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日向ひょっとこ夏祭り

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:MRT 宮崎放送
放送
:8/31(日) 15 : 00〜15 : 55

ダイドードリンコスペシャル

笑いで繋ぐ人々の輪 ~日向ひょっとこ夏祭り~

日向ひょっとこ夏祭り

宮崎県日向市に伝わる、ひょっとこ踊り。起源については諸説ありますが、明治時代初期に日向市塩見永田地区の眼科医・橘公行(たちばなきみゆき)先生によって広められたと言われています。赤い着物に豆絞りの頬かむりをして、ひょっとこ、おかめ、キツネに扮した人々が笛や太鼓の軽快なリズムに合わせて軽やかに舞い踊る「日向ひょっとこ」は、豊作や商売繁盛を祈るものとして親しまれています。年に一度、日向の街が真っ赤に染まるのが「日向ひょっとこ夏祭り」。日向市だけではなく全国各地から約2,000人ものひょっとこ愛好家たちが集い、市街地を練り踊ります。番組では、伝統的なひょっとこ踊りを守り続ける保存会の人々、年に一度の祭りのために県外から参加するひょっとこ愛好家たち、地域の文化を受け継いでいく子どもたち、それぞれの夏祭りにかける思いを描きます。

祭り紹介

  • 祭り写真館

日向ひょっとこ夏祭り

日向市塩見永田地区に伝わる「永田のひょっとこ踊り」。キツネ、おかめ、ひょっとこに扮した人々が、笛と太鼓と鐘に合わせて、ユーモラスに踊ります。「日向ひょっとこ夏祭り」は昭和59年から開催され、毎年全国各地からひょっとこ踊りの愛好家が集まります。約2千名近いひょっとこが市街地を踊り歩く光景は圧巻です。

開催日
7月下旬から8月上旬の土・日曜日
場所・アクセス
宮崎県日向市

■電車
JR「宮崎駅」より約60分「日向市駅」下車

■車
東九州自動車道「日向インター」より約10分
お問い合わせ
一般社団法人 日向市観光協会
0982-55-0235

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

歴史明治時代に地元眼科医が考案した橘ひょっとこ踊りをフィーチャー

シシゾウ:日向ひょっとこ夏祭りは、いつごろ始まった祭りですか?

上山さん:日向ひょっとこ夏祭りの始まりは昭和59年(1984)で、地域振興と伝統文化の継承を目的に日向青年会議所と橘ひょっとこ踊り保存会が中心になって開催しました。祭りの主役は、日向市塩見永田地区に伝わる永田のひょっとこ踊りで、豊作や商売繁盛を祈願し、集団で踊ってパレードします。

シシゾウ:永田のひょっとこ踊りの歴史は古いのですか?

上山さん:永田のひょっとこ踊りは明治時代、永田地区で開業されていた眼科医の橘公行(たちばなきみゆき)先生によって考案されました。踊りが誕生するまでの詳しい経緯は分かっていませんが、橘先生が地元に伝わる里神楽をヒントにしたという説が最も有力です。また、先生が学校を卒業後、一時期東京に住んでいたときに見た里神楽に登場するおもしろおかしい“もどき”(=ひょっとこ)のシーンをアレンジしたという説もあります。
永田地区は約130世帯の小さな集落です。私は地区の出身で、現在、橘ひょっとこ踊り保存会会長を務めさせていただいていますが、私の子どものころには保存会はなく、地元の青年団によって橘ひょっとこ踊りは踊り継がれ、地元の神社の祭礼や演芸大会、結婚式などの宴席で披露されていました。

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みどころキツネ、おかめ、ひょっとこの三位一体で表現

シシゾウ:永田のひょっとこ踊りはどのような特色がありますか?

上山さん:滑稽でちょっとお色気のある踊りです。踊り手は、赤い着物に白ふんどし、豆絞りの手ぬぐいをかぶり、ひょっとこの面をつけます。永田のひょっとこ踊りのお囃子は、「テンテコテン テンテコテン テンテコテンテコテンテコテン」というフレーズの繰り返しで、基本姿勢は腰を落とし、一方の手を前に出したら、もう一方は耳の後ろ、一方の足を軸にもう一方の足を前に出し、トンと1回上げてから地面につけ、という動きを左右交互に繰り返しながら、首を回したり、少しだけお尻を振ったりして拍子をとります。今から45年ほど前、ふるさとの祭りというテーマでテレビ局が取材に来られたとき、お尻を振る動作が色っぽすぎるので控えてほしいといわれ、急きょ、振りを変えて踊ったという今なら笑い話になるようなエピソードもあります。
永田のひょっとこ踊りの振付はシンプルなので誰でもすぐに覚えられます。基本動作さえ押さえておけば、首や肩の動きなどは踊り手ひとりひとりの個性を出していただいて結構です。逆にいえばそこにこそ、この踊りの面白みはあると思っています。但し、短い着物で腰振りを強調するなど卑猥な踊りはダメです。

シシゾウ:ひょっとこ以外に、キツネとおかめの役もありますね。

上山さん:ひょっとこ踊りは、キツネ、おかめ、ひょっとこの3役がひと揃いになった踊りです。昔、永田のひょっとこ踊りは、私たちが「やまんくちのいなっさま」と呼んでいる地元の稲荷神社の初午祭に寸劇仕立てて奉納されていたといいます。その寸劇のストーリーは地元の伝承に基づいています。
昔、おかめさんという村一番の美女がいて、村の若者たちの憧れの的でした。おかめさんの心を射止めたのは「ひょう助」という若者で、2人は夫婦になりましたが、子宝に恵まれなかったため、子どもが授かるように村のお稲荷さんへ祈願しに行きました。村の若者たちは、憧れのおかめさんが朝早くからどこに行くのだろうと不思議に思って後をつけます。おかめさんは、お稲荷さんの神前に持参した豆ん飯(まめんめし)をお供えしますが、空腹だった神主さんが手を出してしまいます。お供え物を横取りされたお稲荷さんは怒って、キツネの姿となって飛び出してきますが、美しいおかめさんにひとめぼれし、かどわかして連れていこうと身ぶり手ぶりでおもしろおかしく誘います。ひょう助と村の若者たちはおかめさんを連れていかれては大変とあわてふためき、てんやわんやの大騒ぎになった様子を表現したのが永田のひょっとこ踊りだといわれています。

シシゾウ:踊りパレードはどのような形で行われるのですか?

上山さん:踊りパレードは団体、個人どちらでも参加していただけます。団体は「連(れん)」と呼ばれ、キツネとおかめは各1名ずつ、残り全員はひょっとこを演じる編成が基本です。ひょっとこ踊りは男性の踊りというイメージが強いですが、女性の踊り手も非常に多いのです。おそらく面を着用するので恥ずかしさが薄れるのではないかと思います(笑)。
パレードがスタートするのは夕方6時です。パレード区間は約1.2キロで、約40メートルの踊りゾーンが6ヵ所ほど設けられ、その区間は踊りながら進み、そのゾーンが終わると息を整えながら次の踊りゾーンへ進みます。
参加団体の踊りは審査され、優秀団体は踊りパレード終了後、表彰されます。審査では、踊りの基本を守っていることが重視されます。この踊りは、おもしろおかしくしようと思えば、どこまでも崩すことができるので、審査を行うことで踊りの原点を守るという意図があります。観客が選ぶ「踊り子大賞」もあります。審査方法はユニークで、日向ひょっとこ夏祭り実行委員会が製作し、祭り会場のグッズ売場において有料で販売している踊り子メダルを観客の皆さんに前もってお買い求めいただき、パレードで踊りが素晴らしいと思った踊り子の首にかけていただきます。平成25年度の踊り子大賞を受賞された方は、50個近いメダルを首からぶらさげておられて、メダルが邪魔で踊れなくなるのではと心配になるほどでした。なお、前日の夜に行われる前夜祭では、ステージで踊りを披露する個人戦も開催されます。

シシゾウ:踊りパレードの一番のみどころはどこでしょうか。

上山さん:パレードの踊り手は、沿道の観客席から手が届きそうな近い距離を踊り歩きます。踊り手さんの息づかいがリアルに感じられるところや、サービス精神満点な踊り手さんが観客に相対して踊るなど交流のあるところが私たちの踊りパレードの魅力だと思います。

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注目ポイント北海道から鹿児島まで全国津々浦々に広がるひょっとこ踊り愛好者の輪

シシゾウ:日向ひょっとこ夏祭りに踊り手として参加するにはどうすればいいですか?

上山さん:事前にお申し込み頂いたら基本的にどなたも参加していただけます。踊り初心者の方向けに日向ひょっとこ踊り講習会を年2回実施します。3月下旬は県外の方向け、7月下旬は地元の方を対象にした講習会です。
3月の踊り講習会には、毎年大勢の方々にご参加いただいています。九州はもとより関西、関東、遠くは北海道からお越しになる方もいらっしゃいます。毎年参加される方も多いです。講習会では昼に踊り講習、夜は交流会を行うのですが、最近は交流会を楽しみに来られる方が増えています(笑)。交流会では、大阪と鹿児島の人が仲良くなったり、北海道から来た人が大分の人と親しくなって帰りがけに大分の温泉に立ち寄ったりと、横のつながりがどんどん広がってきています。地域を越えた人と人の交流がこの祭りを盛り上げる大きな原動力になっていると感じます。平成26年は初の試みとして、北海道でも講習会を実施する計画です。北海道の永田のひょっとこ踊り愛好者の皆さんに、私たちがふるさとの宝として大切にしている踊りをお伝えしたいと思います。

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ふるさと自慢白砂青松のお倉ヶ浜と願いが叶うクルスの海は日向を代表する海岸美

シシゾウ:日向市でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

上山さん:日向市の自慢は海です。約4キロにわたって白砂青松の砂浜が続き、「日本の渚・百選」にも選定されているお倉ヶ浜(おくらがはま)は、国内屈指のサーフポイントで、夏には海水浴場もオープンします。私のおすすめは波打ち際の散歩です。季節が良ければ、はだしで歩くと非常に気持ちがいいと思います。日向岬の一画にある願いが叶うクルスの海と呼ばれるスポットは、展望台の眼下に広がる岩礁が十字の形状をしていることから願いがかなうといわれています。クルスの鐘というモニュメントも設置され、特にカップルで訪れるとロマンチックです。

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メッセージ年々参加者が増え、日向の街が赤一色に染まります

上山さん:日向ひょっとこ祭りは、祭りとしての歴史は浅いですが、ダイドードリンコ日本の祭りに選んでいただき、関係者一同大変喜んでいます。この祭りがスタートしてからすべてが上がり基調で、踊り手の参加人数も毎年増えています。地元だけでなく県外からも大勢の方々が参加してくださるからこその盛り上がりだと感じています。良い祭りができるようにこれからも頑張りますので、祭りを見に、そして踊りに、ぜひ日向まで足をお運びください。

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※祭り紹介者 橘(たちばな)ひょっとこ踊り保存会 会長 上山 利幸(かみやま としゆき)さんにお応えいただいたインタビューをもとに、記事をまとめています。

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