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阿波おどり

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:JRT 四国放送
放送
:9/7(日) 15 : 00〜15 : 54

ダイドードリンコスペシャル

阿波おどり路上派(ろじょうは) ~ストリートで舞う異端児~

阿波おどり

400年以上の伝統を持つ、徳島の「阿波おどり」。踊り子と鳴り物で構成するグループ「連(れん)」の数は、有名連だけでもおよそ50を数えます。戦前・戦後の混乱期の中で数多くの連が誕生し、阿波おどりは戦後日本の復興と合わせて急速に盛んになっていきました。そんな中でこれまでの正調の阿波おどりに飽き足らない踊り子たちが、新たな境地を求めて、1968年(昭和43年)に旗揚げしたのが「苔作(こけさく)」です。三味線も笛も持たず、太鼓と鉦が織りなす独特の早いビート。パンチパーマに口ひげといった、その独特の風貌も相まって「阿波おどりの異端児」とも呼ばれています。多くの連が演舞場で正調の優美さを競う中、苔作は路上で舞い踊ることにこだわり続ける。踊りに情熱を傾け、自分たちのスタイルを貫き続ける「苔作」の姿に迫ります。

祭り紹介

  • 祭り写真館

阿波おどり

「連」と呼ばれる数十人単位の踊りのグループによって踊られる阿波おどり。各連に特色と伝統があります。そして阿波おどりといえば、『踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々』。今まで踊った経験のない観客も「にわか連」と呼ばれる飛び入り歓迎の連に入って、祭りに参加することができます。

開催日
8月12日~8月15日※毎年同日
場所・アクセス
徳島県徳島市市内中心部

■電車
JR「徳島駅」下車、徒歩約10分

■車
徳島自動車道「徳島インター」より約60分
お問い合わせ
徳島市観光協会
088-622-4010

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

歴史徳島城の落成記念に二日二晩踊り明かしたのが始まり

シシゾウ:阿波おどりは、いつごろ始まった祭りですか?

吉﨑さん:阿波おどりの起源は諸説がありますが、約400年前に始まったことは確かなようです。広くいわれているのは戦国時代、四国平定の功績で豊臣秀吉から阿波国を賜った蜂須賀家政(はちすかいえまさ)が、天正15年(1587)に徳島城を築いたとき、落成記念に城下町の町民にふるまい酒をし、町民らが2日間にわたって踊り続けたのが始まりとする説です。
阿波おどりのグループは連(れん)と呼ばれ、多いときは徳島県内に千以上の連があったといわれています。その中で現在、有名連といわれる連は150前後あると思います。

シシゾウ:苔作が発足したのは何年ですか?

吉﨑さん:昭和43年(1968)です。踊り好きな仲間がお盆前に集まり、踊ったのが苔作の始まりです。直前の思いつきで太鼓や鉦の鳴り物が用意できなかったので、フライパンを打楽器代わりにガンガン叩いたのが現在、苔作調と呼ばれる独特の鳴り物の発祥といわれています。
苔作は名称に連をつけません。鳴り物、踊り、衣装などすべてにおいて苔作はこだわりを持ち、苔作イズムともいうべき独自のスタイルを追求しています。苔作は規律が厳しいことでも知られています。真剣に阿波おどりに取り組むという考えが徹底していて、昔は親が亡くなったとき以外は練習を休むなといわれていました。今はさすがにそこまで厳しくはありませんが、その精神は現在も引き継がれて、結婚記念日や子どもの誕生日だから練習を休みたいといっても通りません。すべてを捧げて打ち込むからこそ見る人に感動を与えられるというのが苔作の信念です。

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みどころ“ドンパラパッパ ドンパラパッパ” 阿波おどりに新風を吹き込む強烈なリズムの鳴り物で若者を魅了

シシゾウ:たくさんのフォロワーを生んでいる苔作調の特色はなんですか?

吉﨑さん:阿波おどりは、踊りを目当てに見にいらっしゃることが普通ですが、苔作の場合は、鳴り物を目当てに見にいらっしゃる方が結構おられます。苔作の鳴り物は「ドンパラパッパ ドンパラパッパ ドンドン ドンパラパッパ」という苔作初代が作り上げたリズムを基本とし、そこにバリエーションを加えています。お囃子(おはやし)の編成は、大太鼓、締め太鼓、スネアドラム、鉦の打楽器オンリーで、テンポが速いため、ロック調といわれることもあります。
阿波おどり伝統のよしこの節は、三味線の音色が情緒を感じさせますが、苔作は情緒とは無縁で、打楽器をガンガンとアップテンポで鳴らす攻めの音です。踊りも当然、攻めのスタイルです。現在は女踊りもしますが、発足当時はメンバーが男ばかりで、柔らかい踊りはほとんどしませんでした。そのため、長い間、苔作は阿波おどりでないと異端児扱いをされてきました。しかし、苔作の強烈なリズムに、祭りに興味のなかった若者たちが食いついてくれました。私も、たまたま通りすがりに耳にした苔作の鳴り物に衝撃を受け、それまで阿波おどりにほとんど興味がなかったのですが、迷わず苔作の門を叩きました。
以前、国民文化祭に出演させていただいたとき、有名な和太鼓演奏者の方がうちの鳴り物を聞いて「いっぱいいっぱいだね」とおっしゃったので「うちはそれが取り柄なので倒れるまで叩くだけです」と返答しました。私たちは阿波おどりでしか生まれ得ない何かを生み出そうとして10分間なら10分間全力で鳴り物を叩き抜いています。

シシゾウ:苔作は桟敷席のある演舞場に出演されず、路上にこだわっておられるそうですね。

吉﨑さん:演舞場を否定しているわけではありません。苔作は鳴り物が強烈なので、演舞場に行くと、他所の団体さんの鳴り物の雰囲気を壊しかねないので遠慮させていただいています。
路上の演舞場所は、毎年ほぼ同じ場所なので地元の人に尋ねれば教えていただけると思います。連日夜8時は、両国(りょうごく)の大岩食品前で演舞するのが恒例です。祭り最終日には観客の皆さんにも踊りの輪の中に入って一緒に踊っていただいています。

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注目ポイントチャレンジ精神でレゲエ調やブレイクダンス調の奴おどりも披露

シシゾウ:苔作の演舞で一番大切にされているのは何ですか?

吉﨑さん:チャレンジ精神です。踊りにしても鳴り物にしても衣装にしても毎年新しいものを取り入れるのが苔作の真骨頂です。前の年と同じことをするのはレベルが落ちることを意味し、ご覧になる方を飽きさせてしまいます。苔作のファンの方は、苔作一筋という方が多く、県外からも大勢見にきてくださるので、そういう方々を納得させるパフォーマンスをするためにも、“去年より今年、今年より来年”と常に前を向き続けることを自分たちに課しています。
苔作の歩みは、新しいことへの挑戦の歴史です。鳴り物に初めてスネアドラムや吊り下げ太鼓を導入したのは苔作です。現在、奴踊り(やっこおどり)はどこの連でも踊られますが、元々、淡路島で踊られていた奴踊りを最初に阿波おどりに持ち込んだのも苔作の初代会長です。最近は、誰もやったことのないレゲエダンス調やブレイクダンス調の奴踊りも試みました。当然、失敗もあります。レゲエダンス調の踊りは、苔作に似合わないといわれ、その年限りでお蔵入りです(笑)。新しいリズムを祭り当日に思いついて叩くこともあります。そのときの緊張感はこたえられません(笑)。

シシゾウ:苔作の演舞のおすすめの見方はありますか?

吉﨑さん:テレビ画面を通じてではなく、路上の至近距離で苔作の鳴り物を体感し、私たちの汗を見て、何かを感じていただければ嬉しいです。
苔作の鳴り物は激しいだけに、鳴り物担当は相当な体力を消耗します。真夏なので気をつけて水分をとってはいるのですが、脱水症状を起こし、救急車で運ばれる人間が毎年出てきます。かくいう私も数年前、救急車で搬送され点滴を打ちました(笑)。4日間にわたった祭りが終わると身体がバラバラになったような感覚で1週間は仕事になりません。なぜそこまで辛い思いをしてまでやるのだろうかと考えたことがあります。出てきた答えは、苔作を楽しみに待ってくれている人がいるから、です。私は40代後半で、いつまで現役でできるか分かりませんが、体力の続く限り、通りすがりの若者がふと足を止めるような迫力のある鳴り物を叩きたいと思っています。

シシゾウ:阿波おどりはこれからどのようになっていくと思われますか?

吉﨑さん:阿波おどりに限らず、祭りは時代とともに変化や進化していくものだと思います。何十年も先のことは分かりませんが、阿波おどりに関しては、苔作のようなリズムを前面に押し出した演舞が今以上に増えていくだろうという予感はあります。ただ、苔作が主流になり、すべての人に受け入れられるようになるとは考えていません。苔作の鳴り物は若者の心には響きますが、ご年配の方には、騒々しい音にしか聞こえないと思います。そういう方には、昔ながらの情緒あふれる阿波おどりが必要です。言葉は悪いですが、踊る側は自分たちのやりたいように踊り、観る側は自分の好きな阿波おどりを楽しんで応援するというのが阿波おどり本来の在り方ではないかと思います。

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ふるさと自慢徳島ラーメン、あなん丼、たらいうどんなど名物グルメがいっぱい

シシゾウ:徳島市でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

吉﨑さん:徳島にはおいしいものがたくさんあります。いまや全国区になった徳島ラーメンは醤油豚骨味で、豚バラの煮込みと生卵のトッピングが特色です。徳島市外になりますが、私が住んでいる県南の阿南(あなん)市のあなん丼も味わっていただきたいです。現在、売り出し中のご当地グルメで、日本有数の漁獲高を誇る阿南産の鱧のてんぷらがのっていて絶品です。徳島の郷土料理のたらいうどんもおすすめです。

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メッセージ夏は阿波おどりを観に、徳島へお越しください

吉﨑さん:夏は阿波おどりの季節です。大勢の皆さんに徳島にお越しいただき、本場の阿波おどりをご覧いただきたいです。徳島は海と山に恵まれ、食べ物もおいしいので、自然とご当地グルメも満喫し、楽しんでいただければ幸いです。

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※祭り紹介者 苔作(こけさく) 五代目会長 吉﨑 秀人(よしざき ひでと)さんにお応えいただいたインタビューをもとに、記事をまとめています。

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