総出で町内を賑やかに歌い踊り、練り回ったのがおわら風の盆の始まりといわれています。
おわらの語源は諸説あります。一番有力とされるのは、五穀豊穣を祈願し、稲がたくさん実って大きな藁束ができるようにという意味の大藁(おおわら)が転じておわらになったという説です。ほかにも、八尾の技芸の達人が滑稽な格好をして歌って回った新作の歌詞の中にある「おわらひ(おおわらい)」という言葉を由来とする説、八尾近在の小原村(おはらむら)出身の娘さんが八尾に奉公に来て、子守唄を得意の美声で歌ったことに由来する説などがあります。
風の盆については、祭り初日の9月1日が台風の来やすい日とされる二百十日にあたることから、風を鎮めて五穀豊穣を祈る意味が込められているとされています。

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みどころ唄、踊り、楽器は三位一体

シシゾウ:舘谷さんがお考えになるおわら風の盆の魅力は何ですか?

舘谷さん:おわらは踊りと唄、三味線、胡弓、締め太鼓の楽器から成り立っています。初めてご覧になる方は踊りに目が行くと思いますが、唄、踊り、楽器の3つが調和し、三位一体となったものが究極のおわらだと思います。演奏のテンポを決める三味線の作るリズムに合わせて胡弓が旋律を奏で、その演奏にのって唄い手が哀調を帯びた唄を唄い、それに合わせて優雅な踊りが繰り広げられるところがおわら最大の魅力です。

シシゾウ:舘谷さんは三味線を演奏なさるそうですね。

舘谷さん:おわらを行う11の町内に生まれた人間は、よちよち歩きのころからおわらに親しみます。踊り手を務めるのは25歳までで、卒業すれば唄や楽器など地方(じかた)の道に進むかどうかを選択します。私は踊りを卒業してから知人の勧めで三味線を始めました。楽器の素養はまったくなく、他町の三味線の上手な方に出稽古という形で一から学びました。最初のころは先輩方から「うるさい」「やかましい」と叱られてばかりでした。上手な人の三味線は、八尾の町の道幅の狭い通りの先の先まで音色が響きますが、下手な人間の場合少し離れると演奏が聞こえません。音が響かないからとバチで力任せにボンボンバンバン弦を叩くと、それが不協和音になってしまいます。自分である程度弾けるようになったと思えたのは10年近く経ってからです。本当の一人前といえるのはお弟子さんをとって教えるようになってからです。指導は基本が大切なため、おさらいをすることで初心に帰ることができました。三味線は奥が深くこれで完璧ということはありません。保存会の演技指導部には上手な人が揃っていますが、演技者一人一人が極み(極限)を目指し毎月温習会を開いて互いに切磋琢磨しています。

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注目ポイント石畳の通りで繰り広げられる町流しは風情たっぷり

シシゾウ:おわら風の盆のおすすめの楽しみ方を教えてください。

舘谷さん:おわら本番は9月1日から3日までの3日間です。公式行事としてのおわらは、午後3時から午後11時までで、各町がそれぞれの演舞場、演舞場がない町は公民館や寺院周辺の広場などで輪踊りを披露します。人出のピークは夕方6時から夜10時ごろにかけてです。1日、2日は見物の方が特に多く、町なかは大混雑します。八尾は坂の町といわれ、町並みが縦に長く、通りが狭いので、人が多いと落ち着いてご覧いただくのは難しいかもしれません。確実にご覧いただけるのは、1日と2日に八尾小学校グラウンドの特設ステージで行われる演舞会で、11町内が順番に約20分間、舞台踊りを披露します。町なかの通りで披露されるのは旧踊り(豊年踊り)ですが、舞台踊りでは男踊り、女踊り(四季の踊り)もご覧いただけます。
演じる側としては時間がきちんと決められていない分、自分たちの町内で踊るほうがリラックスします。見物される方も、町内ごとに踊り場のロケーションが異なるので、町の個性を感じ取っていただきやすいのではないかと思います。例えば、坂の多い町内では、演奏のテンポがゆっくり坂を踏みしめるような速さだったり、比較的通りが広い町内は、行進するようなテンポだったりするので聞き比べていただくと面白いと思います。
町流しは、公式行事が終わってからの深夜から朝方にかけても行われます。深夜の町流しは、踊りを引退したOBやOGたちも出てきます。各町によって町流しの内容は異なります。地方だけが町流しをする町もあれば、かつて花街だった鏡町(かがみまち)さんのように3日連日、踊り手と地方が合同で町流しをする町もあります。私が所属する下新町は坂の下側にあり、公式行事終了後、交通規制が解かれると車の往来が激しくなるので、公式行事と同じように八幡社という神社に設けた仮設ステージで輪踊りをし、そこに他町の人たちが来て交流したりします。最終日だけは、八尾のメインストリートを流したいということで、諏訪町(すわまち)通りから鏡町にかけて町内の若い人たちとともに深夜0時ごろから町流しをして、その年のおわらの締めくくりにしています。
ゆっくりご覧になりたい方へのおすすめは前夜祭です。11の町内が1日ずつ、夜の8時から10時にかけて自町の演舞場、演舞場がない町内は公民館や寺院周辺の広場などで輪踊りを披露します。祭り本番であれば、昼間のほうが比較的ゆったりご覧いただけます。ぼんぼりの明かりのもとで踊る夜に比べると情緒にはやや欠けるかもしれませんが、おわらの次代を担う子どもたちも参加するので、愛らしい姿をご覧いただけます。

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ふるさと自慢おわらの歌詞にも唄われた風味豊かな八尾そば

シシゾウ:富山市八尾町でおすすめの特産物を教えてください。

舘谷さん:おわらの歌詞の中にも登場するそばが自慢です。八尾そばの伝統は古く、富山県内では、氷見(ひみ)のうどん、八尾のそばと並び称されています。近年は近郊の中山間地の耕作放棄田でそばが盛んに栽培されていて、地元産のそばの実を昔のように石臼で挽いて手打ちをするおそば屋さんが人気です。

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メッセージ“楽しいおわら”で若者と一緒におわらを盛り上げていきます

舘谷さん:保存会の最大の使命は後継者育成です。少子高齢化で八尾の町も子どもの数が少なくなっていますが、おわらを後世に伝えていくため、地元の小学校、中学校、高校に保存会のメンバーが出向いておわらを指導しています。中学と高校には郷土芸能部があり、生徒たちがおわらの稽古に励んでいます。現在、おわら本番に参加できるのは11の町内の出身者だけですが、学校でおわらを学んだ子どもたちも祭りに参加できるような仕組みづくりに現在取り組んでいるところです。
昔と違い、娯楽が多様化しているため、おわらに参加してもらっても、楽しくないと長続きはしません。そこで若い人たちにおわらに積極的に参加してもらえるように、LINEで仲間づくりと出会いの機会を設けるなど新しい試みもしています。楽しい雰囲気の中、若者世代と上の世代を結びつけ、おわらを通じた絆を作っていきたいと思っています。これからも八尾のおわらにご期待ください。

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※祭り紹介者 富山県民謡越中八尾おわら保存会 演技指導部総括部長 舘谷 明彦(たちだに あきひこ)さんにお応えいただいたインタビューをもとに、記事をまとめています。

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