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白鬚神社ほんまつり

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:TOKYO MX 東京メトロポリタンテレビジョン
放送
:7/7(日) 17 : 00〜17 : 55

ダイドードリンコスペシャル

濹東の粋!獅子が舞い神輿が踊る 東向島 白鬚神社ほんまつり 拾参番神輿渡御

白鬚神社ほんまつり

東京スカイツリーのお膝元、墨田区東向島。この東京下町で毎年行われているのが白鬚神社例大祭。墨東地域で先陣を切って行われる夏祭りで、“向島の夏はここから始まる” といわれています。特に今年は3年に一度のほんまつりで、品格に満ちた「拾参番神輿」が、図子(ずし)と呼ばれる11の氏子地区内を巡行。例年宵宮で行われている各図子の神輿渡御も、今年は「有志連合渡御」として集まり、さらに「あおり獅子」などの祭事も行われます。
狭い路地に響き渡る、祭囃子に神輿の掛け声…。古き良き神社の歴史を伝承しようとする江戸っ子気質の “祭り好き” たちが、ぶつかり合いながらも神輿を上げるその時までの日々に密着します。

祭り紹介

  • 祭り写真館

白鬚神社ほんまつり

隅田川の東岸・墨東地区最初の夏祭りで、3年に一度、嘉永元年(1848年)に作られた神社神輿が巡行します。戦前は周辺三神社に計13基の神輿があり、最も大きい白鬚神社の神輿が「十三番」の番札をつけたことから、「十三番神輿渡御」とも呼ばれ、地域の安寧(あんねい)を祈り、古くからの格式を守って斎行(さいこう)されています。

開催日
3年に1度
場所・アクセス
東京都墨田区東向島白鬚神社

■ 電車
東武鉄道伊勢崎線「東向島駅」より徒歩約9分
お問い合わせ
白鬚神社
03-3611-2750

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

歴史古くからの地縁で結ばれた氏子集団が
歴史ある祭りを支える

シシゾウ:白鬚神社ほんまつりは、いつごろ始まった祭りですか?

今井さん:神社に伝わる江戸時代の巻物によると、白鬚神社の創建は今から約1000年前、近江国(現在の滋賀県)の琵琶湖湖畔に鎮座する白鬚神社の御分霊(ごぶんれい)を祀ったのが始まりと伝えられています。主祭神は猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)様で、江戸時代中期、隅田川を挟んで浅草の対岸にあたる向島の開発が進むと、旅立安全・交通安全・商売繁盛・方災除の神様として人々の信仰を集めました。神社の例大祭に神輿が地区内を渡御する現在の祭りの形が確立したのは、文化・文政時代(1804年~1829年)です。現在も渡御に使われる大神輿は、嘉永元年(1848年)に製作されたものです。
神社の例大祭には、行事を本式に行うほんまつりと簡略に行うかげまつりの2通りがあります。白鬚神社の例大祭はほんまつりを3年に一度の間隔で開催し、間にかげまつりを2回挟みます。平成25年はほんまつりの年で、神社神輿渡御が盛大に行われます。

シシゾウ:白鬚神社ほんまつりでは、図子(ずし)という氏子組織が重要な役割を果たされるそうですね。

歴史画像2今井さん:図子は古くから受け継がれている白鬚神社の祭礼執行単位で、現在11の図子があります。ほんまつりの神輿渡御は図子から図子へ神輿を受け渡す形で行われます。参加する氏子は、図子ごとに揃えた祭り半纏(はんてん)を着用するので、どこの図子に所属しているか一目で分かります。
図子は本来、集団を指す古い言葉です。白鬚神社の図子は昔の営農単位で、水路や畦道を境界として分けられています。戦前までは図子=町会でしたが、戦後は水戸街道や明治通りなどの幹線道路を境界に町会の範囲が定められたため、町会とエリアが一致しない図子が出てきました。そのため祭りの運営上、不自由を強いられることもありますが、それでも氏子の皆さんは図子の伝統を大切に守っておられます。また、歴史のある地縁を大切にしているからこそ、味わいのある祭りができているのではないか、と感じます。

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みどころ“セイヤ セイヤ”の掛け声も軽やかに、
伝統の十三番神輿が地区内を駆け巡る

今井さん:ほんまつりの中心行事は本社祭典です。かげまつりの年も本社祭典は必ず行います。平成25年の本社祭典は祭り2日目の6月8日に行われます。本社祭典は、神社にとって特別由緒のある日に行う最も重要な祭祀(さいし)で、神様に感謝の誠を捧げるとともに氏子の平穏無事を祈ります。神輿渡御は本社祭典の付帯行事という位置付けです。本社祭典は氏子総代をはじめ役員関係者だけで執り行いますが、神輿渡御はルールを守ってご奉仕いただける方であれば、図子を通じてどなたでも参加していただけます。女性の参加も多いようです。向島は工業地帯として発展し、白鬚神社の地区内にも工場が数多くありました。近年は多くの工場や倉庫が郊外に移転し、その跡地にマンションが建ち、新しい住民の方が入ってこられました。その流れに拍車をかけたのが東京スカイツリーの開業です。住宅地としての人気が高まったため、住民の入れ替わりがこの数年間でかなり進んでいます。
ほんまつりには、古くからお住まいの方や氏子出身で現在はよそに住まれている方だけでなく、新しく住民になられた方も大勢参加され、一緒に神輿を担いでおられます。地域住民がひとつになれるという意味においても、この祭りは重要な役割を果たしていると思います。

シシゾウ:神輿渡御で担がれる神社大神輿が「十三番神輿」という名称で呼ばれるのはなぜですか?

今井さん:白鬚神社のある東向島界隈はかつての寺島村で、村内には村の鎮守社である白鬚神社、高木神社、長浦神社の三社がありました。明治時代から戦前にかけてその三社は連合で祭りを行い、神輿を出していました。神輿の数は全部で十三基あり、各神社を巡拝する渡御では、小さい神輿から並んで行列しました。十三基中、最も大きかった白鬚神社の大神輿は十三番目を務めたため、十三番神輿と呼ばれ、現在もその名称が残っています。神輿屋根の駒札には「拾参番」の文字が見え、三社合同で祭りを行っていた昔を偲ぶことができます。
祭り3日目の神輿渡御は1日がかりで行われます。朝7時からの発輿祭を終えた後、神社を出発した神輿が図子から図子へ受け渡しされながら氏子区域を巡り、再び神社に戻ってくるのは夜7時過ぎです。
神輿は約80人で担ぎ、交替要員を含めると250~300人の人手が必要です。神輿の指揮をするのは図子内の祭り執行最高責任者にあたる年番頭(ねんばんがしら)で、拍子木を叩いて「進め」「停まれ」などを指示します。神輿を担ぐときの掛け声は「セイヤ セイヤ」と小刻みで軽快で、お囃子も軽快なリズムで渡御を盛り立てます。図子ごとにお囃子の演奏スタイルは若干異なりますので、興味をお持ちの方はぜひ聴き比べてみてください。

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注目ポイント平成生まれの東京スカイツリーと
江戸生まれの神輿の競演

今井さん:神輿渡御をご覧になる際、神輿と道幅のバランスに注目されるのもひとつの見方です。江戸時代、神輿渡御が行われた道は、現在でいえば片側一車線、ちょうど自動車同志がすれ違いできるくらいの幅だったといわれます。現在のコースでいうと、曳舟たから通りや、いろは通り、大正通りがそれくらいの道幅です。そこを神輿が通るとき、「昔の神輿はこんな感じで風景に溶け込んでいたのだな」と想像しながらご覧いただくと、興趣が増すと思います。一方、コースの中には明治通りのような片側2車線の幹線道路もありますので、狭い道と広い道を対比して見ていただくと、まったく違う雰囲気が感じられて面白いと思います。神輿の背景にもご注目ください。渡御の午前中に通る曳舟から京島にかけてのコースは、東京スカイツリーを背景に神輿が進む格好となり、写真撮影にも申し分ないコースです。
ほんまつりの隠れたみどころとしておすすめしたいのは、神社境内の神楽殿で行われる神楽奉納です。国の重要無形民俗文化財である若山胤雄(わかやまたねお)社中が神楽を三番奉納します。神様をお慰めするために行うものですが、境内にお越しいただければどなたでもご覧になれます。また、夜には同じ神楽殿で、氏子の皆さんが舞や民謡を奉納する芸能大会が開かれます。屋台もたくさん出ますし、下町の祭りならではの華やかな賑わいが見られます。

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ふるさと自慢文化文芸の里として栄えた向島。
四季折々の情趣を満喫できる行事が充実

シシゾウ:墨田区でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

今井さん:墨田区の北側に位置する向島は江戸時代、風雅な情趣を愛でる文化人が集ったことから文芸文化の里といわれました。白鬚神社のそばにある向島百花園(むこうじまひゃっかえん)は、文化年間に骨董商の佐原鞠塢(さはらきくう)によって創設された庭園で、大名ではなく町人が作った「庶民の庭園」として親しまれました。当時、この向島百花園に大田蜀山人(しょくさんじん)をはじめ当代の文化人がサロンのように出入りし、彼らの発案によって七福神を巡拝する隅田川七福神が誕生しました。白鬚神社は隅田川七福神の一社になっていて、社名のイメージから延命長寿の神とされる寿老神(寿老人)を祀っています。正月には隅田川七福神めぐりで多くの方が向島に足を運ばれます。
ほかにも春は墨堤の桜並木、夏は隅田川の花火、秋は向島百花園で開かれる「月見の会」や「虫ききの会」など、一年を通じて行事が豊富です。向島の新しい楽しみ方として、東京スカイツリーをランドマークに界隈を散策するのもおすすめです。

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メッセージ氏子の皆さんのほんまつりに賭ける思いを受け止め、
立派な祭りを執り行います

今井さん:白鬚神社には例大祭を含めて年間50ほどの祭事があります。宮司としてはどの祭りも等しく大切ですが、氏子の皆さんがほんまつりの神輿渡御に、特別深い思い入れを持っていらっしゃることは十分理解しているつもりです。もちろん図子内で祭りに対する温度差がないわけではありません。しかし渡御当日に神輿が自分たちの図子にやってくると、どなたもとても嬉しそうな表情になられます。その様子を見るたび、伝統の祭りの持つ力を感じます。平成25年のほんまつりは、私が宮司になって4度目のご奉仕になります。宮司として氏子の皆さんの熱い思いをしっかり受け止め、立派な祭典として結実できるように執り行いたいと思います。

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