トップページ
 > これまで応援した祭り > 2015年 式年鳥居木曳祭

これまで応援した祭り トップへもどる

式年鳥居木曳祭

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:チバテレ
放送
:11/23(月・祝) 19 : 00〜19 : 55

ダイドードリンコスペシャル

天津神明宮「式年鳥居木曳祭」 〜天津には、二十年に一度の夏がある〜

式年鳥居木曳祭

千葉県鴨川市天津。この地で二十年に一度行われる「式年鳥居木曳祭」は、天津神明宮の鳥居の建て替え神事として、長く天津の人々に受け継がれてきた。伊勢神宮から分霊を受け創建された経緯から、伊勢神宮の式年遷宮に倣い行われている。昨年12月、御用材となる杉の大木を山から切り出す神事から「式年鳥居木曳祭」は始まった。七本の杉のうち最大のものは高さ50メートル、樹齢100年を超える巨木である。氏子たち総出で皮むき、磨き作業が行われ、いよいよご神木が天津町内を曳き巡る夏がやってきた。秋に新しい鳥居が建立されるまでの一年間、神事を守りつづける町のひとびとの想いに迫っていく。

祭り紹介

  • 祭り写真館

式年鳥居木曳祭

式年鳥居木曳祭は「房州伊勢の宮」と仰がれる天津神明宮に伝わる、伊勢神宮の式年遷宮に倣った20年に一度の鳥居の建替神事です。鳥居曳神事では御神木が8月下旬3日間かけて天津市中を奉曳され、例祭前日の10月15日に新しく建立された鳥居の通初式が行われます。約一年かけて斎行される壮大な神事です。

開催日
8月下旬の3日間※20年に一度
場所・アクセス
千葉県鴨川市天津 鎮座・天津神明宮・須賀神社

■電車
JR外房線「安房小湊」駅より鴨川方面バス5分「神明神社」前下車徒歩3分、または「安房小湊」駅よりタクシー5分

■車
館山道「君津」インターより房総スカイライン、鴨川有料道路、国道128号線(勝浦方面)経由で約1時間
お問い合わせ
天津神明宮社務所
04-7094-0323

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

歴史伊勢神宮の式年遷宮に倣い鳥居の建て替えをもってご遷宮に変える行事

シシゾウ:式年鳥居木曳祭は、いつごろ始まったのですか?

寺尾さん:式年鳥居木曳祭は天津神明宮で20年に一度斎行される鳥居建替神事の中心行事です。天津神明宮は房州伊勢の宮といわれ、多くの方々に崇敬されています。伊勢神宮は20年に一度、式年遷宮といって社殿を建て替えます。式年というのは年が定まっているという意味です。記録は残っていませんが、天津神明宮も昔は伊勢神宮と同じように社殿を20年ごとに造り替えしていたようです。しかし、天津神明宮の氏子地区は小さな町で、社殿を20年ごとに新しくするのは財政的に厳しかったため、鳥居を建て替えることで遷宮に変えるようになったといわれています。
平成27年の鳥居建替では、天津神明宮の一の鳥居だけでなく、二の鳥居と天津神明宮の摂社の諾冉(なぎなみ)神社の鳥居、さらに地元で天王様(てんのうさま)と呼ばれている須賀神社の鳥居も新調されます。
鳥居の建替は1年がかりで、節目節目に神事が行われます。前年の秋、鳥居にするスギの木を伐り出す神木斧始祭(しんぼくおのはじめさい)に始まり、御神木を山から下ろし、住民総出で御神木の皮をむいて磨く神木磨(しんぼくみがき)、そして町内をめぐる木曳祭(鳥居曳祭)、御神木の加工に先立って行われる鳥居木造始祭(とりいこづくりはじめさい)を経て、完成した鳥居が通り初めをする10月15日の鳥居通初上棟祭(とりいとおりぞめじょうとうさい)で完結します。その中でも鳥居曳祭は、氏子の奉仕によって磨き上げられた御神木を氏子たちが3日間かけて天津地区内を曳き回した後、天津神明宮に納める神事で、一連の行事の中で最も大がかりなものです。

シシゾウ:御神木はどこから調達するのですか?

寺尾さん:調達先は毎回違います。平成27年の鳥居建替は、東京大学千葉演習林にご協力いただき、平成26年の秋に神木斧始祭を斎行し、樹齢が100年を超えるスギの大木を7本譲り受けました。一番太い木は幹回りが約3.8メートル、直径が約1.2メートルあります。これが一の鳥居で一番上に載る笠木(かさぎ)になります。笠木を支える木も直径が約1メートルある立派なものです。

ページ先頭へ

みどころ御神木を中心に数百人規模の大行列

シシゾウ:式年鳥居木曳祭の3日間のスケジュールを教えてください。

寺尾さん:1日目の8月22日は、天津小学校の校庭で式典が行われた後、御神木の奉曳がスタートします。曳き回されるのは、一の鳥居になる御神木3本で、それぞれ第一号木(だいいちごうぎ)、第二号木(だいにごうぎ)、第三号木(だいさんごうぎ)と呼ばれます。東組、西組、中組という天津地区を3つに分けた組がそれぞれ御神木1本を担当し、曳き綱をつけた木曳車に載せて曳きます。1日目だけは須賀神社の鳥居になる御神木も合わせて曳き回されます。
曳き手たちの先頭に立つのは金棒曳(かなぼうひき)と呼ばれる美しく装った少女2人です。約50メートルある曳き綱2本を曳くのは100人前後の曳き手で、男性だけでなく女性も参加し、全員が揃いの浴衣を着ます。道中は天津地区に伝わる木遣(きやり)や天津小唄(あまつこうた)などを皆で歌いながらゆっくり進んでいきます。純白のさらしを巻かれた巨大な御神木が通りを曳かれていく光景は滅多に見られるものではなく一見の価値があると思います。
1日目の終点は天津港近くの海岸です。当日、到着地は催事会場になり、様々な催しが行われます。一方、須賀神社の御神木は曳納めで、須賀神社にそのまま納められます。第一号木、第二号木、第三号木は2日目、3日目も1日目と同じように天津地区の各集落を巡ります。3日目の夕方、天津神明宮に曳納めるときは、奉曳の終わりを惜しんで大いに盛り上がります。1日目の出発時と3日目の曳納めはみどころだと思います。

ページ先頭へ

注目ポイントおもてなしの心で曳き手の一般参加を募集

寺尾さん:平成27年の鳥居曳は、新しい試みとして、氏子以外の方にも曳き手として参加していただくことを計画しています。難しいしきたりはありません。参加する組のルールに従っていただければ結構です。木遣を歌いながらゆったりと曳いていきますので、地元の人間と和気あいあいとしながら伝統の神事の雰囲気を楽しんでいただけるのではないかと思います。全国的にも少ない行事で、20年に一度しか経験できないので、多くの方にご参加いただけることを願っています。おもてなしの心でお待ちしています。

シシゾウ:そのほか注目ポイントはありますか?

寺尾さん:私は平成27年が4度目の鳥居曳祭になりますが、子どものころと今では御神木を曳き回す地区の様子が様変わりしたのを強く感じています。メインストリートの国道128号線はかつて道沿いにたくさんの店があり、とても賑やかでしたが、今は多くの店がシャッターを下ろしてしまい、さびしい限りです。式年鳥居木曳祭実行委員会では、鳥居木曳祭を地域おこしのきっかけにしようと空き店舗を活用したイベントを現在計画中です。地元の若い人たちが張り切っているのでご期待ください。

ページ先頭へ

ふるさと自慢海の幸と日蓮上人ゆかりの史跡が豊富

シシゾウ:鴨川市でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

寺尾さん:鴨川市は漁業が盛んで、アワビ、サザエ、イセエビをはじめとする海産物が名物です。小湊(こみなと)地区にある海産物即売所の活き活き小湊ウオポートでは、地元の港で水揚げされた新鮮な魚介や海産加工物が販売されています。
鴨川市は日蓮上人の出身地で誕生の地に建立された誕生寺(たんじょうじ)や青年時代に修行をした清澄寺(せいちょうじ)などゆかりの寺院や史跡を巡るのもおすすめです。

ページ先頭へ

メッセージ氏子が心をひとつにして御神木を曳くところをご覧ください

寺尾さん:千葉県内にはたくさんの神社がありますが、20年に一度の式年行事を行うのは天津神明宮だけだと聞いています。氏子たちにとって鳥居建替は重要な行事で、御神木を曳くのを皆楽しみにしています。年に一回、天津地区に一基だけある神輿を担ぐときもそうですが、鳥居曳には進学や就職でふるさとを離れて暮らす人たちが帰省し、地元の仲間と一緒に鳥居木を曳いて旧交を温めています。
天津千軒といわれる小さな町ですが、地区の行事があればこぞって奉仕するなど皆の気持ちがひとつに揃うことにかけてはどこの町にも負けません。式年鳥居木曳祭でも氏子たちが心をひとつにして御神木を曳くところをぜひご覧いただきたいと思います。

ページ先頭へ

※祭り紹介者 式年鳥居木曳祭実行委員会 実行委員長 寺尾 忠行(てらお ただゆき)さんにお応えいただいたインタビューをもとに、記事をまとめています。

  • 日本の祭り 名産品
  • 祭り写真館
  • 祭りカレンダー
  • ワンクリックアンケート
  • 祭り広場
  • 吉村作治先生の祭り考察
  • ダイドードリンコ日本の祭りCM
  • みんなの祭り情報局
  • DyDo online shop
  • 日本の祭りボード 日本の祭りに関する発言はこちらへ!

日本の祭りポスターをプリントしよう!

ダイドードリンコは「NPO(特定非営利活動法人)日本の祭りネットワーク」に加盟しています。