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髙尾山火渡り祭

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:MXTV 東京メトロポリタンテレビジョン
放送
:4月22日(日) 20:00~20:55

ダイドードリンコスペシャル

火渡り祭 春を告げるお山開き

髙尾山火渡り祭

ミシュランの三つ星を獲得、東京有数の行楽地である高尾山は、山伏が日夜、滝に打たれ、山野を巡る、厳しい修行の地でもある。中腹にある薬王院は1300年近く前、聖武天皇の命により行基が開いたとされる真言宗智山派の大本山。修験道の名だたる霊場である。
大自然と孤独な対話を重ね、絶えず自らの精神と肉体を乗り超えてゆくことを我が身に課す、修験者の日々。他に類を見ない日常は、一見行や秘儀とは無縁な地元の人たちの生活の中にも独特の味わいを醸す。聖なる山の霊気は、里の毎日にも生きている。
山伏と俗人と、それを抱合する大いなる自然。そのすべてがひとつに融けあい、壮大な祈りを生み出す時間。それが、火渡り祭である。山奥深く秘められた山岳信仰の儀礼が麓に降り、広く人々の経験に与る、切なる浄化の場。燃えさかる炎と身を苛む熱のなかに籠められた想いのたけに、思いを馳せたい。

祭り紹介

  • 祭り写真館

髙尾山火渡り祭

古来、修験道(しゅげんどう)の山として栄えている高尾山。今もなお、その教えを受け継ぎ行われているのが火渡り祭です。火を渡る事により仏様と一体となり自身の汚れや煩悩を焼き尽くす修行です。はじめに心身を鍛練している山伏が火渡りを行い、引き続き一般の人も火渡りに参加できます。

開催日
3月第2日曜日
場所・アクセス
東京都八王子市高尾山麓祈祷殿広場
・京王線高尾山口駅より徒歩5分
※祭り当日は、お車の駐車は出来ません。 公共交通機関でのご来場をお願いいたします。
お問い合わせ
高尾山薬王院
042-661-1115

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

祭りのご紹介
歴史
みどころ
注目ポイント
ふるさと自慢
メッセージ
阿月神明祭顕彰会 会長 若山 享(わかやま すすむ)さん
「火渡りは修行で、人間の身体と気持ちのすべてを使って臨むものです。火渡り祭にお祭り感覚で来てご覧いただくのも結構ですが、せっかくなら実際に火渡りを体験されることをおすすめします。」
高尾山薬王院 修験課 係長
深田 洋平(ふかだ ようへい)さん
歴史

真言密教の秘法・火の荒行を一般信者に公開

シシゾウ:高尾山火渡り祭は、いつごろ始まった祭りですか?

深田:火渡り祭は、山伏の修行のひとつである紫灯護摩(さいとうごま)を修した後に行われる火の行で、世界平和や息災延命(そくさいえんめい)、災厄消除(さいやくしょうじょ)などを祈念するものです。御護摩は火の行(ぎょう)で、特別な薪を焚(た)いて生じる炎は、高尾山の御本尊、飯縄大権現(いづなだいごんげん)の智慧(ちえ)の浄火で、あらゆる煩悩を焼き清めるとされています。
火渡り祭がいつ始まったかについては明確な答えがありません。分かっているのは高尾山が古くから修験道のお山として信仰され、修験道の行者である山伏が、修行のひとつとして火を使った行を行っていたということです。
行者だけでなく一般の方も火渡りに参加できる現在の形で火渡り祭が行われるようになったのは昭和30年からです。本来、修行は自行(じぎょう)といって人に見せないで一人で行うものです。しかし、高尾山薬王院の先代貫主(かんす)が、より多くの方に祈っていただきたいということで始められました。

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みどころ

8m四方の炉で焚かれる炎が大迫力

深田:火渡り祭では、火渡りが行われるまでに様々な儀式が行われます。これら一連の儀式は、ひとつひとつに深い意味が込められています。ただ、一般の方がご覧になっても何をしているのかよく分からないと思います。そういう意味でいうと、最大のみどころは御護摩を焚くところでしょう。縄を張って囲われた道場の中に御護摩を焚くための炉(ろ)を設けます。高尾山火渡り祭の炉は8m四方あります。そこに桧葉を積み上げて点火しますが、炉が大きいだけに火の勢いもかなり強力です。初めてご覧になる方は炎の迫力にびっくりされるようです。
火渡りは山伏、高尾山の御信徒、一般の方の順番で行います。火渡りをする前には怪我や事故がないように、先頭をきって火渡りする山伏が塩で清めながら火の上を歩いて魔を払う清浄払い(しょうじょうはらい)の儀式が行われます。このとき、渡る道だけは火の勢いを落しますが、周囲からはまだ炎が上がっています。二、三歩で渡り切れるならともかく、高尾山の場合は炉が大きいので渡りきるのに十数歩ほど歩かなければなりません。そこを裸足で臆せず渡っていくと、観客の皆さんが大きくどよめかれます。「大丈夫なのか?」「熱くないのか?」といった声もたくさん上がります。


シシゾウ:深田さんも毎年火渡りをされているそうですが、熱くないのですか?

深田:熱いものは熱いです。私たち行者が渡るときは炉のあちらこちらから炎が上がっているので顔など相当の熱気を感じます。火の粉も降ってくるので、髪の毛やまゆげが燃えることはしょっちゅうですし、炉に投入した木の御札が燃え残って炭になっているのを踏んで火傷をすることもあります。しかし、私たち行者にとって修行で得た火傷はありがたいもので、ひとつの勲章です。

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注目ポイント

心の垢を火渡りの炎で焼き清める

深田:行者が渡り終えると御信徒の方、続いて一般の方に火渡りをしていただきます。毎年、1000人以上の方が火渡りをなさいます。お子さんもいますし、外国人の方もよくお見かけします。火の中に入ることは本来怖いものであり、できないという方もいらっしゃいます。一方、皆が渡っているから自分もやってみようと体験感覚で渡られる方もおられます。それは決して悪いことではありませんが、火渡りはあくまでも修行です。日々過ごしていく中で自然に付いてしまった心の垢を御本尊様の清らかな炎で焼き清めるものですので、火のように熱い祈りの気持ちを込めて渡っていただければなお一層良いと思います。


シシゾウ:火渡り祭の記念の品があるそうですね。

深田:火渡り祭当日だけ授与されるのが梵天札(ぼんてんふだ)で、毎年お求めになる方が多いです。この御札は災厄を除き、一年間の家内安全を祈念したもので、火渡り祭で御輿に差し、御護摩の周りを祈祷しながら担ぎ歩いたものです。火伏せの御利益もありますので台所など火を使う場所に祀っていただくのもよいと思います。授与料は500円です。火渡りをされた方向けに、行を修めた記念として「渡火証」という御札も授与しています。
このほかにも火渡りの御護摩の炎で祈祷したお清めの塩の「御浄塩(ごじょうえん)」や「撫で木札(なできふだ)」も授与しています。これらは一年中お受けすることができます。撫で木札は身体の痛いところや調子の悪いところを撫でさすれば、御本尊様のお力で癒していただけるという御札で、火渡り祭の御護摩で焚く護摩木になります 。

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ふるさと自慢

四季折々、異なる表情を見せる高尾山の大自然

シシゾウ:高尾山でおすすめのスポットや過ごし方を教えてください。

深田:高尾山は標高500mを越えますがケーブルカーがあり、どなたでも気軽に登っていただけます。東京都にある貴重な大自然で、四季折々にいろいろな表情を見せるところも魅力です。春の新緑、秋の紅葉は特におすすめです。火渡り祭の行われる時期は、山も一見眠りについているようですが、自然は胎動していて春に向けて芽吹きの準備をしているのが感じられます。以前は紅葉シーズンが終わると訪れる人が少なくなっていたのですが、ここ数年は1年を通じて参拝者や登山者が多く、土日は特に賑わいます。高尾山は眺望もすばらしく、ケーブルカーの高尾山駅付近の展望台からは遠く新宿新都心や横浜、山頂からは富士山や丹沢山系が眺められます。特に空気が澄んでくる冬から春先にかけてはよく見えます。

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メッセージ

行者の修行の成果を賜りにいらしてください

深田:火渡り祭は高尾山修行道にとって最大の行事です。私たち行者はこの日のために一年間、富士山へ登る回峰行(かいほうぎょう)など様々な厳しい修行を積んでいます。その修行の成果として御本尊からお力をいただき、そのお力を一般の方々に広く施していくというのが行者である山伏の使命です。私たちの修行の成果を賜りに火渡り祭にぜひお越しいただきたいと思います。
高尾山に登っていただくことも良い修行になります。修行のひとつに六根清浄(ろっこんしょうじょう)といって、私たち人間の大切な6つの感覚器官である目、耳、鼻、口、身体、心をきれいにするというものがあります。偉大な力を持つ高尾山の大自然の中を歩いて、身体の中にあった毒やけがれを、吐く息や汗とともに外に出し、山にお預けください。そして、山のきれいな空気を吸って心と身体をきれいにしてください 。

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