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管絃祭

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:HOME 広島ホームテレビ
放送
:8月25日(土) 13:00~13:55

ダイドードリンコスペシャル

神をいざなう、男たちの夏 宮島 管絃祭

管絃祭

瀬戸の海を舞台に毎年、旧暦6月17日に執り行われる「宮島 管絃祭」。嚴島神社を造営した平清盛は、古くから貴族が池や川に船を浮かべて行っていた「管絃の遊び」を嚴島神社に移し、遊びとしてではなく、神様をお慰めする神事として執り行うようになりました。瀬戸の海を舞台に雄大に繰り広げられるこの祭りは、平安絵巻を思わせ、夜になるとクライマックスを迎えます。番組では、嚴島神社で平安の時より受け継がれる「宮島 管絃祭」を迎える日までをカメラで追い、さらに御供船の伝統を守る「江波漕伝馬保存会」に密着。神事を支える嚴島神社や祭り人たちが、管絃祭に込めた思いを描いていきます。

祭り紹介

  • 祭り写真館

管絃祭

世界遺産「嚴島神社」を舞台に繰り広げられる優雅な祭礼行事で、日本三大船神事のひとつ。その昔貴族が池で興じた「管絃の遊び」を平清盛が嚴島神社に移入し、海を利用して神様をお慰めするために始めたと伝えられています。夜、舳先(へさき)で篝火(かがりび)を焚いた御座船(ござぶね)が海上渡御(かいじょうとぎょ)する様子はまるで幽玄の世界。毎年旧暦6月17日の大潮の日に執り行われます。

開催日
旧暦6月17日
場所・アクセス
広島県廿日市市厳島神社

■電車
・JR山陽本線「広島駅」より約25分「宮島口駅」下車、フェリーで約10分

■路面電車
・広島電鉄「広島駅」より約60分「広電宮島口駅」下車、フェリーで約10分
・広島電鉄「広島駅」より約15分「原爆ドーム前」下車、平和公園元安橋桟橋より高速船で約50分

■船
・「広島港」(宇品港)より高速船で約22分
お問い合わせ
厳島神社
0829-44-2020

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

祭りのご紹介
歴史
みどころ
注目ポイント
ふるさと自慢
メッセージ
宮島観光協会 広報企画課 主任主事 齋藤 直樹(さいとう なおき)さん
「管絃祭は宮島で行われますが、神様をお乗せする御座船を曳く広島市の江波(えば)地区や呉市の阿賀(あが)地区、曳き船や御座船が通りやすいように嚴島神社の大鳥居の内側の砂を掘る御洲掘(おすぼり)をしてくださる大竹地区など、近隣地区の大勢の方々に支えていただいて成り立っている神事です。」
宮島観光協会 広報企画課 主任主事
齋藤 直樹(さいとう なおき)さん
歴史

平清盛が平安貴族の管絃の遊びを取り入れて
始めた海上神事

シシゾウ:管絃祭は、いつごろ始まった祭りですか?

齋藤:平安時代の久安(きゅうあん)2年(1146)、2012年のNHKの大河ドラマ「平清盛」の主人公である平清盛公が安芸守(あきのかみ=現在の知事)として赴任した頃、当時、京の都で貴族たちが行っていた、池や川に舟を浮かべて楽器を奏でる管絃の遊びを、崇敬する嚴島神社の神様をお慰めするために神事に取り入れたのが始まりとされています。管絃というのは笛・笙(しょう)・笳(ひちりき)の三管、太鼓・鞨鼓(かっこ)・鉦鼓(しょうこ)の三鼓(さんこ)、和琴(わごん)・琵琶・筝(そう)の三絃を指します。管絃祭は、嚴島神社の御神体をお乗せした船の上で、これらの楽器を演奏しながら海上を渡御するという神事です。
昔から宮島は神様の島とされ、人が住むことは許されておらず、嚴島神社で神事を行う時には対岸にある嚴島神社の摂社(せっしゃ)である地御前(じごぜん)神社から神職が渡っていました。清盛公が管絃祭を始めたころも、御座船と呼ばれる神様が乗る船は地御前神社から出発していました。神職が宮島に住むようになったのは鎌倉時代中期になってからです。それに伴って神社を修理する職人や商人も移り住むようになり、室町時代から戦国時代にかけて宮島は瀬戸内海交易の中継地として発展していきました。そのころには管絃祭の御座船も嚴島神社から出て、対岸に渡り、再び嚴島神社に戻ってくるという現在の形になりました。


シシゾウ:海上渡御で御座船を曳航する和船は宮島地区の船ではないそうですね。

齋藤:祭りが始まった当初、御座船は櫓(ろ)を漕いで自力で航行していました。江戸時代の元禄14年(1701)、御座船が台風にあって転覆しかけた時、たまたま近くにいた広島市の江波(えば)地区の伝馬船(てんません)と呉市の阿賀(あが)地区の鯛網船(たいあみせん)に助けられたことから、以後、江波と阿賀の船が御座船を曳航する大役を担うようになりました。現在も伝統にのっとって、江波は漕伝馬船(こぎてんません)、阿賀は漕船(こぎぶね)という昔ながらの手漕ぎの木造船で御座船を曳いています。
海上渡御の様式以外においても、管絃祭は時代ごとに変遷しています。昔は管絃祭に合わせて市(いち)が立ち、神社参道に多くの屋台が立ち並び、芝居小屋もかかりました。近隣の人たちは管絃祭と市を目当てに、漁船やカキの養殖に使うカキ船などに乗って宮島にやってきました。そして宮島の周りに船を停泊させ1週間近く船で寝起きして市を楽しみ、管絃祭本番では船を出して御座船にお供しました。近隣の人々にとって管絃祭は娯楽のひとつとして親しまれていたわけです。レジャーとしての管絃祭がもっとも賑わったのは昭和30年代から40年代にかけてで、当時の写真を見ると嚴島神社周辺の海岸は、停泊した船でびっしりと埋めつくされています。しかし今では、生活様式の変化や娯楽の多様化により船で訪れる人はなくなりました。現在も御座船の海上渡御にお供する御伴船(おともぶね)は出ますが、昔に比べるとその数はずっと少なくなりました。

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みどころ

海上を舞台に、ゆったりと時が流れる
典雅な平安絵巻

齋藤:管絃祭は夕方から夜にかけて行われます。御座船は御祭神を移した御鳳輦(ごほうれん=鳳凰の飾りがついた輿〔こし〕)を乗せ、午後4時を過ぎたころ、嚴島神社を出発し、対岸の地御前神社、宮島の長浜神社、大元(おおもと)神社を巡り、それぞれの場所で神職が管絃を奏で、祭典を行い、再び嚴島神社に帰ってきます。
海上神事である管絃祭は、潮の干満が非常に重要です。祭りの開催が旧暦の6月17日と定められているのも、夜半に嚴島神社がちょうど満潮になる時期を考慮してのことです。御座船が嚴島神社を出発する時も、御座船が停泊している潮が引いた状態の大鳥居の沖合に、だんだん潮が満ちてきて船が海上に浮かぶと出発になります。このように祭りの進行はすべて潮次第で、沖合で潮待ちをしたりしながらゆったりと進んでいきます。


シシゾウ:御座船の立ち寄り先でのみどころは何ですか?

齋藤:まず、最初の目的地の地御前神社です。神社に着くのは潮待ちをすることもあり午後7時頃になります。地御前神社の手前で、江波の漕伝馬船はいったん御座船から離れ、一足先に太鼓を持って上陸し、地御前神社の拝殿で太鼓を演奏し、江波の盆踊りを踊って神様をお慰めします。その後から阿賀の漕船に曳かれて御座船が入ってきて、祭典を行います。
宮島の長浜神社では、提灯(ちょうちん)を灯して宮島に戻ってこられた御座船をお迎えする「ちょうちん行列」が行われます。20年ほど前に管絃祭を盛り上げるために宮島観光協会の主催で始まったもので、どなたでも参加できます。提灯は無料で、御座船が入ってくる直前に神社で清めた火を点けます。浜辺で御座船を迎えた後は、そのまま提灯を提げて神社の表参道を通って嚴島神社へ向かい、本殿でお祓いを受けていただきます。当日は、宮島観光協会の主催で宮島航路の定期船を貸し切りにして管絃祭を海上から見物するツアーがあるのですが、乗船したお客様の話では船上から見る長浜神社の提灯行列はとてもきれいで感動的だということです。

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注目ポイント

廻廊を巡る和船の
見事な櫂(かい)さばきと棹(さお)さばき

齋藤:管絃祭のハイライトは、夜更けに御座船が嚴島神社に戻ってくるところです。御座船が帰ってくるのは満潮時で、海上に社殿のある嚴島神社の廻廊まで潮が満ちています。最初に、嚴島神社の大鳥居の中まで御座船を曳いてきた江波の漕伝馬船が御座船を離れ、廻廊と摂社の客(まろうど)神社に囲まれた枡形(ますがた)と呼ばれる場所に向かいます。狭く四角いスペースの枡形に入ってきた漕伝馬船は漕ぎ手たちの息のあった櫂さばきで船を3回廻します。次に御座船が水棹(みさお)を使って自力で枡形に入ってきて、漕伝馬船よりも大きい船体を水棹を巧みに操って廻廊ぎりぎりに3回廻します。この時の棹さばきは本当に見事で、感動のあまり鳥肌が立ちます。

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ふるさと自慢

大河ドラマがテーマの「平清盛館」が開館

シシゾウ:宮島でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

齋藤:宮島の観光スポットといえば世界遺産の嚴島神社です。世界遺産には周辺の自然も含まれています。神様の島ということで手つかずの自然が残っているので、歴史的建造物だけでなく山や川などの自然散策も楽しんでいただきたいと思います。その他にもみどころがいろいろあります。嚴島神社のすぐそばにある宮島水族館は、平成23年8月にリニューアルオープンしたばかりで、「瀬戸内海まるごと」をキャッチフレーズに、目の前にある瀬戸内海の自然や生態系が感じられるように工夫された展示が特徴です。
NHKの大河ドラマ「平清盛」が話題ですが、宮島は清盛が平家一門の繁栄を願って社殿を造営した嚴島神社があるなど、ゆかりの場所ということで平成24年の1月14日に宮島歴史民俗資料館内に「平清盛館」がオープンし、大河ドラマと嚴島神社を題材にしたオリジナル映像の上映や大河ドラマで使用された衣装や小道具の展示などを行っています。
宮島発祥とされる「もみじまんじゅう」や特産のカキなどの食べ歩きもおすすめです。もみじまんじゅうは現在、宮島に20軒の製造業者が営業していて、それぞれ味にこだわりを持っています。地元の人は「あんこだったらここ」「チーズ味ならここ」といった具合に、自分のお気に入りの店を持っています。食べ歩いてお気に入りの店を探すのも楽しいと思います。最近は、もみじまんじゅうに衣をつけて揚げた「揚げもみじ」や中にアイスの入った「アイスもみじ」も人気です。

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メッセージ

清盛が生きた平安時代の息吹を
感じにいらしてください

齋藤:私が思う管絃祭の最大の魅力は、平清盛が生きた平安時代の息吹が感じられるところです。御座船が潮待ちで沖合いに停泊していると「まだかまだか」と思われるかもしれませんが、せかせかした現代とは違った、ゆるやかな時の流れを感じていただければと思います。管絃祭が終わるのは深夜になるので、宮島に宿泊しご覧いただくのがおすすめです。そして翌朝の早朝、前夜のにぎやかさとうって変わって、静寂に包まれた嚴島神社をご覧いただきたいです。特に風情があるのは雨が降って対岸がけぶっている時で、清盛が見た風景はこのような雰囲気ではなかったのかと思わせます。2012年の今年は、宮島にゆかりの深い平清盛公が大河ドラマの主人公ということで宮島はとても盛り上がっています。ぜひ宮島にお越しください。

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