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屯宮祭

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:NBC 長崎放送
放送
:12/28(土) 14 : 00〜14 : 54

ダイドードリンコスペシャル

人間神様

屯宮祭

日本中の神様が出雲に集まる10月神無月、長崎県雲仙市瑞穂町伊福地区(ながさきけん うんぜんし みずほちょう いふくちく)では“人間神様”がその留守を守ります。10月16日~18日の3日間、伊福八幡神社で約400年続いてきた新嘗の祭り「屯宮祭」です。氏子の中から厳正な抽選によって選ばれた6人衆が、神様に成り代わって務めを果たす小さな神社の秋祭り。初日、白装束に身を包んだ人間神様は「花車(はなぐるま)」に乗り、付き添いの者を従え、道すがら人々にお神酒(おみき)を振る舞いながら神社へと向かいます。神社に着く頃には既に足元がおぼつかなくなっている神様たちは、この後3日間神社に寝泊まりし、「あれが食べたい」「あそこに行きたい」「ここがかゆい」など様々な要望を氏子に申し付けながら、大いに飲んで食べて務めを果たします。笑顔と美酒の中で五穀豊穣に感謝を捧げる人間神様六人衆。氏子300世帯で支える小さな伝統を描きます。

祭り紹介

  • 祭り写真館

屯宮祭

日本中の神さまが出雲に集まる神無月の10月は、神さまが「お留守」になります。それでは村を守れまいと各地区から選ばれた6人の男衆が神さまになりかわって務めを果たすのが「屯宮祭」。祭りの期間中は子ども相撲や餅まき、新たな実りに感謝する「新嘗(にいなめ)」の儀式も行われ、村は神人一体の空気に包まれます。

開催日
10月16日~10月18日 ※毎年同日
場所・アクセス
長崎県雲仙市瑞穂町伊福地区 伊福八幡神社

■ 電車
島原鉄道「大正駅」徒歩約12分
お問い合わせ
雲仙市商工会瑞穂支所
0957-77-2225

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

歴史神の不在を補って氏子が神さまに選ばれる奇祭

屯宮祭の始まりは資料が残っていないので正確なことは分かっていませんが、地元の言い伝えによると約400年の伝統があるとされています。屯宮祭では、伊福八幡神社の氏子の中から6人の男性が祭り期間の3日間、出雲に出かけているとされる神さまの代役を務めます。この6人は六人衆(ろくにんしゅう)と呼ばれ、屯宮祭に先立って行われる8月29日の風除祭(かざよけさい)という祭典で宮司さんに選ばれます。六人衆は一家の家長の男性という以外、特に条件資格はありませんが、一度選ばれるとその年から20年間は再度務めることができません。

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みどころ手作りの花車に乗り込み、女装の男たちをお供に道中を練るお上り

一般的な神社の例大祭は、神さまが神輿に遷され、氏子地区内に設けられた御旅所に渡御するお下りから始まります。ところが屯宮祭は氏子の中から神さまが選ばれるため、神さまが自宅から神社に向かうお上(のぼ)りが祭りのスタートです。そこが普通と正反対で、奇祭といわれる由縁だといわれています。
祭り初日の午前中、神さまに選ばれた六人衆はお上りに先立ち、それぞれの自宅に友人知人、親戚を招き、結婚披露宴並みの豪華な御馳走とお酒でもてなします。宴会は約1時間半近く続きます。宴会が終わると出発し、白装束を着けた神さまは3日間滞在することになる伊福八幡神社を目指します。渡御で神さまの乗り物といえば神輿ですが、屯宮祭で六人衆がお上りに使うのは花車(はなぐるま)と呼ばれる曳き車です。花車の正体はリアカーで、六人衆の友人知人が祭りの10日ほど前から神輿のように屋根をつけたり、幕を張ったりして飾り立てます。神さまは地面に足を着けてはいけないことになっているので、この花車に抱きかかえられ乗せられます。
屯宮祭最大のみどころは、このお上りの道中です。花車に乗った神さまと付き添いの一行は道々出会う人たちに竹筒に入れたお神酒をふるまいます。白装束の神さまが手作り感満載の花車で曳き回されるところはみものですが、それ以上に目を引くのは同行(どうぎょう)と呼ばれる付き添いの男性たちです。同行を務めるのは六人衆の友人知人20人程度で、仮装をするのが昔からの慣わしです。アニメのキャラクターなど手の込んだ仮装をする人もいますが、ほとんどの人は女性に扮します。女装が人気なのは扮装の準備が一番簡単だからという理由だそうです。化粧をし、鬘をつけ、スカートや着物で装った男性陣が、宴会で飲んだお酒の力も手伝って、沿道の人たちに愛想を振りまいて回る姿には思わず笑いを誘われます。

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注目ポイント神さまは氏子地区をあまねく回り、子どもたちの奉納相撲に声援を送る

六人衆は午後1時過ぎに伊福八幡神社に到着すると、抱きかかえられて神社本殿に上がり、屯宮祭の祭典に出席します。一般の人が見学できるのはここまでですが、六人衆のお務めはそこからが本番です。祭典が終わると宴席が設けられ、六人衆は関係者と酒を酌み交わします。このときだけでなく神社に滞在している間、三度の食事、就寝前など折にふれお酒が出てきます。六人衆の最大の仕事は飲むことと食べることといわれるほどです。そう聞くと楽しいことばかりのようですが、神さまのお務めは楽なことばかりではありません。2日目と3日目は早朝に起床し、神社近くの川でみそぎをします。10月なので川の水は冷たく、入る前には10分ほど身体を温める体操をするそうです。また、朝食後、昼食後、夕食後には地区を回るお務めがあります。宮司さんとワゴン車に乗り込み、太鼓を打ち鳴らしながら地区のあちらこちらを回ります。ただ車に乗っているだけでなく福祉施設を訪問したり、民家でふるまわれるお酒をいただいたり、のんびりしている暇はありません。
最終日3日目のメイン行事は子ども会の相撲大会です。出場するのは氏子の小学1年生から中学3年生までの男子です。境内には本格的な土俵が作られ、出場する子どもたちは白いまわしをつけ神さまに相撲を奉納します。かつて子どもが多かった時代は地区でチーム分けし、同学年同士の取り組みで対抗戦をしたということですが、今は少子化で子どものいない学年があるので勝ち抜きの個人戦がメインです。六人衆は、土俵のある境内から一段高いところに設けられたやぐらで観戦し、声援を送ったり、勝者にご褒美のお菓子を投げたりします。6人の神さまに見守られ、子どもたちの熱戦は2時間近く繰り広げられます。
六人衆の最後の見せ場は、相撲大会終了後に行われる餅まきです。やぐらの上から最後の挨拶をし、お餅やお菓子をまきます。例年は餅まきで表向きの行事は終了しますが、平成25年は初の試みとして踊りの奉納が行われます。氏子地区のひとつ、高田(たかた)自治会に伝わり、長らく途絶えていた踊りが久々に復活披露されるということで、こちらも注目です。

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ふるさと自慢雲仙・普賢岳の雄姿を仰ぎみる

伊福八幡神社のある雲仙市瑞穂町は諫早湾(いさはやわん)と雲仙岳に面しています。雲仙市を代表する観光スポットといえば雲仙岳です。国内有数の活火山で平成2年には雲仙・普賢岳(うんぜん・ふげんだけ)が198年ぶりに噴火しました。雲仙市は温泉の町でもあり、雲仙温泉や小浜(おばま)温泉をはじめ名湯ぞろいです。

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メッセージ氏子の皆さんが祭りを盛り立て、約400年の伝統を守っています

屯宮祭は神聖な神事であると同時に、年に一度の楽しみとして先祖代々地域に受け継がれてきました。地方の例にもれず、祭りの舞台となる瑞穂町も少子化で若い人が減っているようですが、伝統の祭りを継承しようと氏子の皆さんは熱心に取り組んでいます。期間限定で氏子が神さまになるという他所にはないユニークな祭りと祭りを盛り立てようと頑張る氏子の皆さんの姿を、ぜひ足を運んでご覧になってみてはいかがでしょう。

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