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成田祇園祭

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:ctc チバテレ
放送
:8月5日(日) 19:00~19:55

ダイドードリンコスペシャル

成田祇園祭 -若者頭は銀行員-

成田祇園祭

約300年の歴史を誇る成田祇園祭。成田山新勝寺、奥之院のご本尊、大日如来の祭礼「成田祇園会」と併せて行われる祈りの祭り。成田山の御輿や10台の山車・屋台が曳廻される他、踊りやお囃子の競演など東日本を代表する祇園祭りとして知られています。「祇園」はそもそも神社の祭りですが、成田では神社と成田山「神仏」が混合した全国的にも珍しい祭礼の形をとり、成田独特の祈りの歴史があります。番組ではその祈りの歴史とともに、祭り全体をとりまとめる当番町の「若者頭」銀行員の宮田直樹さんの想いに迫ります。また、祭り当日の豪華絢爛な山車・屋台が勇壮に巡行する臨場感を通して「成田祇園祭」の魅力を浮き彫りにします。

祭り紹介

  • 祭り写真館

成田祇園祭

約300年の歴史を誇る「成田祇園祭」は、成田山新勝寺のご本尊「不動明王」の本地仏「奥の院大日如来」の祭礼「成田山祇園会(ぎおんえ)」に併せて開催されます。祭りの期間中、成田山の御輿と、豪華絢爛たる10台の山車・屋台が一堂に繰り出し、勇壮な引き廻しが行われます。

開催日
7月7日に直近の金~日曜日
場所・アクセス
千葉県成田市大本山成田山新勝寺参道
・JR成田駅・京成成田駅より徒歩約10分
お問い合わせ
成田市観光協会
0476-22-2102

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

祭りのご紹介
歴史
みどころ
注目ポイント
ふるさと自慢
メッセージ
成田市議会議員・花崎町(はなさきちょう)・花崎囃子連代表 石渡 孝春(いしわた たかはる)さん
「成田祇園祭は成田最大の祭りで季節の風物詩です。祭りが近づいてくると夏の訪れを感じます。山車・屋台を引き、景気づけをして夏本番を迎えるという感じです。山車・屋台を出す町内の人たちにとって祭りは生きる張り合いで、心のよりどころになっています。」
成田市議会議員・花崎町(はなさきちょう)・花崎囃子連代表
石渡 孝春(いしわた たかはる)さん
歴史

10台の山車・屋台が登場する、
約300年の伝統を持つ祇園祭

シシゾウ:成田祇園祭は、いつごろ始まった祭りですか?

石渡:成田祇園祭は成田山新勝寺(なりたさんしんしょうじ)の祭りで、享保6年(1721)には既に行われていたと文献に記されており、300年近い歴史があると考えられています。初夏に疫病退散を祈願して行われる祇園祭は本来、神社の祭りですが、成田祇園祭の場合は歴史的な経緯があり、成田山奥の院のご本尊の大日如来(だいにちにょらい)の祭礼「成田祇園会(なりたぎおんえ)」と併せて、現在行われています。


シシゾウ:祭りが始まった当初から、現在のように山車や屋台を引き廻す祭りだったのですか?

石渡:山車や屋台が登場するようになったのは、はっきりとはしませんが、文化12年(1815年)にそれまでのかつぎ屋台から車付屋台に改修するという文書が残っていることから、江戸時代には既にあったものと思われます。
現在、山車・屋台は全部で10台出ます。最初に山車・屋台を引き廻したのは、成田山新勝寺の門前町を形成している本町(ほんちょう)、仲之町(なかのちょう)、田町(たまち)、上町(かみちょう)の4町です。その後、大正から昭和にかけて花崎町(はなさきちょう)、東町(あずまちょう)、幸町(さいわいちょう)、成田山新勝寺の職員組合の成田山交道会の4台が加わり、さらに昭和の中ごろに門前町外の囲護台三和会、昭和40年代に土屋が加わり、現在の顔ぶれになりました。各町とも自分たちの山車・屋台が誇りで、山車や屋台、囃子、祭り半纏などを自慢し合います。そのような「いい祭りをしよう!」という各町の競い合いが成田祇園祭を大いに盛り立てています 。


シシゾウ:山車と屋台はどういう違いがあるのですか?

石渡:成田では山車と屋台の区別の基準に明確なものはありませんが、山車の場合は前部に囃子台、後部に二層・三層の鉾をもち、山車幕、人形を載せているのが一般的です。一方屋台は、屋根の形状は破風或いは平面のものと形は問いませんが、全体が囃子台或いは踊り舞台となっているものを屋台と言っています。昔はJR成田駅から成田山新勝寺に至る表参道には電線があったため、山車は電線にひっかからないように人形を引っ込めて通っていましたが、今は電線が地中に埋設されたので人形を飾って引き廻しできるようになりました。山車に乗せる人形は、成田にゆかりのある歴史上の人物をかたどったものが多くあります。例えば私が所属する花崎町の山車に飾る八幡太郎義家(=源義家)は、源氏の頭領で奥州征伐へ向かう途中に成田に立ち寄ったとき、手厚いもてなしを受けたことに感謝して成田の人々にいろんなことを教えたという伝承があります。山車本体だけでなく人形にも注目していただくと、より一層興味深くご覧いただけると思います。

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みどころ

江戸の祭りと千葉・佐原の祭りが融合

石渡:成田祇園祭の最大の特徴は、江戸の祭りと、豪華な山車が登場することで知られ日本三大囃子にも数えられる同じ千葉県の佐原(香取市)の祭り、佐原囃子の影響を強く受けていることです。これは、地理的に成田は江戸と佐原両方の文化圏内に位置しているからだと思われます。2つの祭りの影響を受けていることがもっとも顕著に表れるのは、山車・屋台が引き廻されるときに演奏される囃子です。10台ある山車・屋台のうち3台が江戸囃子、7台が佐原囃子を演奏します。ひとつの祭りに異なる囃子が演奏されるのは全国的にも非常に珍しいということです。江戸囃子と佐原囃子は楽器の編成や曲調が異なるので聞けばすぐに違いが分かるはずです。江戸囃子は俗にいう“テレツクテンテン”といった軽快なリズムとメロディで、楽器の編成は笛、大太鼓、締太鼓、大拍子、鉦(かね)の総勢6~7名です。対して佐原囃子は曲調が多彩で、哀調を帯びたゆっくりした旋律もあれば、テンポが速いにぎやかな曲もあります。楽器の編成は笛、摺鉦(すりがね)、大太鼓、小太鼓、大鼓、小鼓の総勢15名前後で江戸囃子に比べると大所帯です。山車・屋台をご覧になるときは各町の囃子も聞き比べていただければと思います。
成田の祭りのもうひとつの特徴は、門前町の道幅が狭く、坂道になっている通りを山車・屋台が引き廻されるところです。特に傾斜が急なのは成田山新勝寺のすぐ手前にある、距離250mほどの仲之町の坂です。山車・屋台本体だけでも重量があるのに、そこに囃子方が乗り込むので相当重くなっています。それを子どもから大人まで100名を越える引き手が心をひとつにし、力を合わせて綱を引っ張って坂を一気に駆け上がっていきます。このときには囃子の曲調もテンポアップして引き手たちを力づけます。ここのシーンはかなりの見ごたえがあります。初日と中日は、各町の山車・屋台はそれぞれのスケジュールで町内を引き廻すので坂を通らない町もありますが、最終日の13時には「総引き」といって全町の山車・屋台が順番に仲之町の坂を上がって本堂に入っていくので、すべての山車・屋台を見ることができます。
10台の山車が集合して囃子と踊りの競演をする総踊りもみどころです。祭りの3日間を通して1日に必ず1回総踊りが行われます。初日と最終日は成田山大本堂前、中日はJR成田駅広場で行われます。踊るのは町内の若者連で、町ごとに囃子に振りをつけ、独自の味付けをした踊りを披露します。踊り手のほぼ半数は女性で、このときは女性の活躍が目立ちます。


シシゾウ:山車・屋台の引き廻しを見物するときの穴場はありますか?

石渡:山車・屋台が引き廻される表参道は飲食店がずらりと軒を連ねています。その中のどこか1軒に入って食事をしたりしながら、山車や屋台が通るのを見物されるのがおすすめです。そんなふうに腰を落ち着けてのんびり見られる祭りはなかなかないと思います。地元の人間は祭りの見物を兼ねて表参道沿いの店を予約して仕事やサークルなどの仲間同士で飲み会をすることが多いです。昼の引き廻しもいいですが夜は照明でライトアップされた山車・屋台がひっきりなしに行き交うので見ていて飽きません。

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注目ポイント

若者頭の号令一下、豪快に動き回る山車・屋台

シシゾウ:山車・屋台の引き廻しで特に注目する点はどこですか?

石渡:山車・屋台は各町内の若者連が中心になって動かします。その若者連のトップが若者頭(わかものがしら)で山車・屋台の運行の一切を取り仕切ります。私も昔、自分の町内で若者頭を務めさせてもらいました。百数十名の引き手を動かすのは気苦労も多いですが、号令をかけるときの気分は最高です。若者連に入るのは高校を卒業する18歳頃で、40歳前に卒業します。成田で山車・屋台を持つ町内の子どもたちは皆、若者頭に憧れていて、大きくなったら自分も若者頭になりたいと思って一生懸命祭りに関わります。
若者頭は山車の引き廻しを指揮するとき、山車の前方についている方向転換するための梶棒(かじぼう)の上に立って「行け」「止まれ」「もっとこっちへ引っ張れ」等々の指図をします。各町の若者頭の指揮ぶりを見比べてみると、それぞれに個性があっておもしろいと思います。
もうひとつ注目していただきたいのは、きれいに着飾って各町の山車の前を歩いて露払いをする手古舞(てこまい)です。手古舞は本来、大人の女性が務める役で、今から20~30年前は大人も混ざっていましたが、今は小学生の女の子が務めています。衣装や着付けなどにお金がかかるため昔に比べると人数は少なくなりましたが、それでも1町内で5~6名、多い町になると20名近い手古舞が出てきます。昔は山車が出る祭りは手古舞が先導するのが当たり前でしたが、今では手古舞が出ない祭りのほうが多くなりました。そういう意味では、成田祇園祭は昔ながらの様式をご覧いただける貴重な祭りといえるかもしれません。

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ふるさと自慢

名物のウナギにキュウリの浅漬けを
食べながら祭り見物

シシゾウ:成田市でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

石渡:成田名物といえばなんといってもウナギです。表参道の飲食店にはウナギを食べさせる和食屋さんが多くあります。成田は漬物も特産です。祭りのときには浅漬けのキュウリを1本まるごと串に刺して売る屋台が何軒も出ます。店に腰を落ち着けてウナギを味わいながら祭り見物をするのもいいですし、キュウリをかじりながら祭りを見て回るのもいいと思います。おみやげには成田祇園祭にちなんだグッズや成田市観光キャラクターで人気のゆるキャラ「うなりくん」のグッズがおすすめです。

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メッセージ

成田市民のバイタリティあふれる姿をご覧ください

石渡:成田祇園祭の一番のアピールポイントは躍動感あふれる山車・屋台の引き廻しです。子どもから大人まで、そして男性だけでなく若い女性も祭り半纏を華やかに着こなして大勢参加しています。老若男女が力を合わせて山車・屋台を引いて急な坂を駆け上がるバイタリティあふれる姿をぜひ見に来ていただきたいと思います。

※お使いのPC環境によっては「成田祇園祭」の「ギ」のしめすへんが「示」と表示される場合がございますが、正しくは「ネ」に「氏」です。

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