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出町子供歌舞伎曳山祭り

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:TUT チューリップテレビ
放送
:5/24(日) 14 : 00〜14 : 54

ダイドードリンコスペシャル

かぶきの絆 神が舞う 〜出町子供歌舞伎曳山祭り〜

出町子供歌舞伎曳山祭り

チューリップの産地として有名な富山県砺波市で220年以上受け継がれる子供歌舞伎。出町神明宮の春の祭礼として毎年4月29・30日に行われています。小学生役者が美しい衣装を着て、絢爛豪華な曳山の舞台で歌舞伎を演じます。番組では、去年の12月から歌舞伎の稽古に励む7名の子どもたちに4ヶ月以上密着します。小学生が慣れない歌舞伎の稽古に悪戦苦闘する姿や子どもたちをサポートする親や地域の人々の祭りにかける思いに迫ります。また、今年はじめて太夫デビューをする男性の苦悩も合わせて取材します。子供歌舞伎を中心に町全体がひとつになっていく様子を伝えます。

祭り紹介

  • 祭り写真館

出町子供歌舞伎曳山祭り

チューリップの産地として有名な富山県砺波市で200年以上継承される子供歌舞伎。出町神明宮の春の祭礼として毎年4月29~30日に行われています。子ども役者が美しい衣装を着て、絢爛豪華な曳山の舞台で歌舞伎を演じます。豆役者は厳しい師匠のもと、2ヵ月以上前から稽古をはじめ祭り本番に挑み、名演技を披露します。

開催日
4月29日~30日※毎年同日
場所・アクセス
富山県砺波市 出町神明宮

■電車
JR「砺波駅」下車、徒歩約10分

■車
北陸自動車道「砺波」インターより約5分
お問い合わせ
砺波市出町子供歌舞伎曳山会館
0763-32-7075

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

歴史約220年の伝統を守る出町神明宮の春の祭礼

シシゾウ:出町子供歌舞伎曳山祭りは、いつごろ始まったのですか?

五島さん:出町子供歌舞伎曳山祭りは砺波市の出町神明宮(でまちしんめいぐう)の祭礼です。古い記録には、江戸時代の天明(てんめい)9年(1789)に曳山が初めて建造されたと書かれています。出町地区は砺波市の中心部にあたり、祭りには氏子の3地区から3基の曳山が出ます。一番歴史が古いのは西町(にしまち)の曳山で、その後、中町(なかまち)、東町(ひがしまち)が建造されました。東町曳山は、明治33年の出町大火で焼失しました。その後4つの町内が賞金を出して再建したので「東(ひがし)」と呼ばれています。
曳山に設けられた舞台上で子供歌舞伎が演じられるようになったのは曳山の成立後のしばらくしてからで、人形浄瑠璃も上演されていました。記録によると最後の人形浄瑠璃上演は明治21年(1888)で、その後、子供歌舞伎が主流になっていきました。
以前は3町が揃って子供歌舞伎を上演していましたが、昭和44年(1969)から当番町制になり、1町内ずつの回り持ちで上演するようになりました。2015年の当番町は東です。
元々の開催日は4月16日・17日でしたが、住民のサラリーマン化が進み、平日開催だと祭りに参加しにくいため、数年前に4月29日と30日に日程を変更しました。富山県内には曳山の祭りが多く、高岡市の高岡御車山祭(たかおかみくるまやままつり)、小矢部市の石動曳山祭(いするぎひきやままつり)、南砺市の城端曳山祭 (じょうはなひきやままつり)、おわら風の盆で有名な富山市八尾の越中八尾曳山祭など同じ時期に開催日が集中しています。

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みどころ幕開きの神社奉納から千秋楽まで2日間で十数回上演

五島さん:子供歌舞伎に出演するのは当番町の小学4年生を中心とする小学生の男女児童で、演目にもよりますが5~10名ほどが出演します。三味線や浄瑠璃などの伴奏は町内の大人が務めます。衣装やカツラの準備もすべて地元の人間が行います。唯一、子供歌舞伎の演技を指導する師匠と呼ばれる専門家だけは他所から招いています。町によって依頼先は異なりますが、最近は東京の歌舞伎関係者にお願いすることが多いです。

シシゾウ:出演者はどのようにして決めるのですか?

五島さん:師匠の方に選考を一任しており、上演する演目に合わせ、背格好などを考慮して選ばれます。上演される演目は通常1作品で、各町はそれぞれ得意とする演目を持っています。『絵本太閤記』や『鎌倉三代記』など時代物が多いのですが、最近は若い人にも分かりやすいストーリーの演目も上演されています。

シシゾウ:お稽古期間はどのくらいですか?

五島さん:延べ約1ヵ月です。お稽古は学校があるときは放課後、春休みに入ると毎日朝から晩まで行います。練習が厳しいので中には嫌だと言い出したり、泣き出したりする子も出てきます。それをなだめながらお稽古を続けさせているうちに子どもたちは技術面だけでなく精神面もどんどん成長していきます。師匠の方は、お稽古の最初に挨拶や正座の仕方、靴を揃えるなどのしつけを指導されるので人間教育のいい機会にもなっています。

シシゾウ:2日間の公演スケジュールを教えてください。

五島さん:子供歌舞伎は曳山を移動させながら2日間で十数回上演されます。役者を務める子どもたちは神の憑代(よりしろ)として扱われ、祭りの間は地面に足をつけないように世話役の若者に担がれて移動します。
幕開きの公演は出町神明宮で行います。1回の上演時間は約40分です。神社での奉納歌舞伎を終えると引き続き、他町曳きといって当番町以外の2町に曳山を移動させ、上演します。他町曳きは当番町制になってから始まった行事で1日目だけ行います。2日目は自町曳きで、当番町内の各所で上演します。最終公演は当番町の中心部で行われます。最後ということで地元の人たちの声援も多く、大いに盛り上がります。
当番町でない2町は飾り山という形で曳山を出します。三町揃い曳きといって曳山3基が勢揃いする場面もあります。詳しいスケジュールは砺波市ホームページにも掲載しております公式パンフレットでご確認ください。

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注目ポイント豆役者たちの見事な役者ぶりに感動必至

五島さん:出町子供歌舞伎曳山祭りの最大の魅力は、伝統の曳山の舞台の上で小さな子どもたちが古典芸能の歌舞伎を演じる一体感だと思います。2日間の間にどんどん上達していく子どもたちの演技も見どころです。最初の奉納歌舞伎では緊張もあり、随所に幼さが見受けられますが、最終公演では一人前の豆役者になり、大人顔負けの演技を見せます。そのめざましい成長ぶりは見ていて毎回感動します。機会があれば1日目と2日目の子どもたちの演技をぜひ見比べていただきたいと思います。

シシゾウ:その他に注目ポイントはありますか?

五島さん:三町揃い曳きでは、子供歌舞伎上演だけでなく、子どもたちの三味線演奏も披露されます。出演するのは砺波子供歌舞伎曳山振興会が主宰する三味線教室の子どもたちです。三味線教室は、祭りの後継者育成のために10年ほど前から始めたもので現在、小学生から高校生まで約15名が参加しています。浄瑠璃教室も開いていて、そちらも年に1回、浄瑠璃発表会を行っています。子供歌舞伎の出演をきっかけに三味線教室に通いはじめ、大学進学後、師匠について本格的に学ばれ、古典芸能の道に進まれた男性もいます。将来、そういう方が指導者として戻ってこられて子供歌舞伎曳山を盛り上げてくれることを期待しています。

シシゾウ:地域の皆さんにとって出町子供歌舞伎曳山祭りはどのような存在ですか?

五島さん:地域の誇りであり、地域住民の絆を深める役割も果たしています。表舞台で活躍するのは小学生ですが、狂言方として子どもたちを支える20代から40代、資金繰り等で祭りの運営に携わる50代から60代など各世代の人間が心をひとつにして力を合わせることでこの祭りは成り立っています。逆にいうと、この祭りが失われると地域の求心力がなくなりコミュニティにとっては大きな損失です。幸い、「祭りばか」といってもいいくらい熱心に祭りを盛り上げてくださる若い方が各町にいらっしゃるので継承について不安はありません。
砺波子供歌舞伎曳山振興会では地域の子どもたちに子供歌舞伎曳山を誇りに思ってもらいたいという思いから、地元小学校に働きかけ、授業の一環として子供歌舞伎を見学してもらっています。クラスメートが出ているので、子どもたちは興味を持って見てくれますし、出演する子どもたちの励みにもなっています。

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ふるさと自慢砺波に春を告げる「となみチューリップフェア」

シシゾウ:砺波市でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

五島さん:砺波市はチューリップ球根の産地として知られています。出町子供歌舞伎曳山祭りの時期には砺波チューリップ公園で「となみチューリップフェア」が開催中で、全国から大勢の観光客が見事に咲き誇ったチューリップを見にいらっしゃいます。
砺波市のご当地グルメとして有名なのは大門(おおかど)地区で作られる「大門素麺」です。冬季に今では珍しくなった手延べで生産される高級そうめんで、200年以上の歴史があります。

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メッセージ子供歌舞伎は郷土の貴重な文化遺産です

五島さん:出町子供歌舞伎曳山祭りは長きにわたって行われてきた祭りで、郷土の貴重な文化であり歴史遺産です。砺波子供歌舞伎曳山振興会は、次代に伝統をつなげるため、祭りを誇りに思う子どもや若者の育成にこれからも取り組んでまいります。

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※祭り紹介者 砺波子供歌舞伎曳山振興会 会長 五島 辰夫(ごしま たつお)さんにお応えいただいたインタビューをもとに、記事をまとめています。

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