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2013くりこま山車まつり

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:KHB 東日本放送
放送
:8/18(日) 16 : 30〜17 : 25

ダイドードリンコスペシャル

オヤジ咲く夏 〜2013くりこま山車まつり〜

2013くりこま山車まつり

宮城県北西部にある栗原市は、08年の岩手・宮城内陸地震で大きな被害を受け、東日本大震災でも震度7を記録するなど、たびたび地震の被害にあっています。栗原市栗駒で真夏に行われる「くりこま山車まつり」は300年の歴史があり、起源は江戸時代に農家を慰安した「新田の早苗振り(にったのさなぶり)」とされています。祭りの中心は豪華な山車のパレードです。山車の題材は歴史上の人物や古典文学の登場人物で、細かな工夫を施し、機械仕掛けで人形が動くものもあります。この山車に灯りをつけ、提灯に照らされた夜の通りを練り歩きます。その姿は美しく、栗駒の夏の風物詩です。番組では山車の製作から「祭り人」に密着、祭りへの情熱、祭りがある喜び、祭りがもたらす地域の絆を描きます。

祭り紹介

  • 祭り写真館

2013くりこま山車まつり

宮城県北西部、栗駒山のふもとに広がる自然豊かな地域、栗原市。ここで毎年夏に行われる「くりこま山車まつり」は、藩政時代から300年続く歴史ある祭りです。見所は栗駒岩ヶ崎の9地区において製作される豪奢で華麗な山車の数々。山車に明かりが灯され夜の通りを練り歩く宵祭の幻想的な美しさは圧巻です。

開催日
7月最終土・日曜日
場所・アクセス
宮城県栗原市岩ケ崎馬場通り

■ 車
東北道若柳金成ICで下り、県道4号線にて岩ヶ崎方面へ約10分
お問い合わせ
栗原市栗駒総合支所産業建設課
0228-45-2114

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

歴史江戸時代に始まった、五穀豊穣を祈願する祭事が発端

シシゾウ:「くりこま山車まつり」が始まったのはいつごろですか?

重三さん:栗駒岩ヶ崎地区は、伊達政宗が治める伊達藩北域の要衝の地で、この地に置かれた鶴丸城の城主は政宗の五男宗綱(むねつな)、六男宗信(むねのぶ)といった直系や茂庭綱元(もにわつなもと)などの重臣が務めました。元禄7年(1694)、伊達家の命を受け、藤沢(現在の岩手県一関市)から転封で鶴丸城主になった中村成義(なかむらなりよし)《日向守》は、藤沢で農民の慰安と五穀豊穣を祈願して行われた「新田の早苗振り(にったのさなぶり)」を栗駒岩ケ崎でも催すことを命じました。農民や商工業者など領民を挙げて行われたこの祭りがくりこま山車まつりの起源とされています。
くりこま山車まつりのメイン行事は、絢爛豪華な人形で飾り立てた山車がお囃子に合わせて町内を練り歩く巡行です。しかし、江戸時代の祭りに登場したのは山車ではなく、一ヵ所に固定された「置き山」でした。練り歩く「山」が登場するのは明治後期から大正末期にかけてです。当時の栗駒商工会副会長が岩ヶ崎地区を賑わせる方法を思案し、行商で訪れていた同じ栗駒の上黒瀬(かみぐろせ)地区の人に相談したところ、置き山を同地で行われている「担ぎ山」にしてみないかとアドバイスされ、「山」の造り方や担ぎ方を教わりました。豪華に飾り立てた担ぎ山が練り歩く祭りは評判となり、岩ヶ崎地区の商店街は活気であふれるようになりました。

シシゾウ:担ぎ山はどうやって担いでいたのですか?

重三さん:同じ長さの杖を持った担ぎ手たちが神輿の要領で担ぎ、休憩時は、山が地面に着かないように杖を台にしました。担ぎ手は地元の岩ヶ崎地区だけでなく中野田町や上黒瀬など周辺地区からも応援を頼み、皆で協力して担いだそうです。
行列の先頭には胴取(どうとり)という役がいて、木遣り(きやり)を歌いながら町内を練り歩きました。担ぎ手の足の運び方は前に三歩進んだら次は後ろに二歩後ろに下がるといったような決まり事があり、祭りの前には皆で足取りを揃える練習をしたようです。
大正半ばから大正末期にかけて物資輸送の荷馬車が普及し始めると、荷馬車の台車に「山」を載せるようになり、現在の山車の形式になりました。当時の山車は、現在の山車に比べると幅が狭く、飾りにより高さがありました。これは道幅が狭く、電線がなかった当時の道路事情を反映しています。道路の拡幅に伴って山車の横幅が広がる一方、電線が架線されたことで昔のような高い山飾りは造られなくなりました。

シシゾウ:昔から岩ヶ崎地区の全地区が山車を出していたのですか?

重三さん:昔は岩ヶ崎の2~3の地区のみが山車を製作していました。すべての地区が山車を造るようになったのは昭和39年からです。当時の地区数は7地区で、その後2地区が加わり、現在の9地区になりました。

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みどころ山車の上で人形たちが繰り広げる華麗な歴史絵巻

シシゾウ:栗駒の山車には、どういう特徴がありますか?

拓也さん:地区住民が毎年手造りする飾り山車で、人形や装飾で歴史や物語の一場面が再現されます。この飾りが山車の進行方向に対して右向きに造られるところが栗駒の山車の最大の特色です。巡行を見ていただく際に美しく見えるようにと、正面ではなく、進行方向の斜め前方に向いているように造られるようになりました。 山車のテーマは外題(げだい)と呼ばれます。外題のタイトルの冒頭には必ず「風流」とつけますが、これは山車の華やかな装飾や人形の衣装などの趣向を総称しています。
外題に選ぶテーマには地区の個性が出ますので、大河ドラマを題材にするのが得意な地区もあれば、栗駒の史実を得意にする地区もあります。義経伝説が伝わっている土地柄から、義経が登場する外題も人気があり、山車の製作に関しては、いい意味で地区同士の対抗心があります。自分たちの地区の伝統や独自性を守りつつ、他の地区の良いところも取り入れるなど互いに切磋琢磨するので山車製作の技術は年々向上しています。
山車の製作は外題を決めることからスタートして、私が所属する二区飛翔会の場合は、毎年8月に行われるその年の祭りの反省会で、メンバー各人がやりたい外題を発表し、プレゼンで皆に自分の熱い想いをぶつけます。選考は投票で行います。まず、1回目の投票で、外題の候補を3つに絞り、2回目の投票で2つに絞り込み、決戦投票で最終決定します。

シシゾウ:山車の製作にはどのくらいの日数を要するのですか?

拓也さん:地区によって異なりますが2ヵ月程度です。私が責任者として一番苦心するのは、できるだけ多くの人に製作に関わっていただくようにすることと参加者一人一人の能力や技術に合った作業を割り振ることです。横の連携が重要なので、毎晩酒を酌み交わして親睦を深めています。

シシゾウ:山車製作にまつわる思い出をお聞かせください。

拓也さん:6月下旬になると地区の集会所に山車を製作するための小屋が建てられます。小学生のころは小屋が建つと、学校帰りに誰もいない小屋に立ち寄って製作途中の山車を眺めたり、毎晩のお囃子の練習が終わってから小屋に行って大人たちが作業をしている姿を見学したりしていました。山車が次第にできあがっていく光景にワクワクし、小屋で大人たちと交わす会話も楽しかったことを子ども心に覚えています。今でも製作小屋に地区の子どもたちがやってきて、山車造りを眺めたり、話しかけてきたりします。山車の製作技術だけでなく、そういった山車造りに憧れる気持ちも代々引き継がれていくのだなと感じます。

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注目ポイント「アッヤーレ、アッヤーレ、アッヤーレ、ヤーレヤーレヤーレー」の掛け声、“トンコ、トンコ”と刻む太鼓のリズムに心が浮き立つ

シシゾウ:山車を鑑賞するとき、どういうところに注目するといいですか?

拓也さん:今にも語りかけてきそうな人形のリアルな表情や動き、身に付けたきらびやかな衣装、描き出される情景の中で人形が一瞬の生をきらめかせているところにご注目ください。私自身も見ていると自分がその場面の中にいるような気持ちになります。人形だけでなく背景の山、桜、波を含めた全体の色彩の鮮やかさもご鑑賞ください。
山車の最大の見せ場は、9台の山車が町内を練り歩く本祭の巡行です。見物をするなら、栗駒岩ヶ崎地区のメインストリートで懐かしい商店街の雰囲気を残す六日町通りが特に風情があっておすすめです。

シシゾウ:宵祭にも山車の巡行がありますが、みどころを教えてください。

拓也さん:空が夕暮れから薄暮に変わった時刻に「アッヤーレ、アッヤーレ、アッヤーレ、ヤーレヤーレヤーレー」という子どもたちの威勢の良い掛け声とお囃子の音色をBGMに、薄闇の中に浮かび上がるライトアップされた山車が通りを練り歩く光景は幻想的ともいえる美しさで圧巻です。
宵祭の夜間巡行が始まったのは祭りの歴史からすると最近のことです。現在、5地区の山車が参加しますが、平成12年に初めて巡行が行われたときは二区飛翔会の1台だけでした。その年の山車の外題は「風流 児雷也 三竦み決戦」でした。当時、私は中学生でしたが、山車を飾るガマガエル、大蛇、ナメクジ、人形が夜闇の中にライトアップされた光景が今でも鮮明に思い出されます。

シシゾウ:くりこま山車まつりは囃子も特徴があるそうですね。

拓也さん:祇園系の流れを汲む囃子といわれ、「打ちばやし」「虎がえし」「袖功老(しこうろう)」の3曲が伝わっています。鉦と小太鼓の“トンコ、トンコ”という地打ちに横笛の音色が加わり、そこに大太鼓の力強いリズムが重なると、踊りださすにはいられなくなるような躍動感にあふれ、聞いていると感動で鳥肌が立ってきます。
宵祭のお囃子競演会、本祭の山車巡行前に行われるおはやし一斉演奏では子どもたちが一糸乱れぬ見事な演奏を披露するのでこちらもぜひご覧いただきたいと思います。

シシゾウ:くりこま山車まつりに関わっておられて感動されるのはどういうときですか?

拓也さん:祭り当日、製作小屋から祭りのメイン会場へ山車を運搬するとき、地区の商店や人家から住民の皆さんが出てきて拍手と温かい声援を送ってくださいます。そのとき、今年も山車の製作に携わって良かったなと心から思います。祭りが終わった後の慰労会では、ご協力いただいた皆さんに感謝の気持ちを込めて挨拶させていただくのですが、そのとき皆さんからいただける拍手や激励の言葉に目頭が熱くなります。祭りを通して、人が大好きになりますね。

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ふるさと自慢母なる山・栗駒山の懐に抱かれる町

シシゾウ:栗原市でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

拓也さん:栗原市は、栗駒山の麓に広がる自然豊かな町です。某有名脚本家や某人気イケメン芸人の出身地でもあります。一番の観光スポットは、四季折々に様々な表情を見せる栗駒国定公園栗駒山です。おすすめの栗駒名物は、口に含めば一杯では終わらない美味な地酒と一口味わえばまた食べたくなる栗駒銘菓の「ゆべし」です。栗駒にお越しになられたら風光明媚な自然と豊かな風土が生み出した美味を心ゆくまで堪能していただきたいです。

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メッセージ山車と囃子に込められた人々の
熱い想いを感じてください

拓也さん:くりこま山車まつりの最大の魅力は、祭りを通じて人と人がつながれるところだと思っています。華やかな色彩の山車飾りやお囃子の力強い音色には地域の人々が祭りに賭ける熱い想いが込められています。栗駒に足をお運びいただき、“くりこまの夏の夢”を一人でも多くの方に体感していただきたいです。

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