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河尻神宮秋季大祭

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:RKK 熊本放送
放送
:11/30(土) 13 : 00〜13 : 55

ダイドードリンコスペシャル

やぶさん 神馬と駆ける! ~河尻神宮秋季大祭~

河尻神宮秋季大祭

熊本県熊本市の河尻神宮で、10月中旬に行われる秋季大祭。この祭りのハイライトが、勇壮な「流鏑馬(やぶさめ)」と「下がり馬」です。翌年の五穀豊穣を願い、的を射る若者。そして、ラッパが吹き鳴らされる中、馬のたてがみをつかんで、満場の観客がみつめる参道を駆け抜ける男たち。人馬一体となった伝統の妙技と度胸を神様にみてもらい、感謝の心を捧げるのです。流鏑馬と下がり馬を奉納するのは、輪番で年行司となった地区の氏子たちで、14年に一度めぐってくるこの大役を果たそうと、熱く燃えます。流鏑馬を奉納する若者が、周囲の大人たちとともに、およそ4カ月にわたって馬の世話や練習を重ね、地域の担い手としても成長していきます。番組では、伝統行事を守ろうと奔走する地元の人たちの思いを取材、地域を見つめ直す機会ともなる祭りの大切さを描きます。

祭り紹介

  • 祭り写真館

河尻神宮秋季大祭

河尻神宮秋季大祭は氏子たちが14組に分かれて順に年行司(ねんぎょうじ)の役を務め、町民一丸となって宮廻り・さがり馬・流鏑馬(やぶさめ)式等を奉納します。また鳥居元である川尻町は、毎年神輿・傘鉾(かさぼこ)・風流舞(ふりゅうまい)・獅子舞などを奉納します。見せ場は「さがり馬」そして「流鏑馬」をいかに立派に奉納するか、地区の誇りをかけて競い合います。

開催日
10月15日~10月19日 ※毎年同日
場所・アクセス
熊本県熊本市南区八幡河尻神宮

■ 電車
JR鹿児島本線「川尻駅」下車、徒歩約7分

■ バス
産交バス・熊本バス「八幡町」下車、徒歩2分

■ 車
九州自動車道「御船インター」より緑川堤防道路経由で約15分
お問い合わせ
河尻神宮
096-357-9166

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

歴史江戸時代は肥後藩主が奉納。
明治維新後、氏子主体の祭りへ

シシゾウ:河尻神宮秋季大祭は、いつごろ始まった祭りですか?

宮川さん:河尻神宮の創建は鎌倉時代初頭の建久8年(1197年)です。記録が残っていないので想像の域を出ませんが、秋季大祭の原型は創建当時からあったと考えられています。
江戸時代は、河尻神宮が熊本城の鬼門の方位にあたる南西に位置していたことから、鬼門を守る神様として肥後藩主の加藤家・細川家に崇敬され、大祭も藩が奉納する形で行われました。そして明治維新後、神社の氏子が藩から引き継ぐ形で祭りを執り行うことになりました。そのとき氏子の皆さんが相談の上、商家が多く財力のある都市部は神輿、傘鉾、風流舞、獅子舞を毎年奉納し、農村部は地区を14の組に分け、輪番でさがり馬と流鏑馬式を奉納することを取り決めました。
その年、さがり馬と流鏑馬式を奉納する組は年行司と呼ばれます。当初はどの組も住民数はほぼ同じでしたが、百数十年の間に人口の増減があり、住民の少ない組と多い組が出てきました。それでも決まり事として、人数が少ない組も昔からのしきたり通りに頑張って奉納されています。

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みどころ馬と気持ちをひとつにして駆け、神様に男意気を披露

宮川さん:秋季大祭の一番の呼びものは、神様に感謝の気持ちを込め、氏子の青年たちが馬を勇壮に駆けさせ、男意気を披露するさがり馬です。馬を駆けさせるさがり手は、馬の腹にぴったり寄り添い、たてがみを腕に巻き付け、半ばぶら下がるようにしながら参道に設けられた約150mの馬場を一気に駆け抜けます。そばで見ていると砂煙が舞い上がり、迫力満点です。さがり馬が「人馬一体の妙技」といわれる由縁です。
地元の方々はさがり馬を見ないと祭りを見た気がしないとおっしゃるくらい人気の高い奉納行事です。人が馬に寄り添って人馬一体となって駆け抜けるさがり馬の形はとても珍しいということで、熊本市外からも大勢の方が見物にいらっしゃいます。

シシゾウ:さがり馬はいつ行われるのですか?

宮川さん:5日間のうち、17日に1回と、19日の午前と午後に1回ずつ、計3回行われます。さがり馬の前には宮廻りといって飾り立てた奉納馬が神前でお祓いを受け、拍子木やラッパが鳴らされる中、本殿の周りを3周します。
さがり馬には例年、5頭前後の馬が奉納され、1回のさがり馬で各馬がそれぞれ3回走ります。さがり手は20代から40代の男性が中心ですが、中には祭りが好きで、50代、60代になっても参加される方もいらっしゃいます。また14年に一度の年行司となる年のために、普段から身体を鍛えているという人もいらっしゃいます。

シシゾウ:さがり馬を見物する際、どういうところに注目すればいいですか?

宮川さん:馬とさがり手が一心同体になって駆ける姿にご注目ください。さがり馬は、疾走する馬の足並みに揃え、さがり手が地面を蹴り、一緒に駆けているような姿が理想的とされています。上手なさがり手は、たてがみのみを片手でつかみさがります。対照的に経験不足だと両手で馬にしがみつき、地面に足がうまくつけられず身体が浮きっぱなしになり、自身の体重の重みに耐えられずに手を放してしまったり、馬のたてがみが切れたりして転落してしまうことがあります。若い人は格好良く見せようという意識が先に立ちがちですが、年配の方はそういう気負いがない分、きれいにさがる方が多いですね。
さがり馬の奉納は、地区の威信を賭けて行われます。特に年行司が複数地区の場合、よその地区に負けない立派なさがり馬を披露したいということで、祭りの前に一生懸命練習しておられます。

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注目ポイント未経験の男子が猛特訓を受け、魅せる流鏑馬式

宮川さん:秋季大祭のメインイベントであり、5日間にわたる祭りのラストを飾るのが流鏑馬式です。「天下太平」「五穀豊穣」「万民安穏」を祈願し、騎乗した射手が3つの的をめがけて矢を放ち、その当たり外れで吉兆を占います。近年、この流鏑馬式は馬がよく駆けるので迫力があり、本格的だと各方面から注目をいただいています。
射手は、年行司の地区の中から20歳前後の未婚男子が1~2名選ばれます。地元では射手を務める人を“射手(やす)”または“流鏑(やぶ)さん”と呼んでいます。射手に選ばれる若者はそれまで馬に一度も触ったことがないという人がほとんどです。未経験者が疾走する馬を乗りこなすだけでも難しいのに、手綱から手を離し、弓を射なければならないので大変です。そこで、射手は祭りまでの約3ヵ月間、乗馬と弓の猛特訓を受けます。練習中は落馬することもしょっちゅうです。それでも祭り本番には見事に馬を乗りこなし、的に矢を命中させますから、若い人の吸収力、集中力は素晴らしいと思います。
全国に流鏑馬行事を行う祭りは多数ありますが、流鏑馬を専門にしている人を招いて行うところがほとんどです。河尻神宮秋季大祭の流鏑馬式は、素人である氏子の皆さんが自ら馬に乗り矢を射るところが特徴であり、最大のみどころでもあります。
私たちの流鏑馬のもうひとつの特徴は、昔からのしきたりを厳格に守っていることです。射手に選ばれた若者は、御神託を伺うという重要な役を果たすため、祭り開始から流鏑馬式が行われるまでの5日間、精進潔斎してお籠りします。昔は神事を行う際、関係者は全員、精進潔斎するのが当たり前でしたが、現在もそれを守り続けている神社は数少ないのではないかと思います。

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ふるさと自慢城下町の歴史を伝える史跡と伝統産業の数々

シシゾウ:熊本市南区でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

宮川さん:河尻神宮のある川尻地区は熊本市の南部、市内を流れる緑川河口近くに位置し、古くから水運の拠点として発展しました。江戸時代は肥後藩に納める年貢米の集積・搬出地として栄え、現在も残っている幕末時代の御蔵と船着場は全国的にも貴重な史跡ということで、平成22年に「熊本藩川尻米蔵跡」として国の史跡名勝天然記念物に指定されました。
川尻地区は伝統工芸の町としても有名です。特に「川尻刃物」の名で知られる刃物製造は知名度が高く、古くは大阪・堺の刃物と並び称されました。川尻の包丁は一生物といわれていますので、お土産にいかがでしょうか。グルメでは、熊本を代表する酒造メーカーの酒蔵がありますし、最近は地区内の和菓子店が町おこしで作っているオリジナル菓子が脚光を浴びています。
河尻神宮に参拝に来られたら境内にあるヒイラギの御神木にもご注目ください。樹齢800年といわれる樹高約6mの古木で、平成3年の19号台風で半分に折れるまでは日本一といってもいい大きさを誇っていました。葉にトゲがあるヒイラギは魔除けの御利益があるといわれています。また、この柊の御神木は樹齢を重ねて葉の刺がなくなったため、長寿の守護木としても親しまれ、落ち葉を財布に入れてお守りにされる方もいらっしゃいます。

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メッセージ氏子の皆さんの真心を祭りから感じ取ってください

宮川さん:行事本番だけが祭りと思われがちですが、そこに至るまでの準備も含めて祭りです。氏子の皆さんは奉納行事の練習や費用の積み立てなど、普段から祭りに備えて様々な努力をなさっています。年行司を務めた当番の組も14年後を見据え、次回世話人をする若い世代に必要な知識を伝えています。そうやって世代間で交流が生まれるところも祭りの良さだと思います。
単にきれいで華やかな祭りにしたければ専門家を招けばすみます。私たちの祭りは派手ではないかもしれませんが、氏子たちが自分たちの手で作り上げるということに大きな誇りを持っています。是非実際にご覧いただき、氏子の方々の真心を感じていただければ嬉しく思います。

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