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三国祭

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:FBC 福井放送
放送
:6/12(日) 14:00〜14:55

ダイドードリンコスペシャル

お囃子が告げる 神の巡行 ~心つなぐ三国祭~

三国祭

山車の巡行に欠かせないお囃子。その曲は区によって異なります。滝谷区には楽譜はなく、曲は代々区民によって受け継がれ、5年に一度当番する祭りで奏でられてきました。しかし前回の祭りのあと、長年指導してきた男性が亡くなります。「今後は誰が守っていくのか…」今まで山車の曳き手として祭りに参加していた息子は、根っからの祭好きだった父の想いを受け継ぐことを決意。囃子方としての経験はないものの、今年初めて指導者として祭りに向き合います。また週に二回、仕事を終えた夜に集まり武者人形の制作をしている「山車の会」。プロの人形師ではない彼らの作業は毎回が試行錯誤。それでも作業場には笑いが絶えません。人形、囃子方、車、曳き手の全部が揃ってこその山車。その勇壮な姿は、祭りを支えている彼らはもちろん、見る人を魅了します。

祭り紹介

  • 祭り写真館

三国祭

三国祭は北陸三大祭のひとつと称され、270年以上の歴史があります。中日(なかび)には、6.5メートル程の武者人形山車(やま)が三國神社前を出発し、街中を夜遅くまで巡行します。三国祭の行事は神仏分離以前の江戸時代以来の伝統習慣を今に伝えているとされ、福井県の無形民俗文化財に指定されています。

開催日
5月19日〜21日※毎年同日
場所・アクセス
福井県坂井市三国町山王 三國神社

■電車
・JR北陸本線「芦原温泉」駅下車、京福バス乗車 三国町行きで「三国神社前」下車、徒歩約20分
・えちぜん鉄道三国芦原線「三国神社」駅下車、徒歩約10分

■車
・北陸自動車道「金津」インターより、約25分
・北陸自動車道「丸岡」インターより、約30分
お問い合わせ
三国祭り保存振興会/0776-82-6400

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

歴史山車巡行は約300年の伝統

シシゾウ:三国祭は、いつごろ始まりましたか?

石丸さん:三国祭は三國神社の例大祭として毎年5月19、20、21日の3日間開催され、メインイベントの山車巡行は中日の20日に行われます。地元に残る文献によると、神輿の前後を挟むように山車が町の中を練り歩く現在の形式になったのは約300年前です。現在、三国町の旧市街に属する約30の地区が18台の山車を単独または共同で所有していて、そのうち6台が交替で祭りに奉納されます。18台の山車は4つのグループに分かれていて、三國神社に近い地区のグループは3年ごと、その他は5年から8年ごとというふうにそれぞれ山車を奉納します。なお、三国祭を発展継承するために発足した三国祭保存振興会の山車は毎年奉納されます。
坂井市三国町は江戸時代から明治時代にかけて北前船(きたまえぶね)の交易拠点の三国湊(みくにみなと)として栄えた町で、三国祭は港町の繁栄を祈願して行われます。三國神社の神輿には船をかたどった船神輿もあり、それらからも港町の歴史が感じられるのではないかと思います。

シシゾウ:三国祭の山車の特徴を教えてください。

石丸さん:巨大な武者人形を飾った人形山車です。武者人形は毎回作り替えられます。題材は山車を奉納する区が史実や伝承から選びます。唯一例外が桜町区の山車で、区民が作る桜の枝を飾ったしだれ桜の山車を奉納します。桜町区の桜の山車にはある逸話があります。昔、一度だけ他の区に倣って武者人形の山車を奉納した年、三国町の3分の2を焼失するほどの大火が起こりました。これは神罰がくだったに違いないということで、以後、桜の山車奉納を守り続けています。

シシゾウ:武者人形は誰が作るのですか?

石丸さん:専門の人形師です。昔は町内に数名いらっしゃいましたが、現在は1名だけになってしまいました。三国祭保存振興会では、人形制作の後継者育成のため「山車(やま)の会」という武者人形の制作部会を作り、自分たちの山車の人形を作るだけでなく、他の区からの依頼も受けています。また、大門(だいもん)区と岩崎区は武者人形を自主制作しています。人形制作は半年近くかかります。顔は張子製で型に和紙を重ね張りして顔料を塗り、骨格は竹で編み、西陣織などの着物を着付けます。
山車は二層になっていて、武者人形の下の層には太鼓、笛、三味線の囃子方が乗り込み、山車が巡行している間、お囃子をずっと演奏します。花形の太鼓を担当するのは小学生です。前に出て演奏するのは2人ですが、交替で叩くので太鼓要員として4~8人が山車に乗り込みます。8年に1度しか奉納が回ってこない区の場合は、できるだけ多くの子どもにお囃子を経験させてあげたいということで、山車の後ろに花車をつけ10人近くの子どもを乗せて回ることもあります。三味線や笛は大人が担当しますが、近ごろは伝統文化を継承していこうということで中学生が務める区も増えています。

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みどころ港町の狭い路地を巨大山車が豪快に旋回

シシゾウ:山車巡行の流れを教えてください。

石丸さん:当日朝、当番区の山車はそれぞれの山車蔵(やまぐら)を出発し、正午までに三國神社前に集まります。6台の山車が揃うとお囃子の競演をし、午後1時に出発します。山車は三國神社の神輿を挟むように前に3台、後ろに3台つきます。
三國神社を出発した神輿と山車一行は三国町の旧市街を練り歩き、夕方にはえちぜん鉄道三国駅前に向かいます。駅前通りで再び6台の山車が集結し、その後、自分たちの地区に帰ります。山車がそれぞれの山車蔵に納まるのは午後8時から9時にかけてです。

シシゾウ:みどころを教えてください。

石丸さん:いくつかあります。最初のみどころは、山車が三國神社を出発するときです。巨大な武者人形を飾った6台の山車が勢ぞろいするととても壮観です。三国町の旧市街は、九頭竜川(くずりゅうがわ)沿いに細く帯状に町家が密集していて、通りの道幅は広くありません。その狭い路地を巨大な山車が豪快に取り回されるところは必見です。山車は前輪に大きな車輪2輪と後ろに小さな車輪1輪がついた3輪で、4輪よりも動きやすいようになっていますが、それでも車体が大きいだけに方向転換や角を曲がるときは手に汗を握る迫力です。道の両側に露店がずらりと連なった狭い通りを通過するとき、山車が近づくのに合わせて露店の人たちが通行の邪魔にならないように屋根をサッとはね上げていくところも見ものです。山車は高さが6.5メートルあるので、山車の上には専用の撞木(しゅもく)と呼ばれる竹棒を持った人が乗り込み、人形の頭がひっかからないように電線を押し上げるのも三国祭ならではの光景です。これでも昔に比べるとその高さはずいぶん低くなっています。明治時代には高さが10メートル以上ある山車が登場し、その当時、周囲に高い建物がなかったため、近郊近在の村からも武者人形の頭が見えたという話が伝わっています。
夕方、えちぜん鉄道の三国駅前に山車が集結するときも大きな見どころで、クライマックスを迎えます。駅前通りは道幅が広いので、山車が1台ずつグルグル回転や蛇行をしてみせます。駅前でのパフォーマンスが終わると、山車はそれぞれの山車蔵に帰ります。そのころには日が落ち、山車はライトアップされるので昼とはまた違った雰囲気をかもし出します。また、提灯迎えといって同じグループの若者たちが高張提灯(たかはりちょうちん)を持って山車を出迎えにきて、露払いとして山車蔵まで先導します。それもまた風情のある眺めです。

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注目ポイント北前船がもたらした富を今に伝えるお宝を披露

石丸さん:三国祭に合わせて開催される「我が家のお宝展」はぜひご覧いただきたいと思います。北前船で栄えた三国町には、三国箪笥や屏風、掛け軸、人形など貴重な骨董品や工芸品、美術品を所蔵されている住民の方が大勢いらっしゃいます。そこで、自慢のお宝を玄関先に展示していただき、観光客の皆さんに見ていただこうという企画です。かつては京都祇園祭にならって「屏風祭」と呼ばれていましたが、参加者が少なくなってしまいました。現在の形は5年ほど前から始めたのですが、年々参加者が増え、平成27年にはお店や個人宅など53軒の参加がありました。三国祭にお越しになったら、えちぜん鉄道三国駅から三國神社にかけてお宝を鑑賞しながらのんびり散策すると、より一層祭りを楽しんでいただけると思います。
ほかにも、大正時代に建てられた国登録文化財の旧森田銀行本店近くにイベント会場が設けられ、町衆の皆さんによる露店が出される予定です。そちらにも足をお運びいただきたいと思います。

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ふるさと自慢越前がに、甘えび、花らっきょう、コシヒカリなど一級の美味ぞろい

シシゾウ:坂井市三国町の特産物を教えてください。

石丸さん:三国町の特産は越前がにと花らっきょうです。明治時代から皇室に献上されている越前がに。花らっきょうは小粒の高級らっきょうで、砂丘地の三里浜(さんりはま)で栽培され、全国生産量の約8割を占めています。坂井市は銘柄米で知られるコシヒカリが誕生した地で、市内の生産者の多くがコシヒカリを栽培しています。

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メッセージ北陸三大祭の一つ、町衆の心が一つとなり、熱気あふれる三国祭をぜひ見に来てください

石丸さん:三国町にお越しいただき、祭りの熱気を体感していただけると嬉しいです。平成28年の祭りには、三国祭保存振興会から弁慶と牛若丸の武者人形2体を載せた二つ山車(ふたつやま)が奉納されます。二つ山車が出るのは珍しいので、ぜひご覧いただきたいと思います。

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※祭り紹介者 三国祭保存振興会 会長 石丸 博巳(いしまる ひろみ)さんにお応えいただいたインタビューをもとに、記事をまとめています。

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