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根知山寺の延年~おててこ舞~

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:NST 新潟総合テレビ
放送
:9/15(月) 14 : 00〜14 : 55

ダイドードリンコスペシャル

根知山寺の延年 ~おててこ舞~

根知山寺の延年~おててこ舞~

糸魚川市(いといがわし)、根知地区山寺集落に受け継がれてきた「根知山寺の延年」。10曲の内、有名な「おててこ舞」が一般に祭りの名前として親しまれています。「根知山寺の延年」は、県内に伝わる唯一の延年芸能で、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。かつて山寺集落には40~50人の小中学生がいましたが、現在は子どもの数が足りず、周辺の地域の子どもたちにも参加をお願いして、なんとか伝統を守っています。番組では伝統を守るために懸命に活動されている保存会の皆さんと、伝統を受け継ぐために必死に踊りの稽古をする子どもたちを中心に、根知山寺の延年をご紹介します。

祭り紹介

  • 祭り写真館

根知山寺の延年~おててこ舞~

根知山寺集落に伝わる新潟県内唯一の延年芸能で、神仏習合を色濃く残し、10曲の舞から構成されています。その舞の中のひとつ「おててこ舞」が、一般に祭りの総称として広く親しまれています。「おててこ舞」の歌詞には室町小歌の言葉づかいも残ることから、500年前には当地に伝わったとされています。

開催日
8月31日~9月1日※毎年同日
場所・アクセス
新潟県糸魚川市

■電車
JR「糸魚川駅」より約15分「根知駅」下車、徒歩約10分

■バス
JR「糸魚川駅」より糸魚川バス50系統「別所」行き約40分 「山口」下車、徒歩約15分

■車
北陸自動車道「糸魚川インター」より約20分
お問い合わせ
糸魚川市教育委員会文化振興課
025-552-1511

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

歴史約500年間にわたって山寺集落で継承

シシゾウ:根知山寺の延年は、いつごろ始まりましたか?

青木さん:延年は、寺院の法会の後、芸能で心をやわらげて長生きをしようという目的で、余興におこなわれる歌や舞です。根知山寺の延年は、根知地区山寺集落にある日吉神社(ひよしじんじゃ)の例祭に奉納されます。資料がないので正確なことは分かりませんが、始まって400年経つとも500年経つともいわれています。
現在は集落の人口が減ったのでその限りではありませんが、昔は延年の舞台に立てるのは山寺集落の人間、それも各世帯の長男だけでした。しかし、私が子どもだった30年ほど前には既に子どもの数が少なくなっていたため、女の子も舞い手を務めていました。現在はさらに少子化で近隣地区のお子さんにも参加していただいています、また、稚児(ちご)の保護者の方に大人の舞をお手伝いいただくこともあります。

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みどころ愛くるしい稚児の舞にほっこり

青木さん:日吉神社の例祭は、8月31日に行われる宵祭りと、9月1日に行われる本祭りの2日間行われます。本祭りでは、根知山寺の延年の愛称にもなっている「おててこ舞」を含め10曲の歌舞が奉納されます。
当日は午後1時、稚児をはじめ出演者は衣装をつけ、根知山寺の金蔵院(こんぞういん)というお寺を出発し、地区の高台にある日吉神社まで行列をし、その後、境内に設営された舞台で約4時間にわたって舞楽を(ぶがく)披露します。
宵祭りには神楽9曲が奉納され、本祭りと宵祭りで披露される曲は異なります。宵祭りの神楽は、舞台を清める意味合いで最初に演じられる「あくま払い」から全体を通して一連の流れがあります。また、宵祭りの神楽で唯一の稚児舞、「てんとの舞」はアマテラスオオミカミが天の岩戸に、こもったという伝説に題材をとるなど、ストーリー性のある演目が多いのも特徴です。

シシゾウ:本祭りに奉納される曲はどのような特色がありますか?

青木さん:大人の舞と稚児の舞に大きく分けることができますが、おててこ舞のように、大人と稚児が一緒に舞う舞もあります。衣装の煌びやかさもみどころのひとつです。演目の中には獅子舞や台詞のかけあいをする万才(まんざい)の舞もあり、内容はバラエティに富んでいます。
みどころのひとつは、稚児舞の愛くるしさです。子どもが延年にデビューする曲は、「鏡の舞」と昔から決まっており、銅鏡(どうきょう)を持って舞う二人舞で、務めるのは4~5歳の子どもです。私も小さいころ、鏡の舞で初めて延年の舞台に立ちましたし、平成25年には息子、その前年には娘が役を務めました。
稚児の舞は、きちんと踊れていなくてもそこがかえって愛嬌になり、観客の皆さんは微笑ましく思ってくださいます。しかし、稚児を務める子どもの親は気が気ではありません。私もそうでしたが、集落の人間は舞の経験者が多いので、わが子がきちんと踊れないともどかしく感じますし、皆さんに迷惑をかけられないというので自宅で特訓することもあります。
「鏡の舞」は舞が終わった後にもみどころがあります。稚児を務めた子どもの親戚や知人が華(はな)として舞台に、子どもが喜びそうなおもちゃやスイカを置く風習があります。子どもは、それを大きな行李(こうり)に入れて運びます。2人の幼い子が力を合わせて重い行李を抱えて舞台からはけていく姿はかわいらしく、見物の皆さんはそれも楽しみにされています。

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注目ポイント“テコテンテン”の拍子に合わせて巧みな扇子さばきで魅せるおててこ舞

シシゾウ:延年を代表する演目とされている「おててこ舞」はどのような舞ですか?

青木さん:小学生の稚児4人、大人4人で舞います。手に持った扇子を閉じたり、開いたり、そらしたりと巧みに扱うところが特徴です。伴奏は笛がつかず、歌がメインです。拍子をとる太鼓が「テコテンテン、テコテンテン」という他所ではあまり聞かないリズムを刻むところにもご注目ください。

シシゾウ:そのほか注目の演目はありますか?

青木さん:日吉神社の例祭は、五穀豊穣を祝い、感謝する祭りです。本祭りの舞で、それにぴったりな演目が「種蒔き(たねまき)」です。夫婦という設定で、おかめとひょっとこの面を付けた大人の舞い手2人が畑を耕したり、種をまいたりといった農作業の様子を面白おかしく演じます。ご覧になって楽しい演目だと思います。

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ふるさと自慢山寺集落から望む日本百名山の雨飾山

シシゾウ:糸魚川市(いといがわし)でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

青木さん:糸魚川市は海と山の自然に恵まれています。夏は海水浴や登山、冬はスキーが楽しめます。ヒスイの産地としても有名です。山寺集落の間近にそびえる雨飾山(あまかざりやま)は標高2000メートル級の山で、日本百名山のひとつに数えられています。頂上付近には高山植物の花畑があり、シーズンになると花が一面に咲き誇って見事です。

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メッセージ集落の人間が団結して伝統を守っている姿をご覧ください

青木さん:根知山寺の延年は、山寺集落の22世帯が近隣の集落にも協力していただきながら伝統をつないでいます。この祭りをやり遂げるため、幼児から青壮年、お年寄りまで集落のありとあらゆる世代の人間が団結している姿をぜひご覧ください。

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※祭り紹介者 山寺区 区長 青木 孝至(あおき たかし)さんにお応えいただいたインタビューをもとに、記事をまとめています。

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