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宗像大社 沖津宮現地大祭

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:RKB 毎日放送
放送
:7/5(土) 14 : 00〜14 : 54

ダイドードリンコスペシャル

神宿る島の禊ぎ ~宗像大社沖津宮現地大祭~

宗像大社 沖津宮現地大祭

沖ノ島は神宿る島である。玄界灘の荒波が人を容易には近寄せない宗像大社の御神体島である。宗像三女神のうち、田心姫神(たごりひめのかみ)を祀る沖津宮が鎮座する。女人禁制、一木一草一石たりとも持ち出すことは禁ずるなどの掟が、厳重に守られている。ただ5月27日の沖津宮現地大祭は、神宿る島に、年に一度だけ、一般から抽選で選ばれた200人余りの男性が参拝できる。沖ノ島に上陸する前に男たちは海に素裸で入り禊をする。神にお会いすることの厳粛な意味がそこにある。番組では番組ナビゲーターである吉村作治早稲田大学名誉教授が、特別に宗像大社のお許しを得て一昼夜、島に滞在する。夜のとばり、神に包まれた意識の中で、教授はいにしえの人々と時空を超えて神と自然に対する畏敬の念を共有する。

祭り紹介

  • 祭り写真館

宗像大社 沖津宮現地大祭

宗像三女神の長女神をお祀りし、平素は神職がただ一人10日交代で常駐する沖ノ島。年に一度渡島の許される祭典日は、約230人の男子が上陸します。島自体がご神体とされ、女人禁制や海での禊などの掟が守られる神秘の島では、発見された8万点に及ぶ宝物全てが国宝指定されており、信仰の原点を見ることができます。

開催日
5月27日※毎年同日
場所・アクセス
福岡県宗像市大島~沖ノ島

【神湊港へのアクセス方法】
■バス
鹿児島本線「東郷駅」北口より西鉄バス 「宗像大社」経由「神湊波止場」下車

■車
九州自動車道「古賀インター」より約25分

※大島への渡島・祭りへの参列は、宗像大社の許可が必要(要問い合わせ)
お問い合わせ
宗像大社社務所
0940-62-1311

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

歴史沖ノ島近海で繰り広げられた日本海海戦を顕彰し、昭和30年代から斎行

シシゾウ:宗像大社 沖津宮現地大祭は、いつごろ始まったのですか?

鈴木さん:宗像大社沖津宮現地大祭は、明治38年5月27日から28日にかけて日本海軍がロシア海軍と戦って勝利をおさめた日本海海戦を顕彰するために昭和30年代から行われています。沖津宮があるのは九州本土から約60キロ離れた玄界灘(げんかいなだ)に浮かぶ沖ノ島です。沖ノ島は昔からご神体の島として信仰され、普段は宗像大社の神職しか上陸できません。なお、宗像大社は、沖ノ島の沖津宮、宗像市内に鎮座する辺津宮(へつぐう)、福岡県最大の島、大島にまつられる中津宮(なかつぐう)の三宮(さんぐう)を総称したものです。

シシゾウ:なぜ、沖津宮で日本海海戦顕彰の祭典が行われるようになったのですか?

鈴木さん:日本海海戦が行われた場所は沖津宮のある沖ノ島の近海でした。当時、島に常駐していた当社の神職がその一部始終を見て記した日誌が記録として残っています。そもそも宗像大社は海の安全を司り、国体を守る宗像三女神(さんじょしん)を御祭神とする神社です。日本書紀には宗像大社の三女神が伊勢神宮の天照大神(あまてらすおおみかみ)の御子様(みこさま)として登場します。宗像は中国大陸や朝鮮半島に近く、外交や交易の窓口として重要な地だったため、皇室にゆかりの深い御子神様である三女神が祀られたということです。

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みどころ大島で前泊して沖ノ島へ。
入島後、古式に則り海で身を清め、神前に向かう

シシゾウ:宗像大社沖津宮現地大祭は氏子でないと参加できないのですか?

鈴木さん:氏子以外の方でも日本海海戦顕彰という趣旨をご理解いただける方には門戸を開いています。参加ご希望の方は宗像大社にお申し込みいただけます。ただし約200名という人数制限がございますので、すべての方の御希望に添えるわけではありません。また、沖津宮のある沖ノ島はご神体の島ということで、女性の方は上陸していただけません。昔、荒れやすい玄界灘を渡って沖ノ島に行くことは非常に危険を伴ったため、母体を保護する意味もあるといわれています。

シシゾウ:現地大祭はどのようなスケジュールで行われるのですか?

鈴木さん:前日の夕方、大島の中津宮で渡島(おしま)安全祈願祭が行われます。参加者の皆さんはそこでご祈祷を受け、その日はそのまま大島の民宿にお泊りいただきます。大島に宿泊するのは外界との交流を断ち、身を清めるという意味もあります。翌朝は大島の波止場からチャーターしたフェリーと漁船に分乗して沖ノ島に向かいます。約1時間半の船旅です。沖ノ島に到着すると、参加者の皆さんには服を脱いで海中で禊(みそぎ)をしていただきます。禊には身を清めるという本来の目的と、ご神体の島に悪い物を持ち込んでいないと証を立てる意味あいがあります。禊の作法は、海に入ってまず太陽に向かって礼拝し、続いて沖津宮の方向に向かって手を合わせていただきます。初夏といっても海の水は冷たく、身が引き締まるような感覚になります。海から上がり、服を身につけると、全員で沖津宮の社殿に向かいます。社殿は山の中腹にあり、約400段の石段を上がっていきます。途中、大きい岩が点在し、社殿も巨岩に隠れるように鎮座しています。神事は、ご神前で神職が祝詞(のりと)を奏上(そうじょう)し、玉串(たまぐし)を上げます。時間にすると30分程度です。それが終わると海岸へ戻り、大島の氏子の皆さんが用意してくださった魚の煮付などで簡単な直会(なおらい)をし、再び船に乗り込み、帰路につきます。沖ノ島に滞在するのは2時間半程度です。

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注目ポイント五感で神様の存在が感じられる、信仰が息づく島

鈴木さん:沖津宮現地大祭は大々的に宣伝しているわけではありません。参加される方々はそれぞれに思いを持って渡島し、祭典に臨まれます。特に初めて参加されると感動はひとしおで、感激のあまり言葉にならないという方もいらっしゃいます。この現地大祭の日を除けば、沖ノ島に一般の方が立ち入ることはできません。普段は、10日間交替で宗像大社の神職1人が沖ノ島の社務所に寝泊まりし、毎朝禊を行い、沖津宮でお務めをします。現代社会には、本当の意味で1人になれる空間はほとんどありません。そんな時代にあって、沖ノ島は一人きりで神様に向き合い、五感でその存在を感じることができる神道の原点ともいえる場所で、私にとって沖ノ島でお務めする10日間はとても大切な時間です。沖津宮現地大祭で参加者の皆さんが沖ノ島で過ごしていただける時間は短いですが、島に信仰が息づく様を感じとっていただければ嬉しいです。

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ふるさと自慢沖ノ島で出土した国宝8万点が収蔵・展示

シシゾウ:宗像市でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

鈴木さん:宗像市の鐘崎(かねざき)漁港は福岡県内でも屈指の漁港で、ここで水揚げされる玄界灘の海産物は有名で、特に冬のフグ、夏のイカは絶品です。宗像の海産物をお買い求めになるなら道の駅がおすすめです。辺津宮から車で約5分のところにあるのでご参拝の折、お立ち寄りになるといいと思います。
宗像大社にご参拝されたら当社の神宝館(しんぽうかん)をご見学されることをお薦めします。神宝館には沖ノ島で出土した国宝8万点が収蔵展示されています。日本海海戦で日本艦隊を率いた東郷平八郎が当社に奉納された直筆の書もご覧いただけます。宗像大社御祭神の宗像三女神は、日本書紀において「道主貴(みちぬしのむち)」と別称され、道を司る最も尊い神として信仰され、遣唐使の航海安全も祈願されました。

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メッセージ辺津宮に足をお運びいただき、沖津宮、中津宮を併せた三宮にお参りください

鈴木さん:沖津宮現地大祭は、人数等の関係でご参加いただけるのはごくわずかの方です。沖津宮自体の参拝も普段は不可能です。宗像大社三宮へご参拝されたいという方は、九州本土の宗像市内にある辺津宮に足をお運びいただければと思います。辺津宮境内には、沖津宮の姫神様、中津宮の姫神様をそれぞれお祀りした第二宮(ていにぐう)、第三宮(ていさんぐう)のお社が設けられていますのでそちらをお参りください。

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※祭り紹介者 宗像大社 権禰宜 鈴木 祥裕 (すずき よしひろ)さんにお応えいただいたインタビューをもとに、記事をまとめています。

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