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大凧あげ祭り

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:TVS テレビ埼玉
放送
:5/31(日) 19 : 00〜19 : 55

ダイドードリンコスペシャル

大空に広がる百畳の夢 〜春日部市西宝珠花 大凧あげ祭り〜

大凧あげ祭り

日本三大大凧祭りのひとつ、春日部の「大凧あげ祭り」。百畳800キロの巨大な凧を、大空高く揚げるダイナミックな祭りだ。江戸後期、養蚕の豊作占いとして、凧を揚げたことが起源とされ、そこから、家の財力を凧の大きさで競うようになり、徐々に巨大化して現在に至ったとされている。毎年2月になると、地元の地区で分けられた「上若組」と「下若組」が竹と和紙を使い、3か月をかけて二つの大凧をつくり上げる。年を重ねるほど大きくなってきた凧には、鮮やかな色づかいとともに、毎年人々の思いや願いが込められた文字が記される。街が姿を変えていく中、男たちが郷土を愛し、伝統文化を守り受け継いできた「大凧あげ祭り」。番組では、凧をつくる男たち、そして、地元の人々の思いをのせて大空に舞う大凧の勇壮な姿を描いていく。

祭り紹介

  • 祭り写真館

大凧あげ祭り

和紙と竹を用い、3ヵ月かけて作られた大凧を揚げる祭りで、170年以上の歴史があります。毎年、初節句を迎える子ども達の健康と成長を願って、二張りの大凧が空を舞います。大凧は縦15メートル、横11メートル、重さ800キロあり、春日部市「庄和大凧文化保存会」の若衆により、大空高く揚げられます。

開催日
5月3日・5日※毎年同日
場所・アクセス
埼玉県春日部市西宝珠花地先江戸川河川敷(宝珠花橋下流)

■電車
・東武野田線「南桜井」駅北口より会場直通シャトルバスで約10分
・東武スカイツリーライン「春日部」駅東口から朝日バスで約30分「大凧会館入口」下車
・東武スカイツリーライン「東武動物公園」駅東口から朝日バスで約30分「大凧会館前」下車
お問い合わせ
春日部市大凧あげ祭り実行委員会事務局
048-736-1111

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

歴史始まりは養蚕の豊作占い。
現在は子どもの健やかな成長を祈願

シシゾウ:大凧あげ祭りは、いつごろ始まった祭りですか?

伊藤さん:江戸時代後期の天保12年(1841)、出羽国(でわのくに)の僧、浄信(じょうしん)が各地を巡礼する途中、西宝珠花(にしほうしゅばな)にある小流寺(しょうりゅうじ)という寺に10日間逗留したとき、寺の周囲に広がる養蚕用の桑畑を見て、“凧が舞いあがる”と“繭の値段が舞いあがる”の意味をかけて、豊作を占って凧をあげるように勧めました。そこで農家の人たちが各家で小さな凧を作ってあげたのが西宝珠花の凧あげの始まりと伝えられています。
江戸川流域にある西宝珠花は運河の町で、江戸時代には江戸と千葉の関宿城(せきやどじょう)を結ぶ船の停泊地として栄えました。当初、凧は蚕のまゆの収穫前にあげられていましたが、人寄せのために旧暦5月の端午の節句に男児の出生祝いとしてあげられるようになりました。現在は、祭り開催年に生まれた子どもの健やかな成長を祈願して行われます。
大凧あげ祭りでは、西宝珠花地区の住民が江戸川上流の上若組(かみわかぐみ)、下流の下若組(しもわかぐみ)に分かれ、それぞれの組で自分たちの大凧をあげます。2つの組は仲が良いのですが、大凧あげに関しては競争心があり、互いに切磋琢磨してきたことが大凧あげ祭り隆盛の原動力になっています。

シシゾウ:凧のサイズは昔から大きかったのですか?

伊藤さん:資料は残っていませんが、養蚕の豊作占いであげられていたときは普通の大きさで、凧あげの目的が子どもの出生祝いに変わった明治初期に、数軒が合同で五十畳敷ほどの大きさの凧を作ってあげるようになりました。明治中期には現在の百畳敷といわれる大きさになったようです。一時期、小さくしたこともありましたが、現在は縦15メートル×横11メートル、重量800キロに大きさが固定されています。

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みどころ大凧と小凧の華麗な競演

伊藤さん:春日部市の大凧あげ祭りは“日本一の大凧あげ祭り”と呼ばれています。凧の大きさ日本一は、神奈川県の相模川河畔であげられる125畳敷の大凧です。春日部市の大凧あげ祭りの日本一は、祭りにあがる大凧の数です。百畳敷の大凧が2張り、私たちが小凧と呼んでいる6メートル×4メートル、重量150キロの十五畳敷の凧は上若組が3張り、下若組が1張りの計4張りあげられます。さらに、小凧より小ぶりのコマーシャル凧と呼ばれる企業協賛の凧も約20張りあげられます。観客の人数など祭りの規模も日本一を自負しています。

シシゾウ:大凧の製作期間はどのくらいですか?

伊藤さん:大凧作りは毎年2月からスタートします。春日部市「庄和大凧文化保存会」の有志が日曜ごとに集まって、和紙を貼り合わせたり、竹で骨を組んだりしてパーツを作ります。最終の組み立ては祭り当日に行います。大凧の材料やサイズ、凧文字の書体やデザインの色使いは上若組、下若組共通ですが、骨の組み合わせ方、糸目の数などはそれぞれのやり方があります。

シシゾウ:3日と5日のスケジュールを教えてください。

伊藤さん:3日の午前中は、大凧を組み立てます。1500枚貼り合わせた和紙の凧紙を組まれた竹の骨組みに糊で貼り合わせ、糊が乾いたら糸目をつけます。
凧あげは、両日とも午後1時からスタートします。最初にあげるのは小凧です。大凧は2時からスタンバイします。大凧は一定以上の強さの風がないとあがりません。例年、風が強くなるのは夕方なので、いい風が吹くまで根気よく風待ちをします。その間、小凧は場所を移動してあげられます。大凧は引き手が120人以上必要なので、あげるときは上若組、下若組は協力し、順番にあげます。いい風が吹いてきたら、全体の指揮をとる組長が合図をし、引き手たちが綱を引きます。いくつかの条件が揃うと大凧は風をとらえ、上空に舞いあがります。

シシゾウ:大凧があがる条件とは?

伊藤さん:風は風速6メートル以上必要です。しかし、10メートルを超えると逆に危険です。平成26年は、風速10メートルを超える風が吹き、大凧があがった途端、強風に耐えきれず空中でバラバラになりました。凧本体の出来にも左右されます。いい凧は風さえあれば、自らあがっていこうとします。だから風がないときは引き手が走って風をつくりますが、風があるときは走りません。引き手が静止し、大凧が上空にドンと張り付いたような状態になると、上空に吹く風を受け、何時間でもあがっています。でも、そういう状態に毎回なってくれるわけではありません。私たち保存会のメンバーは大体4年に一度あがればいいかなという感覚でやっています(笑)。

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注目ポイント「大凧をあげたい!」という思いで心がひとつに!

伊藤さん:大凧あげは真剣勝負です。小凧は大人が10人もいれば簡単にあがり笑顔で楽しめますが、大凧は1人でも気を抜いているとあがりません。大凧が待機すると引き手をはじめとする参加者は全員、大凧の動きに集中し、観客の皆さんも固唾を飲んで見守ります。
大凧が風をはらんであがると、直径24ミリの綱はミシミシ音を立てて鉄の棒のような状態になり、人が1人ぶらさがったくらいではびくともしません。それくらい強力ですから、大凧の周りや糸目の中心で待機する人たちは気をつけていないとあがる瞬間にはねとばされてしまいます。引き手の華といわれる綱の先端部分を担当する人たちも危険なポジションです。大凧があがると綱の先端は支点になり、一番重量がかかってきます。この人たちが綱を地面にしっかり押さえつけていないと、後方で綱を引く人たちが支えきれずに綱を放してしまい、大凧がコントロールできなくなってしまいます。ですから責任重大で、必ずベテランの人たちが配置されます。

シシゾウ:伊藤さんは大凧あげのどういうところに魅力を感じていますか?

伊藤さん:結果が予測できないところです。大凧は毎年、同じメンバーが作っているのに、どういうわけか、その年その年で出来が違います。いい凧が作れても、いい風は吹くのか、引き手は集まってくれるのか、そのときになってみないとわかりません。雨が降るとすべてが水の泡です。毎回ハラハラドキドキしますが、だからこそ、あがったときの感動はひとしおです。

シシゾウ:一般の人も大凧あげに参加できるそうですね。

伊藤さん:私たち春日部市「庄和大凧文化保存会」もメンバーになっている大凧あげ祭り実行委員会では毎年、大凧の引き手を募集しています。参加資格は、16歳から60歳の体力に自信のある人で、女性は縦6メートル×横4メートルの小凧(小町凧)を引いていただきます。保険の関係で事前のエントリーが必要です。祭り当日、初めて顔を合わせる人たちも含めた百数十人が大凧をあげたいという思いで心をひとつにして綱を引く一体感は素晴らしいです。一度、あがった大凧の綱を引いたら魅力にはまってやみつきになると思います(笑)。

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ふるさと自慢5月3日・5日は大凧あげを見て、イチゴ狩りを楽しむ

シシゾウ:春日部市でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

伊藤さん:大凧あげ祭り会場の周辺にはイチゴ農園が数軒あり、祭りの時期にはちょうどイチゴ狩りが楽しめます。地元の物産をお買い求めいただくなら、「道の駅庄和」がおすすめです。
名物としては、大凧の形を模した春日部市「庄和大凧文化保存会」公認のたこやきがB級グルメで人気です。大凧あげ祭りにちなんだせんべいやサブレもあります。

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メッセージ私たちと一緒に大凧の綱を引きましょう

伊藤さん:私たちの大凧あげは西宝珠花地区の行事として始まりました。それが旧庄和町(しょうわまち)の大凧あげ祭りになり、市町村合併で春日部市の大凧あげ祭りになりました。私たち保存会は、“春日部といえば大凧あげ”といっていただける祭りにしたいと思って現在、頑張っているところです。
日本一の大凧あげ祭りと呼ばれている私たちの祭りを会場でぜひご覧いただきたいと思います。大凧あげは、参加することでより一層魅力を体感していただけます。引き手にエントリーしていただき、私たちと一緒に綱を引きましょう。

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※祭り紹介者 春日部市「庄和大凧文化保存会」会長 伊藤 正一(いとう まさかず)さんにお応えいただいたインタビューをもとに、記事をまとめています。

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