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皇子神社船祭り

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:RSK 山陽放送
放送
:8/10(土) 14 : 00〜14 : 54

ダイドードリンコスペシャル

響け!伝統の祭り太鼓 庵治船祭り

皇子神社船祭り

良質の石材・庵治石の産地にして、香川県有数の漁師町、そして、映画のロケ地として知られる高松市庵治町。この町で旧暦6月の満月の夜に行われるのが、300年以上に渡り人々が護り、伝えてきた、伝統の祭り「庵治の船祭り」だ。庵治の海の守り神・皇子神社の神輿と3組の獅子舞、そして太鼓台「だんじり」が港と海を廻り、海の恵みに感謝する。このだんじりの太鼓打ちに、今年新たに一人の少年が選ばれた。だんじり太鼓は祭りの要、少年3人が息を合わせて拍子を刻む。どれだけ音が揃うのか…だんじり太鼓の仕上がりが、祭りの出来を左右するとも言われる。3人の叩く音が一つになった時、祭人の心も一つになる。祭りの夜が近づく…音は一つに揃うのか?伝統を引き継ぐ漁師町の男にならんと、少年はだんじりに乗る…。

祭り紹介

  • 祭り写真館

皇子神社船祭り

満月の夜に行われる全国的にも珍しい江戸時代から続く“海の祭り”。16人の御神輿担に担がれた御神輿が船に積まれ、対岸2kmのお旅所まで「船渡御」を行い、また、3隻横に繋いで作られた舞台の上では獅子舞が奉納されます。庵治沖には、約1300発の色とりどりの花火も上がり、真夏の祭典を演出します。

開催日
旧暦の6月14、15日に近い金・土曜日
場所・アクセス
香川県高松市庵治町

■ バス
JR「高松駅」よりバス庵治線に乗り約40分、終点「庵治温泉口」下車

■ 車
中央高速「中央インター」下車、庵治方面へ約30分
お問い合わせ
船渡御保存会
087-871-4570

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

歴史海に生きる人たちが300年前から支える

シシゾウ:船祭りは、どのくらい前から続く祭りですか?

岩田さん:約300年前から始まったのではないかといわれています。あの水戸光圀の兄に当たる初代高松藩主・松平頼重公が、1681年頃各地区を視察に回られました。そのとき、海辺にあった皇子神社を山の中腹に移すよう命じられたと同時に寄進され、立派なお社が出来ました。祭りもその頃から始まったと伝えられています。

シシゾウ:300年前から現在のような形だったのでしょうか?

岩田さん:船を組んで行われる形になったのは、120年前くらいではないかといわれています。江戸末期、天保時代の様子を描いたとされる『讃岐国名所図絵』というのがあり、そこに船渡御の様子も描かれているのですが、当時はまだ船を繋ぐのではなく、何杯かが連なって御旅所に通っていたようです。ですから、船を櫓で繋いで渡御を行うのは、それ以降ではないかと考えられています。
満月近くの夜に行われる理由は、昔は旧暦の6月14日、15日に祭りが行われていて、その日は大潮で夜の9時か10時くらいに満月がお宮の真上に上がり、夜10時ごろに満潮になります。漁業の祭り、海の祭りなので、潮の関係や月の関係で先人がそれを継承しているのではないかと思います。また反面、真夏の暑い盛りなので、涼しい晩の方が良いという事ではないかと思います。
昭和40年ごろまでは旧暦6月14、15日の大潮満月の日に行われていましたが、近年はお勤めされている方にも配慮して、旧暦6月14、15日に近い金、土曜日を選ぶようになりました。

シシゾウ:岩田さんが子どもの頃と比べて、変わったことはありますか?

岩田さん:最近様子が変わったのは、奉納物が減ったことですね。少子化で子どもたちが減り、今まで出していたものが無くなった、もしくは減ってきました。獅子は現在3組出ています。大人だんじりは今も昔も一基ですが、子どもだんじりは昔は4つ出ていたのに対し、今は2つです。それだけ子どもが少なくなったということです。そういう点は、お世話をしている方としては寂しいです。
海の景観も、埋め立てが進む前までは砂浜でした。船渡御をする時は、引き船や屋台船に一般の船もついていきました。漁師町なので持ち船も多く、その船に親戚や友人が乗り込み料理を積んで、皆でわいわいと食事をしながら渡御についていってと、本当に賑やかでした。

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みどころ迫力満点の「だんじり」と
華麗な光景を描く「船渡御」

シシゾウ:2日間のスケジュールを教えてください。

岩田さん:祭りは7月の満月に近い日の金曜日と土曜日に行われます。2013年は19日と20日で、19日を宵宮といいます。宵宮の前日から当日の朝は、獅子の構え(準備)をしたり、だんじりの構えをしたりします。その後、獅子やだんじりが各地区を村廻りします。夜の8時30分になると神社で祭典が行われます。その前に子どもたちが社殿に入り奉納し、宮司がお祓いをします。神社のすぐ下がったところに広場があるので、そこで子どもだんじりが練ります。その時、大人だんじりは広場の横の所に据えており、祭典が終わった後、子どもだんじり同様、大人だんじりが社殿へ奉納に上がってくると、宮司よりお祓いを受け、広場まで下がって練ります。
練る時は、だんじりを見るのを楽しみにお参りにいらした大勢の方で埋め尽くされていて、だんじりが練った後、獅子が3組奉納されます。それで宵宮の行事は終わりです。
翌日の昼宮は、朝早く神輿船・だんじり船を繋ぐ準備を整えます。夜は本宮で、7時に祭典、同時に、江浦では子どもだんじりが練ります。近くには屋台や出店がたくさん出ていて、お参りした方々もたくさんいらして、いっそう賑やかです。7時30分ころに祭典が終わると「お下がり」が始まり、御神輿が神社から下りてきます。それを先導するのが大人だんじりです。かなり急な階段を上がったり下がったり時間をかけて先導し浜辺まで降りてくると、だんじりを所定の場所に止め、だんじりの前を御神輿がスッと通って神輿船に乗ります。

シシゾウ:それから船渡御がスタートするのですか?

岩田さん:いえいえ。御神輿を神輿船に乗せた後、大人だんじりで浜辺で走ったり、縦にしたり廻したりして練ります。練りが終わった後、だんじりを船に乗せて、次に、既に船に乗っている獅子が、船上で獅子舞をします。9時半くらいには花火が上がり、満月が真上に上がってきて、見物にいらした方は「すごくきれい!」と言ってくれますね。そして10時ごろにだんじりの練りや獅子舞が終わると、獅子もだんじりも船に乗せて、船渡御が始まります。

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注目ポイント神様に地域の海を見てもらい、1年間の感謝をこめる

シシゾウ:祭りのメインは、やはり「船渡御」ということになるのでしょうか?

岩田さん:船渡御の前に、だんじりが練るところを見ていただきたいですね。だんじりは50人から60人が交代で担ぎます。これも昔は100人くらいで、かわるがわる担いでいました。太鼓を乗せて乗り子も3人乗るので、かなり重いものです。そんなだんじりが、また縦にしたり廻したりして大きく揺さぶられながら暴れるのですから、迫力があって見ごたえがります。
船渡御は大きな船が引船(ひきぶね)となり、船を3杯つないだ屋台船を5隻引っ張って、約2km先にあるお旅所まで行きます。屋台船の先頭はだんじり船、続いて獅子船、神輿船が最後になり、各船が灯した提灯のあかりが月夜の中を進む光景は大変美しく、幻想的です。

シシゾウ:浜辺に沿ってお旅所まで航海する意味はなんでしょう?

岩田さん:お旅所は神社から見てちょうど対岸になります。海を渡るということは年に一回、皇子神社の神様に出ていただき、海を見てもらうというのが目的です。皇子神社の御祭神とは、4世紀の応神天皇の第二皇子にあたる「宇遲能和紀郎子命(うじのわきいらつこのみこ)」さんです。その神様に庵治の海を見ていただいて、海の安全と大漁を祈願し、一年間の御礼を伝える、という意味が込められています。

シシゾウ:長く地域の祭りに携わってこられた岩田さんの思い出に残っているエピソードはありますか?

岩田さん:そうですね、思い出といえば、私も若い時からだんじりを担ぎました。担いでいるときは、だんじりに集中していて周囲を見ていません。練ったり担いだりするのに一生懸命です。それが終わって、今度はだんじりを船に乗せ、自分も乗ります。渡御中はお酒を飲んだりするのですが、私は艫(とも)のほうに置いてある氷水をすくってコクコクコクと飲み干すと、どんなお酒や料理よりも美味しかったのを覚えています。「落としてなるものか!」という勢いでだんじりを担いで練り、それを船に乗せて「ヤレヤレ」という安堵の気持ちが広がります。そして水をコクコク……。思い出と言えばやはり、あの瞬間ですね。

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ふるさと自慢庵治石と豊かな海の幸

シシゾウ:庵治町の観光名所や特産品を教えてください。

岩田さん:何年か前に庵治を主体にして映画撮影が行われました。映画の有名なシーンで使われたセットが、皇子神社の境内に残されていることから、若い人が未だによく訪れ、そして、お参りをしてくださいます。また、特産品は庵治石と庵治で獲れる魚貝類です。

シシゾウ:庵治石とはどういうものですか?

岩田さん:飾り用というよりは灯籠を作る石です。石が固くて磨くときれいになります。
また、やはり庵治で獲れる魚貝類は美味しいといわれますね。春ならイカナゴの釘煮、最近では香川県が推奨しているオリーブハマチ。庵治は発祥の地なので、当初から嶋野漁業組合長さんが力を入れて養殖しています。

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メッセージ真夏の夜のひと時を涼しい気分でお楽しみください

岩田さん:船祭りは海の祭りです。一年間、海の安全や大漁を祈願します。漁に出る人でなくても、皇子神社の氏子さんは、みんな感謝の気持ちをもって祭りを行っています。ただ見に来られる方はあまり堅苦しく考えることなく、気楽にだんじりや船渡御を見ていただき、真夏のひと時を涼しく過ごしていただければ、と思っています。

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