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第67回 塩竈みなと祭

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:KHB 東日本放送
放送
:8/10(日) 16 : 25〜17 : 20

ダイドードリンコスペシャル

神人一体・塩竃みなと祭

第67回 塩竈みなと祭

塩竈みなと祭は、戦後の産業復興と市民の元気回復を求めた人々の思いによって始められた祭りです。震災から3年の今年は、縮小傾向にあった祭りを震災前同様の内容で実施しようと神社、市民が一体となって取り組んでいます。見所は、神輿を乗せた御座船(ござせん)が日本三景の松島を巡航する海上渡御、そして高台にある鹽竈神社まで202段の急勾配の石段を、白装束の氏子たちが重さ1トンある神輿をかついで力の限り駆け上がるところです。番組では、祭りを迫力ある映像で紹介すると共に予算が厳しい中、祭りの盛り上げを図ろうと、懸命に活動する商工会や青年部の人達、また、氏子たちの祭りを守り支えて行こうという熱い思いにも迫ります。

祭り紹介

  • 祭り写真館

第67回 塩竈みなと祭

志波彦神社・鹽竈神社の2基のお神輿を、御座船「龍鳳丸」「鳳凰丸」に奉安し日本三景松島湾内を渡御。海の祭典としては全国有数の規模を誇り、日本三大船祭りの一つに数えられます。約100隻もの供奉船を従えてご巡幸される姿は、さながら平安絵巻のよう。7月「海の日」に、東北の夏祭りの先陣を切って盛大に開催されます。

開催日
海の日とその前日
場所・アクセス
宮城県塩竈市

■電車
JR「仙台駅」より約20分「本塩釜駅」下車、徒歩約10分

■車
三陸自動車道「仙台港北インター」より約10分
お問い合わせ
塩竈みなと祭協賛会事務局(塩竈市産業環境部観光交流課内)
022-364-1165

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

歴史郷土発展の礎を築いた海の神様を海へお連れする海上渡御

シシゾウ:塩竈みなと祭は、いつごろ始まった祭りですか?

志賀さん:塩竈みなと祭は、奥州一宮・鹽竈(おうしゅういちのみや・しおがま)神社の氏子である塩竈市民が、祭りで郷土を盛り立てようと戦後まもない昭和23年(1948)に始めました。鹽竈神社は創建から1200余年の歴史を持つ古社です。主祭神は、塩土老翁神(しおつちおじのかみ)という航海や潮の干満などを司る神様で、神社の言い伝えによると、東北地方平定の任をおった鹿島(かしま)の神と香取(かとり)の神を道案内して海を渡ってきて、そのまま塩竃に留まり、土地の人々に塩の製造法を伝えたとされています。その伝承に基づき、塩竈みなと祭では、日ごろの感謝を込め、御祭神をふるさとの海へお連れする海上渡御を執り行います。 昭和39年(1964)からは、鹽竈神社と社殿を隣り合わせる志波彦神社(しわひこじんじゃ)の御祭神の志波彦神(しわひこのかみ)も海上渡御に加わっています。鹽竈神社の神輿を乗せる御座船(ござせん)・「鳳凰丸(ほうおうまる)」と志波彦神社の神輿を乗せる御座船・「龍鳳丸(りゅうほうまる)」は名前の通り、それぞれ極彩色の鳳凰と龍頭を船首にあしらっています。豪華絢爛な御座船2隻が大漁旗をひるがえした供奉船(ぐぶせん)100数隻を従え、日本三景の松島を背景に海上を進む光景は時代絵巻のように美しく、日本三大船祭りのひとつに数えられています。

東日本大震災のあった平成23年は、前夜祭の花火大会こそ中止しましたが、御座船の損傷が修復できる程度だったこともあり、鎮魂の思いと復興の願いを込め、規模を縮小して海上渡御を実施しました。平成25年からは花火大会も復活しています。

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みどころ202段の急な表坂を1トンの神輿が上がり下がりする光景は迫力満点

志賀さん:塩竈みなと祭のみどころのひとつは、神輿が海上渡御をするため、塩釜港を一望する高台にある鹽竈神社の表坂(おもてざか)と呼ばれる202段の石段を下りるときと、ご還御で石段を上がっていくときです。朝10時ごろ、鹽竈神社で神事の発輿祭(はつよさい)が終わると、神輿は白丁(はくちょう)と呼ばれる白装束の氏子の男性たちに担がれ、石段を下っていきます。神輿は約1トンと重量がある上に、坂の勾配は急なので、石段の両側に設けられた桟敷席や石段下で見守る観客たちは、何事もなく降りられるように祈りながら固唾をのんで見守ります。石段を無事下りきると、神輿は市内を巡り、桟橋のあるマリンゲート塩釜に向かいます。神輿が御座船に乗り移るのも一筋縄にはいきません。足場が組まれ、幅約4メートル、長さ約5メートルの厚い板が架けられ、その上を神輿が渡っていきます。
海上渡御は、塩釜港を出ていくときが最高のみものです。鹽竈神社の神輿を乗せた鳳凰丸と志波彦神社の神輿を乗せた龍鳳丸は港内をゆったり1周してから外海へ出ていきます。そのタイミングで、魚市場側に待機していた供奉船が2列になり、御座船の両側につきます。大漁旗をひるがえした供奉船は迫力があり、見事です。
神輿は海上渡御を終えて港に戻ってくると再び市内を巡幸し、夜6時半ごろに神社に戻ってきます。朝から重たい神輿を担ぎ続け、疲れ切った白丁たちは最後の力を振り絞り、境内に至る202段の石段を登っていきます。神輿の担ぎ棒を持たない白丁たちも加勢するために、ずらりと連なって、担ぎ手の背中を押し上げます。必死の形相で神輿を担ぐ白丁たちに、詰めかけた観客たちが「がんばれ!」と口々に声援を送ります。その声に力づけられ、力強く神輿を担ぐ姿は、日本三大荒れ神輿にふさわしい感動的な光景だと思います。

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注目ポイント子どもから大人まで、リズミカルに跳ねて踊る「よしこの鹽竈」

志賀さん:塩竈みなと祭でもうひとつ注目していただきたいのは、神輿が海上を巡幸している間に行われる陸上パレードです。陸上パレードの主役は平成元年から登場した「よしこの鹽竈」です。よしこのとは、江戸時代に流行したアップテンポで軽快なリズムが特徴の「よしこの節」を指します。よしこの鹽竈は、塩竈に伝わる民謡「塩竈甚句(しおがまじんく)」からイメージを広げて作られた、よしこの節調のオリジナル曲で、徳島県の阿波おどりや高知県のよさこい祭りのように、チームで流し踊りを披露します。参加するのは市内の全小中学校の児童生徒や町内会、地元企業などで、平成25年は子どもの部と社会人の部を合わせて40団体、約3000人が踊りを披露しました。パレードはコンテスト形式で優秀団体は表彰されるので各団体とも演技に熱が入り、市内の小中学校では5月の連休明けからよしこの鹽竈の練習を始めます。社会人の部も塩竈市民が中心ですが、平成25年は、復興支援に来られている愛知県碧南(へきなん)市の職員の皆さんにも参加していただきました。
パレードは3部構成で、第1部がよしこの鹽竈の子どもの部、第2部が社会人の部、第3部は山車行列で、塩竈市と姉妹都市提携を結んでいる山形県村山市の徳内まつりの山車と徳内ばやしの踊り手の皆さんも参加されます。山車が登場するころ、神輿が海上渡御から戻ってきてパレードに加わり、トリを飾ります。

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ふるさと自慢藻塩焼神事にちなんだ「塩竈の藻塩」を使った甘いスイーツが人気

シシゾウ:塩竈市でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

志賀さん:特産品のいちおしは、鹽竈神社の鹽土老翁神が伝えたとされ、古代製塩法を再現する藻塩焼神事(もしおやきしんじ)にちなんで製造する「塩竈の藻塩」です。関連商品も多く、塩だれ、ポン酢、ラーメンなどが商品化されています。最近はクッキー、生塩キャラメル、チョコなどスイーツのラインナップも充実しており、皆さんに好評をいただいています。インターネットでもご購入いただけますし、JR本塩釜駅前にある「しおがま・まちの駅」や塩釜商業協同組合加盟店でも販売されています。塩竈市はお寿司屋さんが多いことでも有名で、お寿司屋さんのスタンプラリー企画もあります。観光では、日本三景の松島の景観を遊覧船で楽しむ松島湾内クルーズがおすすめです。冬季限定ですが、船上で宮城県産の牡蠣を味わえるかき鍋クルーズは特に人気があります。

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メッセージ祭りを通し、塩竈市民のおもてなしを満喫してください

志賀さん:『日本の祭り』に2011年に取り上げていただき、多くの方々が各地の祭りに関心を持つようになったと伝え聞いて、とても嬉しく思っています。祭りを通して日本人の素晴らしさ、地域の素晴らしさが再発見されることを願うと同時に、塩竈みなと祭が地域のきずなを再確認できる祭りにするため、私たちもより一層頑張っていかなければいけないと感じています。他所の地域の皆さんに、私たち塩竈市民が情熱を傾ける祭りをぜひご覧いただきたいです。塩竈市民の温かいおもてなしやおいしい地場産品も満喫していただき、塩竃の魅力を肌身で感じていただきたいです。併せて塩竈市の周辺地域にも足を運んでいただければ復興に向けて大きな力になると思います。皆さんのお越しをお待ちしております。

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※祭り紹介者 塩竈みなと祭協賛会 事務局長 志賀 重信 (しが しげのぶ)さんにお応えいただいたインタビューをもとに、記事をまとめています。

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