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上総十二社祭り

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:ctc チバテレ
放送
:10/5(日) 19 : 00〜19 : 55

ダイドードリンコスペシャル

上総十二社祭り -上総裸まつり- 〜神々が出会う海へ 神の馬が走る 神輿が走る〜

上総十二社祭り

千葉県長生郡一宮町で、大同二年(807年)に始まったとされる祭り、「上総十二社祭り」が行われる。古事記に描かれた神々が上がってきたと云われる海浜を舞台に、神話の物語を現代に甦らせ、年に一度、神々一族の再会を祝う。一宮の人々は神話世界の神々を祀り、千数百年を越えて祭りを受け継いできた。祭り当日、神の馬を先頭に5騎の馬と千名を越える男たちが町を、九十九里の浜を駆け抜けていく。番組は祭りを支えてきた青年部の人々、そして神の馬の引き手を任された若者たちの三日間を追っていく。

祭り紹介

  • 祭り写真館

上総十二社祭り

上総十二社祭りは1200年以上の歴史と伝統を誇り、上総國一之宮玉前神社御祭神・玉依姫命(かずさのくにいちのみやたまさきじんじゃごさいじん・たまよりひめのみこと)とその一族の神々が由縁の釣ヶ崎海岸で年に一度再会されるという、房総最古の浜降り神事です。由縁の神々を奉じた各社9基の神輿を千名余りの裸の若い衆が担いで、九十九里の大海原を疾走し、釣ヶ崎祭典場を目指します。

開催日
9月13日※毎年同日
場所・アクセス
千葉県長生郡一宮町 上総國一之宮玉前神社

■電車
JR「千葉駅」より約50分「上総一ノ宮駅」下車、徒歩約8分

■車
九十九里波乗り道路「一宮インター」より約10分
お問い合わせ
一宮町産業観光課 商工観光グループ
0475-42-1427

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

歴史ご祭神一族が年に一度、ゆかりの地に集う、約1200年の歴史を持つ壮大な神事

シシゾウ:上総十二社祭りは、いつごろ始まった祭りですか?

福辺さん:大同2年(807)創始で1200年の歴史と伝統があります。祭りの名称にある上総十二社とは上総国の一之宮・玉前神社のご祭神である玉依姫命とその一族の神々をまつるいすみ市、一宮町、睦沢町、長生村、茂原市にある十二の神社を指します。上総十二社祭りは上総十二社の例大祭で、玉依姫命が上総国に上陸したと言い伝えられている釣ヶ崎(つりがさき)海岸に、神様一族が神輿に乗って参集し、年に一度の再会を祝います。現在、ご神幸するのは九基の神輿で、玉前神社からは若宮・大宮と呼ばれる二基の神輿が参加します。神輿を担ぐ氏子(うじこ)の男性たちは、白の短パンに白足袋、上半身は白のサラシをつける決まりです。この祭りが「裸祭り」の異名を持つゆえんです。

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みどころ神馬に先導され、神輿は海辺の祭典場を目指し、ひたすら駆ける

福辺さん:9月13日、九基の神輿はそれぞれの神社を出発し、九十九里浜の南端、釣ヶ崎祭典場(さいてんじょう)を目指します。
上総十二社祭りの神輿の特徴はスピード感です。玉前神社の神輿は若宮が米俵六俵分(約360キロ)、大宮は米俵八俵分(約480キロ)の重量があり、それぞれを氏子の男たち8人で担ぐのですが、九十九里の砂浜が行程の約半分を占める片道約8キロの距離をひた走り、行きは休憩を含めて約2時間、帰りは約1時間で踏破します。ずっと駆け通しなので1人の担ぎ手が担ぎ続けられる距離はせいぜい20~30メートルです。たくさんの担ぎ手が交代しながら担いで走ります。神輿には牽引できるように長さ約10メートルの2本の綱も付いています。神輿を担げない女性や子どもたちは綱を引いてご神幸に参加します。

シシゾウ:玉前神社のご神幸には馬が重要な役割を果たすそうですね。

福辺さん:神馬(かんのんま)と呼ばれる馬が神輿一行を先導します。幣束(へいそく)で飾り付けられた神馬は神様が乗るとされているので、人は乗りません。馬の手綱に前後2人ずつ付くのですが、神馬の駆ける速度が速いため、お付きの男たちは馬と共に走るのに必死です(笑)。釣ヶ崎では鳥居をくぐり人馬一体となって疾駆する神馬をぜひ見ていただきたいです。神馬以外にも、白装束に烏帽子をつけた神主(こうぬし)と呼ばれる男の子と白装束に緋のはちまきをつけた命婦(みょうぶ)と呼ばれる女の子がそれぞれ馬に乗って砂浜を駆けるので、こちらも注目してご覧いただきたいと思います。

シシゾウ:海岸を進むとき、波打ち際を走るのはなぜですか?

福辺さん:乾いた砂浜は砂に足をとられますが、波打ち際は砂が海水で濡れて足元がしっかりしているからです。いつからかわかりませんが、昔からずっと同じ道順(神道)を、今も変わりなく釣ヶ埼に向かいます。午後2時過ぎごろ、祭典場で待っていただくと、神輿を担いだ男たちが太平洋を背景に渚を駆けてくる迫力満点な姿をご覧になれます。

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注目ポイント勢揃いした九基の神輿を差し上げ、神様同士、一年ぶりの再会を喜び合う

シシゾウ:釣ヶ崎祭典場ではどのような行事が行われるのですか?

福辺さん:午後3時、集まった九基の神輿は横一列に並び、威勢のいい掛け声とともに一斉に、担ぎ手たちによって高々と差し上げられます。2011年から東日本大震災復興を祈願して、始められました。このときが神輿が揃う唯一の瞬間です。続いて各神社の神輿が祭典場の鳥居を、威勢よく駆け抜ける姿も必見です。その後、御旅所祭(おたびしょさい)が行われます。それが終わると、神輿は順番に祭典場を後にし、帰路につきます。帰り道の分岐点で玉前神社の神輿が来るのを待っていて、最後のご挨拶として互いの神輿を差し上げ、別れを惜しみます。
ご神幸最後の見せ場は宮入です。日も暮れた午後7時半、玉前神社の二基の神輿は、一気に境内に突入し、本殿の周りを3周した後、「そらやっさ」の掛け声とともに担ぎ手たちによって高々と差し上げられます。

シシゾウ:そのほか注目点はありますか?

福辺さん:この祭りはご神幸以外にも様々な神事が行われます。9月10日には、上総十二社のひとつ、鵜羽神社(うばじんじゃ)から神輿二基が玉前神社に渡御(とぎょ)し、玉前神社の神輿と御霊(みたま)合わせと呼ばれる御迎え祭を行います。その後、小さな子どもたちが神輿の下をくぐって健やかな成長を祈願する神輿くぐりの神事が行われます。神輿くぐりは氏子でなくても参加できるので遠方からお越しになる方も大勢いらっしゃいます。

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ふるさと自慢九十九里浜の最南端、海と緑に恵まれた風光明媚な地

シシゾウ:一宮町(いちのみやまち)でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

福辺さん:九十九里浜の最南端に位置する一宮町の魅力は、温暖な海あり山ありの自然に恵まれたところです。玉前神社は、縁結び、子授け・出産・養育は玉依姫命のお導きと言われ、古くは北条政子が懐妊の際、安産の祈願をしたことが広く知られています。また男女の縁だけではなく、人と人の縁を結ぶとして商売や事業の祈願、方除け・吉方参りの参拝者が多く訪れ、ご神徳と共に日いずる東の端に位置する神社としての信仰があります。特産物は、メロンとトマトが有名です。どちらも一宮町が所属する長生郡(ちょうせいぐん)にちなんで「長生(ながいき)メロン」「長生(ながいき)トマト」のブランド名で出荷されています。また千葉県は梨の生産高全国1位ですが、中でも「一宮・岬なし組合」の梨は大きくて甘い早出し産地として有名です。

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メッセージ神輿の担ぎ手が子どもたちの羨望の的になることを願っています

福辺さん:上総十二社祭りに携わる者として、神輿を担ぐひとりひとりが格好よく見え、地域の子どもたちに憧れられる存在になることを願っています。私が初めて神輿を担いだのは中学生のときでした。祭典場に行って帰ってきたときは、大人の仲間入りができたように誇らしく感じ、それから30年以上経った今も神輿を担いでいます。「いつかあんちゃんたちみたいになりたい」と子どもたちに思ってもらえれば、祭りの伝統は受け継がれていくと信じています。
全国でもこれだけ長い距離を担いで走る神輿はほとんどないと思いますので、神輿の担ぎ手の勇壮な姿と汗を見にお越しいただきたいです。

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※祭り紹介者 上総國一之宮玉前神社氏子青年会 会長 上総十二社祭り保存会青年部 部長 福辺 克吉(ふくなべ かつよし)さんにお応えいただいたインタビューをもとに、記事をまとめています。

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