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山中諏訪神社 安産祭り

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:YBS 山梨放送
放送
:9/28(日) 12 : 00〜12 : 55

ダイドードリンコスペシャル

命のリレーを見つめて ~山中諏訪神社 安産祭り~

山中諏訪神社 安産祭り

山中湖村にある山中諏訪神社の9月の例大祭は、別名、安産祭りと呼ばれています。神社の祭神は、安産にご利益があるといわれている豊玉姫命(とよたまひめのみこと)。このため祭りには、安産祈願や子宝を授かりたいという女性たちが全国から集まります。安産祭りでは、神輿の後ろに多くの女性たちが連なり、列をなします。こうすることで、神輿を担ぐのと同じご利益があると信じられているからです。中には、お腹の大きな妊婦さんの姿も…。祭りのクライマックスでは、山中諏訪神社の境内を女性たちの連なる神輿が練り歩きます。参加者の真剣な表情と相まって、その様子は、まさに圧巻です。番組では、子どもを授かった家族や、地域の人たちの思いも紹介しながら、安産祭りの迫力ある様子を描きます。

祭り紹介

  • 祭り写真館

山中諏訪神社 安産祭り

毎年9月4~6日までの3日間にわたり行われる例大祭。神社の祭神は安産守護の神様・豊玉姫命で、夜、神輿を担いだ氏子及び崇敬者の女性には子宝・安産が約束されるといわれています。5日の本祭りの夜、神輿が「もうそろ・もうそろ」と御神歌を唱えながら境内を練り歩く様は圧巻で、祭りは最高潮を迎えます。

開催日
9月4日~9月6日※毎年同日
場所・アクセス
山梨県南都留郡山中湖村 山中御所

■バス
富士急行線「富士山駅」より富士急路線バス「ホテルマウント富士入口」下車、徒歩約10分

■車
東富士五湖道路「山中湖インター」より約5分
お問い合わせ
山中諏訪神社
0555-62-3952

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

歴史安産のご利益のあるご祭神の神輿が御旅所に渡御

シシゾウ:山中諏訪神社の安産祭りは、いつごろ始まった祭りですか?

坂本さん:山中諏訪神社は別名を山中明神(やまなかみょうじん)といい、地元の方からはお明神様(おみょうじんさま)と呼ばれています。ご祭神は豊玉姫命(とよたまひめのみこと)で、ご出産されたときに安産だったという言い伝えから安産・子授けの神様として近隣に知られています。
神輿が御旅所(おたびしょ)に渡御をする現在の祭りが始まったのは、江戸時代後期と伝えられています。氏子の山中地区は約700軒の集落ですが、それを約50軒ずつに分けて一年ごとに持ち回りで担ぎます。この神輿に女性がさわるとご祭神のご利益で安産や子宝に恵まれるといわれているため、神輿が御旅所に到着したときと神社本殿に戻ってきたとき、参拝に来られた女性が神輿の周りに殺到することから安産祭りといわれるようになりました。
昔は近郊近在の若いお嫁さんが、山中の祭りに行きたいといえば、普段は厳しいお舅さんお姑さんがお小遣いをあげて喜んで送り出したそうです。昔は徒歩で神社に行ったので、街道筋の民家は、参拝者の女性たちにお接待をする習わしがあったといいます。

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みどころ神輿を担ぎ、連なり、神様と一体化した忘我の境地

坂本さん:9月4日の宵祭りは神輿が御旅所(おたびしょ)にお渡りし、一晩過ごされて、翌5日の本祭りで神社に還御(かんぎょ)します。祭りのクライマックスは、5日の夜も更けた11時過ぎ、神社に神輿が到着するときです。神輿は境内に入ってくると、御神木の周りを古くから伝わる御神歌(ごしんか)を唱えながら3周します。ご参拝の女性の方は神輿を担ぎ、それが無理なら神輿を担いでいる人の肩や背中に手をかけます。すると、その人の背中に別の参拝者が手をついてという形で、人がどんどん連なって長い列になります。参拝者の中にはお腹の大きい妊婦の方が大勢いらっしゃいます。臨月で神輿を担いで、翌日に赤ちゃんが生まれたという方がこれまでに多くいらっしゃいます。氏子の方で過去一年間にお子さんが生まれた女性はお礼参りとして、着物で正装し、地元の言葉でブッカケと呼ぶお宮参りに羽織らせる掛け着をつけた赤ちゃんを背負って参加します。大勢の赤ちゃんがいるので、中には泣き出す子がいてもおかしくないのですが、不思議なことに赤ちゃんの泣き声は一切聞こえてきません。お母さんが神輿の練りに合わせて身体を動かしているのが、あやしてもらっているように感じられるらしく、どのお子さんもすやすやよく寝ておられます。

シシゾウ:神輿が練り歩くとき、御神歌の合いの手に唱えられる「もうそろ」はどのような意味ですか?

坂本さん:「申し候(もうしそうろう)」の略といわれています。神輿を担ぐときに唱えられる御神歌は「諏訪の宮 御影(みかげ)さす 右龍(やりゅう)がいにも 左龍(さりゅう)がいにも もそろげにもそろ」という歌詞で、「ご祭神の豊玉姫命が、山中湖対岸の明神山(みょうじんやま)の山頂にある山中諏訪神社の奥宮(おくみや)から神社本殿にいらっしゃるとき、左右の白龍(はくりゅう)に守られてやってきますよ。豊玉姫命も白龍も後光がさしています」という意味があります。この歌詞の最後の「もそろげにもそろ」に合いの手をうつ形で「もうそろ・もうそろ・もうそろ」と唱和します。
神輿は神社に着いても3歩進んでは2歩下がるという形で、30分から1時間近く、名残惜しんで練り回ります。その間、神輿を担ぐ奉仕者の方もご参拝の方も神輿の動きに合わせてずっと身体を揺らしておられます。皆さんを見ていると身体が自然に動いている忘我の境地のような感じで、神様と一体化しているかのようです。お手伝いに来てくださる他所の神社の方がこの様子をご覧になり、「これが祭り本来の姿ですね」と非常に感心されます。神輿が本殿前に安置され、御神霊(おたましい)が神輿から本殿に遷(うつ)されると、奉仕者の方も参拝者の皆さんも達成感のある良いお顔をされています。

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注目ポイント平成25年に補修を終え、美しく蘇った神輿に注目

坂本さん:4日の宵祭りで、神輿が御旅所に到着するときがもうひとつのみどころです。御旅所は神社から1キロちょっと離れた場所にあります。御旅所は、この祭りのときだけ使われるのですが、社殿が立派なので、他所からいらした方は神社本社と間違われることがあります。神社を出発した神輿が御旅所に着くのは夜10時から11時にかけてで、境内前に御神木に見立てて置かれた臼(うす)の周りを、御神歌(ごしんか)を唱えながら3周します。ご参拝の女性の皆さんが神輿に連なるのはご還御と一緒です。
神輿が御旅所の社殿に納まっても神事は続きます。午前1時から特殊神事の丑の刻(うしのこく)の祭典が行われます。神様に願いを叶えていただくために神様を寝かさないように神輿を揺らします。その後、「おこもり」といって、祭りの役員や神社関係者は朝まで神輿のそばについて、神様に起きておいていただけるように、小さな御燈明の火を絶やさないように寝ずの番をします。おこもりは一般の方も参加でき、願い事を叶えたいという熱心な方が参加されています。

シシゾウ:そのほか注目点はありますか?

坂本さん:当社の神輿はだいたい10年に一度、神輿の補修を行います。神輿本体の塗りは全て直しますし、装飾品の瓔珞(ようらく)※もきれいにします。平成25年の祭りが終わったとき、神輿を修理に出したので、平成26年の祭りは、傷ひとつない美しい神輿をご覧いただけます。

※瓔珞(ようらく)…装身具や本堂の天井などから下がっている装飾品。

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ふるさと自慢標高約1000メートルの山中湖は日本有数の避暑地

シシゾウ:山中湖村でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

坂本さん:山中湖湖畔は、戦前戦後を通じて、軽井沢と並び称せられた避暑地です。山中湖の標高は約1000メートルで、周囲にある高い山は富士山だけなので、風通しがよく涼しいです。安産祭りのある9月初めは、平地は残暑が厳しいころですが、山中湖村は比較的過ごしやすいです。特産は山中湖のワカサギをはじめとする水産物でフナ料理やコイ料理も名物です。

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メッセージ神様と一体化したような参拝者の姿をご覧ください

坂本さん:ダイドードリンコの日本の祭りを拝見すると、規模等に違いはありますが、どの祭りも素晴らしく感動します。山中諏訪神社の祭典もご覧いただいたら、神様とひとつになったような参拝者の皆さんの姿に感動されると思います。

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※祭り紹介者 山中諏訪神社 宮司 坂本 任邦(さかもと たかくに)さんにお応えいただいたインタビューをもとに、記事をまとめています。

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