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相生ペーロン祭

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:MBS 毎日放送
放送
:6/16(日)24:50~25:44

ダイドードリンコスペシャル

心を一つに龍を駆る 相生ペーロン祭

相生ペーロン祭

兵庫県の南西部に位置する相生市で毎年5月の終わりに行われるのが「相生ペーロン祭」です。約400年前に中国から長崎に伝わったペーロン競漕が相生でも行われるようになって90余年。今では播州に初夏を告げる祭りとして深く地域に根付いています。播磨灘から深く入り込んだ相生湾の海上で、4隻のペーロン船が銅鑼の音とかけ声を響かせながら、勇壮な熱戦を繰り広げます。乗り込んだ32人の心と息をいかに合わせることができるのか。決して速さだけではない競い合いがペーロン競漕の醍醐味です。
番組では競漕で連覇を重ねる強豪チームや、船に乗る32人を集めることから始めなければならないチームなどに密着し、祭りに参加する人々の「思い」「絆」「名誉にかける心」を描きます。

祭り紹介

  • 祭り写真館

相生ペーロン祭

17世紀中頃に中国から長崎に伝来した「ペーロン競漕」が兵庫・相生の地にも伝わり発展した祭り。龍の姿をイメージした木の船「ペーロン艇」に、銅鑼・太鼓・漕ぎ手の総勢32人が乗り込み、600~900メートルの距離の速さを競います。勝敗だけにこだわるのではなく、全員が心を一つにする美しさが相生の海を華やかに彩ります。

開催日
毎年5月最終日曜日
場所・アクセス
兵庫県相生市相生湾特設会場ほか

■ 電車
JR山陽本線「相生駅」より徒歩約20分
JR赤穂線「西相生駅」より徒歩約15分
お問い合わせ
相生市地域振興課
0791-23-7133

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

歴史長崎から来た造船マンが
故郷を懐かしんで始めたペーロン

シシゾウ:相生ペーロン祭は、いつごろ始まった祭りですか?

福永さん:相生にペーロンが伝わったのは大正11年(1922年)です。株式会社IHI(旧社名「石川島播磨重工業株式会社」)の前身にあたる播磨造船所に、長崎出身の造船マンが大勢いて、その人たちが故郷を懐かしみ、長崎で盛んだったペーロンを始めたのが相生のペーロン競漕の起こりです。

西角さん:ペーロン競漕は播磨造船所の海上運動会として長年行われてきましたが、戦後、ペーロンを盛り立てようと相生市、相生市商工会議所、播磨造船所の三者共催の「相生港まつり」として開催されることになり、ペーロン競漕の前日に花火を打ち上げ、パレードをはじめとする陸上のイベントも行われるようになりました。昭和37年(1962年)には「相生ペーロン祭協賛会」が結成され、その翌年には「相生ペーロン祭」に名称が改められました。それを機に市役所や地元企業のチームがペーロン競漕に参加するようになり、一企業の祭りから相生市民の祭りへと姿を変え、現在に至っています。

福永さん:相生のペーロン競漕が全国的に有名になるにつれて、ペーロンを通じての交流の輪が広がっています。長崎市とは昭和55年(1980年)から互いの大会にチームを派遣するなどして交流を深め、平成14年にペーロン交流都市提携を結びました。また、ペーロンとルーツが同じドラゴンカヌー大会を開催している高知県須崎市とは、大会運営の指導を依頼されたことがきっかけで交流が始まり、平成17年に龍船交流都市提携を結びました。平成24年は相生にペーロンが伝わって90周年の節目の年だったため、30年ぶりに復活した相生市親善大使「相生みなとの女王」が相生ペーロン祭でお披露目され、長崎市や須崎市にも赴いて相生市と相生のペーロンのPRに務めました。

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みどころ「ドン、デン、ジャン」で28人の漕ぎ手が
息を合わせて櫂を漕ぐ

シシゾウ:ペーロン競漕に出場するチーム数は何チームですか?

西角さん:年によって違いますが、ペーロン競漕には一般男子1部、一般男子2部、一般女子、オープンレースの4部門があり、合わせて約60~70チームがエントリーします。平成24年の参加チームは62チームでした。オープンレースは相生市民以外の方も参加しますが、一般男子、一般女子の部には相生市民を中心に結成された職域チーム、自治会チーム、ペーロン愛好者が集まったクラブチームなどが参加します。
1回のレースに出場するのは4チームで、優勝するには予選、準決勝、決勝の3レースを勝ち抜かなければなりません。1日に行われるレース数は30レースを超し、朝9時から行っても終わるのは夕方になります。審判をはじめ運営側は大変ですが、観客の方は10~15分間隔でレースが見られるので楽しいと思います。

シシゾウ:ペーロン競漕の醍醐味はどういうところでしょうか?

福永さん:艇長の指揮のもと、28名の漕ぎ手が呼吸を合わせて櫂(かい)を力強く漕ぐ姿は迫力満点です。一緒に艇に乗り込んでいる銅鑼と太鼓が「ドン、デン、ジャン」と打ち鳴らされ、士気を鼓舞するのですが、3ツ打ちから4ツ打ちへと変化させ漕ぎ手の気持ちを調整しながら船を進め、ラストスパートでの5ツ打ちのリズムはレースの興奮をいやがうえにも高めます。
しかし、ペーロンの真の醍醐味は、実際に艇に乗り、櫂を漕いでみないと分からないと思います。私は旧播磨造船所に入社してからペーロンを始め、選手、監督、世話人を経験してきましたが、櫂を漕いだときの海と一体化するような得も言われぬ気持ちは現役を退いた今も忘れられません。ただし、勝利を目指して真剣に漕げば体力はかなり消耗します。
選手時代、決勝レースが終わった後、監督からいつもかけられる言葉は「陸に上がったとき、空が黄色く見えたか?」でした。青い空が黄色く見えるくらい体力の限界まで漕がなければならないという意味です。

西角さん:私は相生出身ではなかったので社会人になって初めてペーロンを見ました。そのときの印象は「こんなしんどいことをよくやっているな」でした。でも、選手たちがレースに向けて普段から練習に打ち込む姿を見たり、レース本番でゴールしたときの選手たちの達成感に満ちた表情を見たりしているうちに「素晴らしい競技だな」とペーロンに抱いていた思いが180度変わりました。
競漕ですからどのチームも目指すのは優勝ですが、優勝を狙うレベルまで達していないチームも前年よりもタイムを縮めるなど、それぞれに目標を掲げてレースに臨み、その目標が達成できたときに満足感が得られるところもペーロン競漕の良いところです。漕ぎ手たちがそれぞれの目標に向かって一心に櫂を漕ぐエネルギッシュな姿は感動を呼ぶと思います。

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注目ポイント折り返しのターンで一発大逆転も

福永さん:レースのみどころのひとつは折り返し地点です。予選は300mのコースを一往復、準決勝と決勝は一往復半するので、予選は1回、準決勝と決勝は2回、折り返し地点に立てられた旗竿を回ります。このとき、いかにスムーズに無駄なく回るかが勝敗の分かれ目になり、舵取りの腕が問われます。昔から、勝てば漕ぎ手の功績、負ければ舵取りの責任といわれるくらい舵取りの責任は重大です。

西角さん:舵取りの腕が良ければ3~5秒の差は一気に縮まります。折り返しが決め手になって順位が大きく変動することも珍しくありません。ただ、観客はコースを真横から見られないので、僅差だと素人目には順位がどう変動したのか、分からないことがあります。そのとき助けになるのが実況放送です。20年ほど前から競馬専門のアナウンサーに依頼し、レースを実況しているのですが、レース運びがよく分かると好評です。

福永さん:一般男子のチームは実力別に1部と2部に分かれています。1部の強豪チームになると、海上練習が解禁される約1ヵ月間以外の時期にも、「陸ペー(おかぺー)」といって水を入れた水槽で櫂を漕ぐ練習をしているので、年々実力は向上していて、レースのタイムが伸びています。2部チームも、優勝すれば1部チームに昇格できるので真剣です。対照的なのは市外の参加者が多いオープンレースで、こちらは年に一度相生に来てペーロンを漕ぐのを楽しみにしているという人が大半で、和気あいあいとレースの雰囲気を満喫しておられます。

西角さん:一般の部は普段から練習を積んでいるので櫂の動きが揃っていて、見ていて迫力があります。オープンレースの参加チームは約2時間の海上練習以外、ほとんど練習らしい練習をしていないので、一般の部のような颯爽としたレース展開ではありませんが、その代わり櫂を漕ぐのが楽しくて仕方ないという様子が見ている側にも伝わってきて和みます。
そういった部門ごとの雰囲気の違いもみものだと思います。

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ふるさと自慢相生の顔はペーロン、カキ、ど根性大根大ちゃん

シシゾウ:相生市でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

西角さん:相生市は海と山と里に恵まれた風光明媚な町です。名産は相生湾で養殖されるカキで、全国的にも有名です。シーズンの1月から2月にかけて「相生かきまつり」が開催され、生ガキの直売や焼ガキやカキ丼などのカキ料理を目当てに県外からも大勢の方が来られます。

福永さん:ペーロン、カキと並ぶ相生名物といえば、固いアスファルトを突き破って育つ姿がマスコミに取り上げられ一躍有名になった「ど根性大根大ちゃん」です。相生市のマスコットキャラクターとして活躍中で、毎年11月には「道の駅あいおい白龍城(ぺーろんじょう)」でど根性大根大ちゃん祭が開催されます。

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メッセージ100周年に向けて力強く伝統の櫂を漕いでいきます

西角さん:ペーロンが90年という長きにわたって相生で支持されてきた理由のひとつは、ペーロンが持つ教育的効果だと思います。同じ目標に向かって32人が力を合わせることでチームワークや忍耐心、精神力を養えるため、ペーロン体験乗船を従業員研修や体験学習に利用する企業、学校が増えています。ペーロンはコミュニティの活性化にも大いに貢献しています。普段は顔を合わせない人たちが一緒に櫂を漕ぐことで交流が図れ、横のつながりが生まれています。90周年を無事に終えた今、ペーロンアドバイザーとしての私の仕事は100周年に向けてペーロンの伝統を守り、発展させることです。一人でも多くの方にペーロンを体験していただくために相生のペーロンの伝統や文化、ペーロンから得られる教訓の素晴らしさを伝えていきたいと思います。

福永さん:ペーロン伝来100周年に向けて一年一年を大切にしながら、相生市民の皆さんにペーロンをもっと好きになっていただけるようにペーロンの魅力や醍醐味をPRしていきたいと思います。市民全員で伝統の櫂を握り、100周年に向けて漕ぎ進んでいければこの上ない喜びです。

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