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長崎ハタ揚げ大会

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:NBC 長崎放送
放送
:5月5日(土・祝) 13:00~13:54

ダイドードリンコスペシャル

ヨイヤー ~長崎ハタ合戦~

長崎ハタ揚げ大会

長崎では、凧(たこ)のことをハタといいます。春の訪れを待つように港をとりまく山々では、江戸の昔からハタ合戦が繰り広げられてきました。長崎のハタは喧嘩バタで、麻糸にガラスの粉を糊で練りつけたビードロヨマを使って行う縦横無尽の切り合いは、ハラハラドキドキの真剣勝負。その模様は、出島オランダ商館出入りの絵師らによって描かれ、ヨーロッパにも伝えられています。
凧上げをする子どもたちは随分少なくなったものの、毎年ハタ合戦には、大人たちが頂点を目指して競い合います。ちなみに『ヨイヤー』は、勝負がついた瞬間に観客がかける掛け声です。
番組では、伝統のハタ作りの名人芸を縦糸に、平成のハタ合戦の興奮、戦前戦後の貴重なモノクロ映像を駆使して、春の青空に舞う長崎ハタの合戦模様を描きます。

祭り紹介

  • 祭り写真館

長崎ハタ揚げ大会

長崎では、凧(たこ)のことをハタといいます。長崎のハタは「けんか凧」ともいわれ、麻糸にガラスの粉を糊で練りつけた「ビードロヨマ」を使って行う縦横無尽の切り合いは、ハラハラドキドキの真剣勝負。その模様は、出島オランダ商館出入りの絵師らによって描かれ、ヨーロッパにも伝えられています。

開催日
4月第1日曜日
場所・アクセス
長崎県長崎市唐八景公園
・あたご自動車学校まで: 長崎バス「浜の町」(浜屋デパート前)より「唐八景」行き「開(ひらき)」下車
・あたご自動車学校から:大会会場まで「無料シャトルバス」運行
お問い合わせ
長崎国際観光コンベンション協会
095-823-7423

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

祭りのご紹介
歴史
みどころ
注目ポイント
ふるさと自慢
メッセージ
阿月神明祭顕彰会 会長 若山 享(わかやま すすむ)さん
「長崎観光の折、ハタ揚げをご覧になりたい方は唐八景公園に行ってみてください。土日で晴れていれば、たいてい長崎ハタの会のメンバーがハタを揚げていると思います。ハタ揚げを体験したい方がいらっしゃればお手伝いさせていただきますので、気軽に声をかけてください。」
長崎ハタの会事務局長 長崎ハタ揚げ振興会理事
中村 栄治(なかむら えいじ)さん
歴史

鎖国時代、長崎出島に伝わった東南アジアの凧

シシゾウ:長崎ではなぜ凧をハタと呼ぶのですか?

中村:この呼び名の由来は約350年前にさかのぼります。長崎の出島に入港したオランダ商船に乗船していた従者が、船の上や岸壁で凧を揚げていたのを見て、長崎の人が「それはなんですか?」と尋ねたら、「パタン」という答えが返ってきました。従者はインドネシア出身で、パタンというのはインドネシア語で凧を意味します。長崎の人にはそれが「ハタ」と聞こえ、以後、長崎では凧をハタと呼ぶようになったということです。


シシゾウ:日本全国いろいろな凧がありますが、長崎のハタの特徴は何ですか?

中村:ハタは菱形をしていて、骨組みは縦骨1本と横骨1本を十字に組み合わせたシンプルなものです。そのため重量が軽く、少しの風でも高く揚げることができます。長崎では凧糸のことをヨマと呼び、麻を綯った糸だからヨマ(綯麻)といわれるようになりました。ヨマを巧みに指先で操れば、ハタを上下左右、左回転、右回転と360度自由自在に動かすことができます。このハタ同士を戦わせるのが長崎のハタの最大の特徴です。勝負は互いのヨマの切り合いで、先に相手のヨマを切ったほうが勝ちです。そのために合戦では、麻製のヨマにガラスを粉状にして、糊と混ぜて塗りつけ乾かしたビードロヨマを使います。
ハタは図柄も特徴的です。デザインは大胆に図案化されたものが多く、使われる色は原則、赤白青の3色でたまに黒も使われます。昔から伝わる伝統柄は120種類ほどあり、それぞれに「明烏(あけがらす)」「日一(ひいち)」「三ツ奴(みつやっこ)」といった名前がついています。この図柄は、長崎の港を出入りする外国船がマストに掲げる信号機の模様を長崎の人が真似をしたとも、オランダ国旗に由来しているともいわれています。


シシゾウ:ハタはどちらで入手できるのですか?

中村:長崎市内に「小川凧店」というハタの専門店があって、ハタやヨマ、ビードロヨマを販売しています。長年、ハタの専門店はこの小川凧店さん1軒だけだったのですが、最近になってもう1軒、ハタ屋さんが新規開店しました。
ハタの製作工程はすべて昔ながらの手作業です。長崎ハタの会のメンバーの中には自作にこだわって手作りしている人もいます。私も自作派で、会社の定年が近づいたころ、定年後の趣味としてハタ作りを覚えようと思い立ち、近所にある小川凧店さんのハタ作りの様子を見せてもらい、見よう見まねでハタ作りを始めました。今は自宅の2階を工房にし、ハタの骨組みにするための竹を近所で伐ってきて、ナイフで竹を割って削って・・・という作業を楽しんでいます。

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みどころ

勝負ありで「ヨイヤー」の歓声が響き渡る

シシゾウ:長崎ハタ揚げ大会のプログラムを教えてください。

中村:長崎ハタ揚げ大会のメインイベントはハタ合戦ですが、それ以外にもハタ揚げ名人による模範演技、親子ハタ揚げ大会、100枚のハタをアーチに組んで揚げる連凧演技、高校生によるブラスバンド演奏、長崎検番の芸者さんによる祝舞、お子さん向けの「○×クイズ」、餅まきなど多彩な催しが行われます。
ハタ合戦は午前中に予選、午後に決勝が行われます。試合は1対1のトーナメント方式です。出場するのは16名で、いずれもハタ揚げ腕自慢の人たちです。


シシゾウ:ハタ合戦を見るときのポイントはどこですか?

中村:長崎ハタ揚げ大会のハタ合戦で使用するのは、私たちが二十文(にじゅうもん)と呼んでいる縦80㎝、横96㎝のサイズのハタです。ビードロヨマは60mと90mの2種類がありますが、大会では60mのものを使用するルールとなっています。
1試合は短く、大抵5分以内に終わります。上から行くか、下から行くか、糸同士を絡ませるテクニックはいろいろありますが、勝負が決まるのは一瞬です。始まってものの数秒もしないうちにヨマを切られてしまう人も少なくありません。ハタは1枚2500円ほどしてビードロヨマも60mで1500円くらいします。負けると4000円近くがあっという間におじゃんになってしまうのですが、ハタ好きはそんなことはお構いなしに勝負に興じています。
勝負が決まると、相手のヨマを切った勝者は「ヨイヤー」と勝どきを上げます。すると、周りで見ている人たちも「ヨイヤー」と声を合わせて、負けたハタが飛んでいくのを見送ります。ハタ合戦をご覧になるときはぜひ一緒に声を出してください。観戦がより楽しくなること請け合いです。なお、負けたハタについては350年の昔から拾った人の所有物になるというのが長崎のルールです。だから合戦で負けたハタを拾うのを楽しみにしている方が大勢います。ところが、ハタは100mくらいの上空に揚がっているので、会場の唐八景公園の中に落ちることはまずありません。大抵は風に吹かれて雲仙方面に飛んでいってしまいます。ですから、拾えた方はラッキーです。

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注目ポイント

広々、のびのび、唐八景でハタ揚げを満喫

中村:この大会の目玉はハタ合戦ですが、それが終わってからがハタ好きな人たちにとって本当のお楽しみの時間です。ハタ合戦の表彰式が終わるとハタ好き同士が自由にハタ合戦を始めます。これが楽しみでやってくるという人も大勢いて、日が暮れてハタが見えなくなるまでハタを戦わせています。これをのんびり見物するのも楽しいと思います。


シシゾウ:この大会では一般の人もハタ揚げを体験できるそうですね。

中村:大会プログラムの親子ハタ揚げ大会で、私たち長崎ハタの会のメンバーが一般の方にハタの揚げ方を指導します。ハタとヨマは会場に来た人に先着順で無料配布されます。例年1000枚くらいのハタを用意するのですが、あっという間になくなってしまいます。広い唐八景公園が見渡す限りハタ揚げを楽しむ人・人・人になって壮観です。
ハタは揚げるだけなら誰でもすぐにコツが覚えられます。ただし、ハタ合戦ができるくらい自由自在にハタを動かせるようになるまでには相当年季が必要です。ハタを操作するテクニックはいろいろあるのですが、精緻(せいち)な操作となるのでなかなか言葉で説明することはできません。


シシゾウ:ハタにまつわる思い出をお聞かせください。

中村:今みたいにテレビゲームなどなかった時代の長崎の子どもにとって一番の遊びはハタ揚げで、春になれば皆でハタ揚げを楽しんだものです。私が3歳くらいのころ、祖父が私のために新聞紙でハタを作ってくれたことを覚えています。父も春になると、ハタを揚げに唐八景や金比羅山(こんぴらさん)に連れていってくれました。小学生の頃に子どものハタ揚げ大会に出場し、1位になったことがあります。そのときの賞状は今も大切にしています。
子どもの頃からハタ揚げを楽しんできた筋金入りのハタ好きは、休日には申し合わせたようにハタを揚げに唐八景公園に足を向けます。特にいい風が吹く春先と秋口にはハタ好きが集結します。市内にはハタ揚げに良いポイントが3ヵ所ほどあるのですが、私は唐八景公園が一番広々していて気に入っています。家族連れでお弁当やお酒などを持ってきてハタ揚げを楽しむ人もいます。今は不景気なので1人が揚げる枚数は減りましたが、10年くらい前まではハタを戦わせるのに1人で10枚も20枚もハタを使っている人もざらでした。

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ふるさと自慢

カステラと一緒にハタもおみやげにどうぞ

シシゾウ:長崎市でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

中村:長崎みやげといえば真先に思い浮かぶのがカステラでしょう。ほかにも「一口香(いっこっこう)」という一口サイズの焼き菓子や中華街の「よりより」という中華菓子も長崎銘菓でおすすめです。
ハタもいいおみやげになると思います。小川凧店さんにはサイズ違いのハタが数種類置いています。玄関や床の間に飾るための飾りバタはいいインテリアになると思います。

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メッセージ

青空の下でハタを揚げる醍醐味を伝えたいです

中村:長崎ハタの会は長崎ハタ揚げ振興会の下部組織で、長崎の伝統文化であるハタを広く普及していくために15年ほど前に結成されました。会のメンバーは現在48名です。入会審査に合格して晴れて会員になったメンバーはハタ揚げの技術、人格ともに優れた人ばかりです。このメンバーで現在、長崎市内の保育園や幼稚園、小学校でハタの歴史や楽しみ方をボランティアで教えています。市外から来られた方への普及活動も行っています。長崎観光のついでにハタ揚げを体験してみたいという方がいれば、ハタ揚げをご指導させていただきます。ハタもヨマもこちらで用意しますので、興味のある方はハタの魅力に触れてみてください。青空の下で良い空気を吸ってハタを揚げるのは健康的で、気分も爽快です。大人の遊びとしてもぜひおすすめしたいです。

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