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気仙町けんか七夕祭り

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:TVI テレビ岩手
放送
:8月19日(日) 14:00~14:55

ダイドードリンコスペシャル

ぶつけろ、魂!力の限り!! ~気仙町けんか七夕祭り~

気仙町けんか七夕祭り

全国に七夕まつりは数あれど、豪華絢爛な山車で「けんか」をしてしまうのは、この祭りだけでしょう。震災から1年5か月、その珍しい祭り、けんか七夕が復活!この祭りは、気仙町に暮らしていた人たちの誇り。そして、気仙町が気仙町であるための、「絆」。だから、あの津波で生活のすべてが流されてしまっても、男たちはその津波の直後から、「祭りだけはやめちゃならねえ」という思いを胸に、復活に向けて歩み続けてきたのです。
8月7日。がれきの荒野に響く、山車が激しくぶつかり合う音。闇に光る、ぼんぼり。そして、打ち鳴らされるけんか七夕太鼓。綱を引っ張る老若男女の、飛び散る汗。更地となった町に、ひと時、愛する故郷の姿が浮かびあがります。

祭り紹介

  • 祭り写真館

気仙町けんか七夕祭り

陸前高田市気仙町に900年に渡り伝えられてきた「けんか七夕」。「七夕」という響きからは想像できない激しい太鼓の音とともに、4tもの山車がぶつかり合う様子は圧巻。「あゆみ太鼓」「やすみ太鼓」「けんか太鼓」など、太鼓の音がけんかを先導し盛り上げます。岩手県指定無形民俗文化財に指定されています。

開催日
8月7日 ※毎年同日
場所・アクセス
岩手県陸前高田市気仙町内
・JR一ノ関駅よりバスにて「盛駅」行き「気仙中学校前」下車(1日2本)
・東京池袋駅より気仙ライナー(高速バス)にて約7時間、「陸前高田市役所仮庁舎」下車
・東北自動車道 一ノ関インターから国道284号→国道45号経由 気仙小学校まで約1時間30分
※自家用車のご利用をお勧めします。
お問い合わせ
陸前高田市観光物産協会
0192-54-5011

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

祭りのご紹介
歴史
みどころ
注目ポイント
ふるさと自慢
メッセージ
鉄砲町(てっぽうまち)青年部長 熊谷 仁克(くまがい きみかつ)さん
「けんか七夕という名前の通り、山車がぶつかり合う激しい祭りですが、ここ何十年来、大きな事故や怪我がないのが自慢です。その陰には事前の周到な準備など、祭りに関わる人々の献身的な努力があります。今年の祭りも例年通り、事故や怪我のないように執り行いたいと思います。」
鉄砲町(てっぽうまち)青年部長
熊谷 仁克(くまがい きみかつ)さん
歴史

約900年の伝統
山車と山車がけんかする異色の七夕祭り

シシゾウ:気仙町けんか七夕祭りは、いつごろ始まった祭りですか?

熊谷:気仙町けんか七夕祭りは約900年の歴史があるといわれています。起源については、先祖の慰霊のために行ったという説や、村同士の争いがきっかけになったという説など諸説があり、はっきりしたことは分かっていません。
祭りは気仙町内の荒町(あらまち)、上八日町(かみようかまち)、下八日町(しもようかまち)、鉄砲町の4地区が七夕飾りを施した山車を出し、山車同士をぶつかり合わせて勝負をします。昨年の東日本大震災で、陸前高田市は津波により壊滅的な被害を受けました。祭りの山車も流失し、唯一残ったのは下八日町の山車と、鉄砲町の山車の一部、車輪と梶棒(かじぼう)だけでした。そこで昨年の祭りは、本来なら2台の山車をぶつけ合い、それぞれの曳き綱を引っ張り合うところを、1台の山車の2本の曳き綱を前後に振り分け、綱引きのように引き合って勝負するという変則的な形で行い、祭りの伝統をつなぎました。気仙町の人々の思いは、以前のように4地区がそれぞれ山車を持つことですが、まずは山車同士の勝負ができるように、鉄砲町の車輪をベースに山車を1台新調することにしました。今年の祭りは山車が2台出て、けんかができる予定です。

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みどころ

綱を引いて手に作ったマメが最高のおみやげ

熊谷:気仙町けんか七夕祭りの主役の山車は、ケヤキの太い丸太の車輪の上にやぐらを組み、その中心に約13mの杉の丸太の梶棒を藤の蔓で土台にくくりつけます。けんかの時には梶棒が相手の山車の車体に突き当たるのですが、釘など一切使っていないのにびくともしません。梶棒をくくるのに藤の蔓を約100本使うため、7月になると藤の蔓を切り出しに地区の男たちが揃って山に出かけるのが昔からの習わしです。組み立てた山車は、色染め和紙の薄紙を折って作った「あざふ」と呼ばれる飾りや短冊、ぼんぼりなどで豪華に飾り立てられます。これらの飾りを作るのに約1ヵ月かかります。ぼんぼりの中には電球が仕込まれ、夜になると点灯します。山車が昼と夜とで違った姿を見せるところも、この祭りのみどころです。山車が町を練るときは、太鼓などの囃子方が乗り込み、囃子と掛け声に合わせて100~200人ほどの人々が2本の曳き綱について山車を曳きます。
気仙町けんか七夕まつりの最大のみどころは、昼と夜に行われる山車同士の「けんか」です。けんかをする時は、対戦する山車と山車を向かい合わせ、前方につきだした梶棒が互い違いになるようにします。山車と山車の間は十九尺七寸(約6m)離すように決められています。昔は山車と山車の間をもっと離していたため、勢いよくぶつかったときに目測を誤って梶棒同士がぶつかり、反動で山車が近くの人家に突っ込んでしまったということもあったようです。今は山車がちょうどいいころあいでぶつかるように位置取りしているのでそのようなことはありません。
けんかは司会進行役を務める気仙町けんか七夕祭り保存連合会会長の「よーい、はじめ!」の声を合図に始まります。囃子の太鼓が乱れ打ちされる中、山車同士が激しくぶつかり合うと、そこからは綱引き勝負でそれぞれの山車の進行方向に曳き綱を思いきり引っ張ります。山車の屋根の上には短冊のついた笹竹を持った若者が立ち、笹竹を振り回して相手方と叩き合いをして戦いを盛り上げます。相手側の陣地に自分たちの山車を押し込んだ方が勝ちになります。勝負はものの十数秒でつくときもあれば、熱戦が2分近く続く時もあります。勝負が互角の時には勝ち負けを決めないこともあります。そういう時は自分たちが勝ったと思ったほうが勝ちです(笑)。山車の綱の引っ張り合いは誰でも参加できます。「おみやげは何も持たせませんけれども、せめて手に作ったマメを持って帰ってください」というのが観客の皆さんをお誘いするときの恒例の台詞です。祭りを見にいらした際には、ふるってご参加ください。

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注目ポイント

激しさの中に漂う哀愁
けんか七夕太鼓は日本の太鼓の原点

熊谷:けんか七夕を盛り上げるのになくてはならないのが、囃子の「けんか七夕太鼓」です。以前、日本三大太鼓のひとつに数えられる、長野県の御諏訪太鼓(おすわだいこ)の宗家(そうけ)の方が、私たちのけんか七夕太鼓を聞いて「この太鼓は日本の太鼓の原点だ」とおっしゃってくださいました。楽器の編成は大太鼓、締太鼓、小太鼓、笛で、山車が町の中を練り歩く時に演奏する「あゆみ太鼓」、山車が止まっている時に演奏する「やすみ太鼓」、けんかをする時に演奏する「けんか太鼓」の3つの曲があります。けんか七夕太鼓にはステージで演奏できるように、気仙町けんか七夕太鼓保存会が15分ほどにまとめた曲があります。その曲は、山車が町を練り歩くところから始まり、山車がけんかの前に止まってにらみ合うところ、けんかで盛り上がり、戦いを終えて自分の陣地に帰ってくるところまで祭りの1日の様子を描写しています。一般的な太鼓演奏は、最後は「ヤーッ!」と掛け声をかけて勢いよく終わるものが多いのですが、けんか七夕太鼓のラストは、けんかですべてを出し切って疲れたところを表すために、ゆっくりした調子で終わります。この演奏をステージなどで披露すると、演奏が終わった時に涙を流される方もいらっしゃるほどです。おそらく激しさの中に哀愁があり、旋律に人の心を打つものがあるからではないかと思います。私は高校生から太鼓を叩き始めてかれこれ20年ほどになるので、身体の中にけんか七夕太鼓の旋律がしみ込んでいます。祭りの時期が近づくと、気付いたら囃子を口ずさんでいたり、車を運転している時の信号待ちにハンドルを太鼓のリズムで叩いたりしてしまいます。気仙町の人間は多かれ少なかれ、私と同じようなことをしているのではないかと思います(笑)。

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ふるさと自慢

定置網漁が再開 復興に明るい話題

熊谷:陸前高田市は水産業と農業が主産業ですが、東日本大震災で甚大な被害を受けました。水産業についてはカキやホタテガイの養殖施設が壊滅し、再開のめどは立っていませんが、定置網漁が一部再開するなど明るい話題もあります。観光施設では、日帰り温泉施設で朝日が眺められる温泉として人気の高い「黒崎仙峡温泉」が、頑張って営業を再開しています。

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メッセージ

「けんか七夕」は
気仙町の人間の心のよりどころです

熊谷:気仙町の人間はけんか七夕を心から愛していて、何があっても「まず七夕」となります。祭りのとき、私たち地元の人々は山車やけんかに熱中していて、他所から見にいらした方々へのおもてなしがほとんどできませんが、ご覧いただく時には山車のでき具合、囃子の太鼓演奏、山車の下回りで梶棒についてきびきび動き回る男たちに注目していただければ、けんか七夕の真の魅力をお分かりいただけると思います。

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