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弥彦燈籠まつり

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:NST 新潟総合テレビ
放送
:8/16(日) 14 : 00〜14 : 55

ダイドードリンコスペシャル

悠久の静と動 弥彦燈籠まつり

弥彦燈籠まつり

弥彦燈籠まつりは、「やひこの火まつり」として、彌彦神社に千年もの昔から伝えられている勇壮な祭です。日本三大燈籠祭りの一つとして数えられ、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。毎年7月25日の夜は、県内各地の大燈籠が2基の御神輿の前後に連なり、約2時間にわたって夜の町を練り歩きます。町を一巡した大燈籠は彌彦神社の拝殿前に作られた特設舞殿を取り囲みます。その中で「お稚児様」により、一社古伝の秘曲「神歌楽」「天犬舞」が奉納されます。番組では、大燈籠の勇ましさと稚児舞の厳かさ「静と動」の模様と、祭りに携わる人々の想いを中心にお伝えします。

祭り紹介

  • 祭り写真館

弥彦燈籠まつり

彌彦神社の燈籠神事は、日本三大燈籠祭りの一つにも数えられ、彌彦神社の神事の中でも特に賑わいがあります。その起源は詳らかではありませんが、京都衹園社の衹園会が伝わり発展したもので疫病退散、五穀豊穣を願っていると伝えられています。昭和53年5月には、大々神楽、小神楽と共に国の重要無形民俗文化財に指定されました。

開催日
7月24日~7月26日※毎年同日
場所・アクセス
新潟県西蒲原郡弥彦村 彌彦神社周辺

■電車
JR弥彦線「弥彦」駅下車より徒歩約5分

■車
北陸自動車道「三条燕」インターより国道289号線を通り約25分
お問い合わせ
弥彦観光協会
0256-94-3154

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

歴史越後開拓の祖神をまつる彌彦神社に千有余年の昔から伝わる大祭

シシゾウ:弥彦燈籠まつりは、いつごろ始まった祭りですか?

羽生さん:お祭りの始まりは定かではありませんが、弥彦燈籠まつりは疫病退散や五穀豊穣を祈願して行われる彌彦神社の祭礼で、1000年以上の歴史があると伝えられています。彌彦神社がおまつりする天香山命(あめのかごやまのみこと)様は越後平野開拓の祖として崇敬されています。農業の神様でもある天香山命様が越後平野の米の作柄を見に行かれたのをお迎えする篝火を焚いたのが祭りの始まりという言い伝えもあります。

シシゾウ:大燈籠は何基出ますか?

羽生さん:現在12基(き)です。大燈籠を奉納、奉仕する団体を大燈籠講中といい、現在、弥彦村に6講中、新潟市に5講中、長岡市に1講中があります。私が会長を務める彌彦神社氏子青年会も燈籠講中のひとつで毎年、大燈籠を奉納しています。講中の数は変動があり、もっとも参加が多かった昭和30年代には20前後の講中が大燈籠を奉納していました。近年参加講中は増加しています。

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みどころ大燈籠、小燈籠に華を添える打ち上げ花火

羽生さん:祭りで最も盛り上がるのは大燈籠の巡行です。十二の大燈籠が御祭神の天香山命様とその奥様の御神輿様二基にお供し、夜の町を華やかに練ります。
大燈籠は花燈籠とも呼ばれ、燈籠の台座に造花の花が飾りつけられます。各講中で飾る花は違います。例えば、彌彦神社氏子青年会の大燈籠は、おやひこさまの花といわれる桜の花を中心に飾り付けます。

シシゾウ:大燈籠巡行が行われる25日のスケジュールを教えてください。

羽生さん:昼は地元の小学4年生から中学生までが参加する子ども燈籠押しが行われます。伝統文化の継承と後継者育成を目的に始まった協賛行事で、子どもたちが学校の授業で手作りした、やや小ぶりの花燈籠を担ぎます。続いて、御神輿様が通る道を祓い清めるため、温泉街の通りを子どもたちがケヤキの大枝を引き回すお欅引(おけやきひき)が行われます。
午後7時前になると、各燈籠講中の面々は神社に向かい、拝殿に飾られていた自分たちの大燈籠を講中の拠点となる宿元まで持ち帰ります。これを宿下り(やどさがり)といいます。夕闇の中、ろうそくの火が入った大燈籠が神社を出ていくところはみどころのひとつです。それから御神輿様の渡御が始まる時刻まで、各講中はそれぞれの宿元の前で太鼓や鳴り物、歌や踊りを披露し、通りはおおいに賑わいます。
御神輿様が御旅所に向けて神社を出発するとき、すべての大燈籠は神社の一の鳥居前で控えているのが決まりです。時間が近づくと各宿元から大燈籠を担いだ各講中が神社を目指してワッショイワッショイと賑やかに練っていきます。その間、講中同士で申し合わせて大燈籠の押し合いも行われます。

シシゾウ:大燈籠の押し合いはどのような形で行われますか?

羽生さん:文字通り、大燈籠と大燈籠が押し合いますが、ぶつけ合うのは禁じられています。拍子木の音を合図に、双方の大燈籠が十数人の担ぎ手たちに担がれワッショイワッショイと前に進み、大燈籠同士が接触すると同時に力いっぱい押し合います。再び拍子木が鳴ったとき、「よーいとこ、よーいとこな」の掛け声で先に大燈籠をきれいに差し上げたほうが勝ちです。
大燈籠の押し合いに見られるように弥彦燈籠まつりには喧嘩まつりの側面があります。越後平野一帯は昭和初期ごろまで信濃川の水争いで地区同士が激しく争っていたため、日ごろのうっぷんを祭りで晴らしていたのではないかといわれています。弥彦村にはいろいろな祭りがありますが、弥彦の男衆の血が騒ぐ祭りといえば、弥彦燈籠まつりです。

シシゾウ:大燈籠巡行のみどころを教えてください。

羽生さん:大燈籠は御神輿様の前と後ろについて弥彦村の本村地内を一周します。御神輿様は粛々と進みますが、大燈籠は木遣り歌に合わせて上げ下げしたり、もみながら回転したり、押し合いをしたり、威勢よく担がれます。御神輿様と大燈籠の前後には田楽燈籠(でんがくどうろう)と呼ばれる個人が奉納する小さな角型の燈籠を持った人々がついて一緒に歩きます。また、猿田彦をはじめ古式ゆかしい装束を身につけた諸役もお供をするので行列の全長は1キロ近くなります。
御神輿様の渡御が始まると同時に花火大会が始まります。御神輿様にご覧いただくために打ち上げられる奉納花火で、巡行を華やかに盛り立てます。

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注目ポイント深夜に繰り広げられる一社秘伝の稚児舞

羽生さん:観光でいらっしゃる皆さんに見応えがあるのは大燈籠の巡行だと思いますが、この祭りで一番重要なのは、巡行後に行われるお稚児様による稚児舞の奉奏です。お稚児様を務めるのは地元の小学2年生の男児2名です。彌彦神社に代々奉仕してきた社家(しゃけ)の流れをくむ家から選ばれたお稚児様は「神歌楽(かがらく)」、社家以外の町方(まちかた)の家から選ばれたお稚児様は「天犬舞(あまいぬのまい)」を舞います。私は子どものとき、稚児を務めさせていただき、天犬舞を舞いました。1曲は20分程度ですが、とても長く感じたことを覚えています。

シシゾウ:稚児舞は見学できますか?

羽生さん:この舞は「見るなかれ、語るなかれ」といわれる秘曲で、一般の人は見ることができません。舞が行われるのは境内に設けられた仮舞殿(かりぶでん)と呼ばれる特設舞台で、舞の奉奏時には祭り関係者が舞台を取り囲んで人垣を作り、さらに大燈籠が仮舞殿を囲んで周囲の視線を遮ります。せっかく来ていただいてもご覧になれませんが、伴奏の雅楽は聞こえるので、音を聞いて神聖な雰囲気を感じていただきたいと思います。

シシゾウ:弥彦燈籠まつりはお稚児様が重要な役割を果たすのですね。

羽生さん:弥彦燈籠まつりの真の主役はおやひこさまですが、実際の神事で主役を務めるのはお稚児様です。祭り当日、お稚児様は自宅を出るときから地面に一切足をつけません。移動するときは稚児守(ちごもり)という役の大人に肩車をされます。宿下りのとき、お稚児様が通りかかると講中は踊りや太鼓を中断して道を開けます。それほど重要なお役ということです。

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ふるさと自慢おやひこさまの威徳を伝える地酒と銘菓

シシゾウ:弥彦村でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

羽生さん:彌彦神社の御祭神、天香山命様は紀伊熊野から越後に遣わされ、この地に漁業や製鉄、酒造りなどの諸産業をもたらしてくださいました。弥彦村に1軒ある地酒の蔵元は、おやひこさまが伝えたとされる昔ながらの手法で酒を醸し、きれいな酒質の日本酒を造っています。おやひこさまゆかりのもうひとつの名物は「玉兎(たまうさぎ)」というウサギの形をした落雁です。その昔、ウサギが田畑にいたずらをするので、困った農民たちがおやひこさまにウサギを諭してもらったとき、ウサギが背を丸めておそれいっている姿がとても愛らしかったので、ウサギの形をしたお餅を作って献上したのが由来とされています。弥彦村内のお菓子屋さんで結成された弥彦名産玉兎組合があり、弥彦村を代表する銘菓として親しまれています。弥彦村は温泉街も有名です。弥彦燈籠まつりは夜遅くまで行われるので、ご見物に来られた際はぜひ弥彦村でお泊りください。

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メッセージ御遷座100年の節目の年を迎えるおやひこさまにぜひお参りください

羽生さん:彌彦神社は1000年以上の歴史を持つ古社です。現在の社殿は明治時代の大火で旧社殿が焼失したあと、大正5年(1916)に造営されたもので、平成27年は御遷座100年にあたります。氏子をはじめ弥彦燈籠まつりに関わる人間は皆、気合が入っているので例年以上ににぎにぎしい祭りになると思います。一人でも多くの方に節目の年を迎えるおやひこさまにお参りいただき、年に一度の夜の祭り、彌彦燈籠祭りもご覧いただきたいです。

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※祭り紹介者 彌彦神社氏子青年会 会長 羽生 雅克(はにゅう まさかつ)さんにお応えいただいたインタビューをもとに、記事をまとめています。

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