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土崎港曳山まつり

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:AKT 秋田テレビ
放送
:8/29(土) 12 : 00〜12 : 55

ダイドードリンコスペシャル

熱き港魂 〜土崎港曳山まつり〜

土崎港曳山まつり

古くから秋田の海の玄関口として栄えてきた秋田市土崎地区。この地区の住民や出身者たちが1年で最も熱くなるのが、7月20日・21日に開かれる土崎神明社の曳山行事「土崎港曳山まつり」だ。地区の旧町内からおよそ20台の曳山が出され、威勢の良い「掛け声」と軽快な「港ばやし」にあわせて練り歩く、勇壮なまつりとして知られている。この「土崎港曳山まつり」の幕が下りると、土崎の夏が終わると言われるほど、この2日間にかける住民が多い熱い地区とされている。神事など厳かな部分を交えながら、祭りに参加する人々の情熱や想い、これまでにあまり見ることが出来なかった角度から曳山の動きをとらえ、祭りの魅力を伝える。

祭り紹介

  • 祭り写真館

土崎港曳山まつり

国指定重要無形民俗文化財の土崎神明社の曳山行事は、土崎地区の旧町内から20台程の曳山が出され、かけ声と「港ばやし」のお囃子にあわせて勇壮に練り歩きます。20日は武者人形を飾った曳山が町内を練り歩き、土崎神明社に奉納します。祭りは21日に神事のあと町内に帰る「戻り曳山」で最高潮を迎えます。

開催日
7月20日~21日※毎年同日
場所・アクセス
秋田県秋田市土崎港 土崎神明社

■電車
JR男鹿線「土崎」駅下車、徒歩5分

■車
秋田自動車道「秋田北」インターから約15分
お問い合わせ
土崎港祭り実行委員会
018-845-2264

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

歴史約300年の伝統を持つ曳山行事。過去には高さ24メートルの巨大曳山も登場

シシゾウ:土崎港曳山まつりは、いつごろ始まった祭りですか?

倉田さん:土崎神明社の祭りに初めて神輿が出たことが文献に記されている宝永2年(1705)を祭りの起源にしています。曳山については記述がないので正確なことは分かりませんが、1700年代後半になると紀行文などに曳山に関する記述が出てきます。
現在、曳山の高さは4.5メートルまでと決まっていますが、過去には高さ24メートルの曳山が運行していた時代もありました。24メートルの高さに関しておもしろい話が伝わっています。昔の尺貫法で24メートルは八丈です。九丈(約27メートル)にすると“苦情”の元になるというので24メートル以上にはしなかったということです。高い曳山が運行していたのは明治中期ごろまでで明治後期に電線が市内にはりめぐらされるようになると運行ができなくなり、現在の高さになりました。

シシゾウ:何台の曳山が出ますか?

倉田さん:土崎神明社の氏子地区には約50の町内がありますが、町内数イコール曳山の台数ではありません。複数の町内が協力して曳山を出す場合も多く、現存する曳山は全部で30台ほどです。また、すべての曳山が毎年祭りに出るわけではありません。曳山を出すと費用がかかるため、毎年出す町内は2、3町で、1年おきに出したり、2、3年に一度だったり、中には10年に一度出すところもあったりと町内によってまちまちです。私が子どもだった40年ほど前は、祭りに出る曳山は6~8台で10台を超すと今年の祭りは曳山が多いなという感覚でした。最近は台数が増えていて毎年、20台前後が出ます。

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みどころギイギイと車輪のきしむ音が真骨頂

シシゾウ:土崎港曳山まつりの曳山の特徴を教えてください。

倉田さん:第一の特徴は、曳山の音です。正確に言うと曳山が運行するときの車輪がきしむ音です。最近の祭りの山車は摩耗を避けるために車輪を受ける心棒の周りを金属で覆うことが多いのですが、土崎の曳山の車軸は昔ながらの木材です。だから動かしたときの木と木がこすれあうギイギイという音が激しいです。この昔ながらの音を聞けるところが土崎の曳山の大きな魅力だと思います。
第二の特徴は、曳山の曳き方です。曳山には曳き綱がついていて、曳子(ひきこ)と呼ばれる曳き手が引っ張ります。自分たちの町内を運行する20日と21日の午前中は、幼稚園児や小学生が曳子の中心になるので曳山が進む速度はゆっくりです。午後になり、土崎地区の北端にある御旅所に向かう御幸曳山(みゆきやま)になると、各町内の曳子は暗黙のルールで中学生以上に交代します。すると曳き方はそれまでとうってかわって勇ましくなり、単純にまっすぐ引っ張るだけでなく、曳き綱を横方向に振ったりします。午後8時、御旅所に集結した曳山が各町内に戻っていく戻り曳山(もどりやま)では曳き方が一段と派手になります。

シシゾウ:曳子は何人必要ですか?

倉田さん:2日間運行するので交代要員を含めて100~200人が必要です。土崎地区は少子高齢化で若い人が少なく、町内だけでは必要な人数が揃わないので町外に助っ人をお願いすることになります。この祭りは秋田市内の若い人たちに人気があり、曳山を曳きたいと名乗りでてくれる若者グループが多いので、お手伝いをしていただいています。
女性も曳子を務めます。昔は曳子といえば男性でしたが、35年ほど前から女性の曳子を見かけるようになり、ここ数年は男性の人数を逆転しています。中には曳子の9割近くが女性という町内もあります。

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注目ポイント筋骨隆々の裸人形と鎧兜の武者人形が曳山の上で繰り広げる戦国絵巻

倉田さん:土崎の曳山の三つめの特徴は、曳山に武者人形を飾ることです。関ヶ原の合戦や桶狭間の戦いなどの合戦や伝説を題材に、2~3体の人形を使って歴史的名場面を再現します。武者人形は専門の人形屋さんからレンタルし、題材に合わせて衣装やポーズを変えます。
土崎の武者人形で最も特徴的なのは裸人形の存在です。武者人形は甲冑をつけているのが普通ですが、裸人形は上半身が裸で、サイズも他の武者人形より一回り大きいので迫力があります。戦場に裸の武士がいるのはおかしいという意見もありますが、土崎独特の表現ということでご理解いただければと思います。

シシゾウ:曳山に飾られる見返しとは何ですか?

倉田さん:見返しは世相を風刺した川柳で、曳山の後方にあるお囃子の櫓(やぐら)の上に人形1体と並べて飾られます。見返しを考えるのに町内をあげて知恵を絞ります。見返しも武者人形と同じくらい歴史が古く、見返しを見るのを楽しみにしている方は多いです。優秀な見返しを表彰する見返しコンクールも行われます。

シシゾウ:20日と21日の曳山運行のみどころを教えてください。

倉田さん:20日でおすすめは郷社参りです。お昼過ぎから土崎神明社に参加町の曳山が入れ替わり立ち代り参拝に来るので、神社で待っているとすべての町内の曳山をじっくり見ることができます。
21日は戻り曳山をぜひご覧いただきたいです。戻り曳山はこの祭りのクライマックスです。おすすめの見物場所はメインストリートの本町(ほんちょう)通りです。曳山が来るまでは本町通りに軒を連ねる露店を楽しんでいただくといいと思います。8時30分ごろ、北方向からざわめきが聞こえてくるので、音のするほうを見ていると提灯をゆらゆらさせながら曳山が近づいてきます。曳山の姿が見える瞬間はとても風情があります。
各町内が力を入れている踊りをご覧になるなら、昼の御幸曳山です。運行順路の途中には踊りを披露するポイントが数ヵ所あります。秋田音頭は定番で、それ以外にもそれぞれの町内が曲や小道具など趣向を凝らした踊りを披露するので見比べるのも楽しいと思います。

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ふるさと自慢祭りに欠かせないふるさとの味、カスベ

シシゾウ:秋田市でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

倉田さん:土崎名物でご紹介したいのはカスベです。魚のエイを乾燥させたもので、水でもどして甘辛く煮つけます。私も小さいころから食べていて好物です。土崎港曳山まつりはカスベ祭りの異名があり、祭りの日にカスベを来客にふるまう風習があります。そのため祭り前になると市内のスーパーや商店にカスベが山積みで売られます。

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メッセージ祭りの熱気はどこにも負けないと自負しています

倉田さん:土崎港曳山まつりは、熱気ならどこにも負けないと思っています。祭りのある時期は気候が良いので、ぜひ土崎に遊びにきてください。

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※祭り紹介者 土崎港曳山まつり実行委員会 総務 倉田 芳浩(くらた よしひろ)さんにお応えいただいたインタビューをもとに、記事をまとめています。

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