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花祭り

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:CBC 中部日本放送
放送
:12月22日(土) 15:30~16:24

ダイドードリンコスペシャル

神一夜(かみひとよ) ~鬼となりて舞う~ 花祭り・愛知県東栄町

花祭り

「花祭り」は深山幽谷、奥深い山で行われる祭りで、その歴史は鎌倉時代から室町時代まで遡り、700年以上にわたり継承されています。
「神迎え」「湯立て」の神事に始まり、「地固めの舞」「山見鬼」「榊鬼」といった鬼の舞などが一昼夜かけて行われます。そして、祭りも佳境に入る頃「湯ばやし」では、無病息災、健康を祈って、集まった人々が湯を浴びるのです。
現在、奥三河15の地区でそれぞれの「花祭り」が行われており、鬼の顔も地区によって様々です。番組では、その中から小林地区の花祭りを取り上げ、深山で受け継がれる祭りの魅力をご紹介します。
「テーホヘ テホヘ」の掛け声、その旋律と鬼の舞をお楽しみください。

祭り紹介

  • 祭り写真館

花祭り

無病息災、五穀豊穣の祈りを込めて行われる「花祭り」。舞庭(まいど)と呼ばれる土間で鬼が舞いながら悪霊を踏み静めます。湯がたぎった釜も用意され、観衆は無病息災を祈ってその湯を浴びます。夜を徹して舞う鬼たち。「テホヘ、テホヘ」という観衆の掛け声とともに、祭りは最高潮へと向かっていきます。

開催日
11月〜3月の12回
場所・アクセス
愛知県北設楽郡東栄町
・JR飯田線「東栄駅」下車 町営バスに乗り換え 各々会場へ
お問い合わせ
東栄町役場 経済課
0536-76-1812

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

祭りのご紹介
歴史
みどころ
注目ポイント
ふるさと自慢
メッセージ
とうえい温泉 施設長 伊藤 知幸(いとう ともゆき)
「東栄町を代表する花祭りは、国の重要無形民俗文化財に指定されている祭りで、町内の11地区に伝承されています。各地区とも自分たちの花祭りに誇りを持ち、代々受け継がれてきた伝統を一生懸命守っています。」
とうえい温泉 施設長
伊藤 知幸(いとう ともゆき)さん
歴史

五穀豊穣、無病息災を祈願し、
八百万(やおよろず)の神々に舞を奉納

シシゾウ:花祭りは、いつごろ始まった祭りですか?

伊藤:花祭りは奥三河地方の民俗芸能で、鎌倉時代末から室町時代にかけて修験道の山伏によって天竜川水系の地域に伝えられ、以後、農耕神事として現在まで行われてきました。花祭りでは、八百万の神々をお迎えし、五穀豊穣や無病息災を祈願して神事を行い、舞を奉納します。現在、東栄町で花祭りを行っているのは11の地区です。神事と舞は、元々どの地区でも同じものであったと思われますが、時代が移るにつれて、地区ごとに独自の伝承による変化を遂げ、同じ演目であっても所作が異なるなど、それぞれの特色が出てきました。
花祭りには「霜月神楽」(しもつきかぐら)という別名があります。その名の通り、昔は霜月(旧暦の11月)を中心に行われていましたが、現在は11月から翌年3月にかけて地区ごとに日程を変えて行われます。私の住む小林地区は、11地区の中で一番早い11月の第2土曜に開催します。以前は神事と舞の奉納は、夜を徹してほぼ1日がかりで行われていました。小林地区も以前は夜に祭りをスタートして翌日の昼まで行っていましたが、地区の住民の人数が減ったこともあり、皆が参加しやすいように朝に開始して、その日の夜には終わるようにしています。
花祭りの会場は「花宿」(はなやど)と呼ばれ、かつては民家が使われましたが、現在は地区の集会所や神社の境内などを使用することが多くなっています。舞が演じられる「舞庭」は4本の柱で囲まれ、中央には神事や舞に使われる土釜が据えられます。この土釜の上には、色とりどりの紙で作られた「湯蓋」(ゆぶた)と呼ばれる飾り物が吊り下げられます。さらに舞庭の周囲には、鳥や朝日、神社の鳥居などの絵をモチーフにした「ざぜち」という切り紙も飾られます。


シシゾウ:伊藤さんは、花祭りで「花太夫(はなだゆう)」という役を務められるそうですが、どういう役割をするのですか?

伊藤:花祭りでは、舞を奉納する前に八百万の神様をお迎えするなど様々な神事が行われます。その神事を執り行うのが花太夫で、花祭りだけの役職です。小林地区では花太夫は世襲で、私は平成4年に父から役を引き継いで務めています。

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みどころ

多彩な顔ぶれの鬼たちが、勇しく舞い踊る

伊藤:花祭りで奉納される舞は11地区共通のものと地区独自のものがあり、両方を合わせると演目は相当な数になります。正式な舞は1時間近くかかる演目が多く、小林地区では過疎・高齢化による関係者の減少もあり、時間を短縮して行っています。
花祭りの舞の主役といっても過言ではないのが鬼です。いろいろな役柄の鬼が登場しますが、中でも「榊鬼」(さかきおに)、「山見鬼」(やまみおに)、「茂吉鬼」(もきちおに)は重要とされ、これらをまとめて「役鬼」(やくおに)と呼んでいます。役鬼の舞子(=舞手)はもともと世襲で務める地区が多かったようです。鬼の舞で使用される鬼の面もみどころのひとつです。役柄ごとに顔の色や形、表情が異なり、同じ役柄の鬼でも地区によって個性があるので、見比べてみるのも一興です。


シシゾウ:鬼の舞には、どういう特徴がありますか?

伊藤:鬼らしく荒々しい勇壮な動きをするところが最大の特徴です。山見鬼は手に持った大きなまさかりを振りかざし、榊鬼は大地を踏みしめる「へんばい」という所作をし、花太夫と問答をします。茂吉鬼は手に持った木槌で、舞の最後に湯蓋に吊り下げられた「蜂の巣」と呼ばれる袋を祓い落します。その袋の中には5円玉や10円玉などの硬貨が入っていて、床に散らばった硬貨を拾って持ち帰るとお守りになるとされています。

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注目ポイント

釜の湯を浴びせられて無病息災の御利益を得る

伊藤:花祭りのクライマックスは、演目の最後を締めくくる「湯ばやし」です。まず、舞庭の土釜に湯が用意されます。小林地区では、若者4人が藁で編んだたわしを両手に持ち、土釜の周りを踊りながらグルグル回ります。最後に、たわしを釜の湯に浸し、周りの観衆に湯をふりまきます。その湯を浴びると一年間風邪をひかないと言い伝えられています。若者たちは盛大に湯を浴びせかけるので、観衆から歓声が上がり、終わったときには全身びしょぬれになっている方もいらっしゃいます。


シシゾウ:花祭りは自由に観覧できるのですか?

伊藤:どこの地区でも、他所からお越しになる方のために観覧席を設けていますが、舞庭の近くまで行って一緒に踊るとなお一層楽しく、おすすめです。熱心なファンの方は、11地区全部の花祭りを見に行かれる方もいらっしゃいます。
花祭りが行われるのは寒い時期なので、お越しいただく際には厚着をして来られることをおすすめします。舞の奉納が夜通し行われる地区の花祭りを見に行く場合は、仮眠用に毛布などの寝具をご持参いただくのもよいかもしれません。花祭りは長丁場ですので、食べたり飲んだりしながらゆったりご見物ください。地元の人たちは、舞子と一緒になって身体を揺すったり足踏みをしながら、「テホヘ、テホヘ」と囃し立てて座の雰囲気を盛り上げます。観光客だから、と遠慮なさらず、地元の観客の中に混じって一緒に身体を動かしたり、声をかけたりしていただければ、より楽しくご覧いただけると思います。

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ふるさと自慢

立ち寄り湯の「とうえい温泉」で
くつろぎのひとときを

シシゾウ:東栄町でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

伊藤:おすすめの立ち寄りスポットは、今年開館10周年を迎える「とうえい温泉」です。ナトリウム・カルシウムの塩化物温泉で、アトピー性皮膚炎をはじめ皮膚病に効能があるとされています。館内には食事処「華の舞」があり、お手ごろな価格で味とボリュームに定評のある定食や手打ちそばなどを召し上がっていただけます。

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メッセージ

花祭りは世界無形遺産登録を目指しています

伊藤:東栄町の人間にとって花祭りはなくてはならない祭りです。しかし最近はどの地区でも住民だけでは舞子が足りず、小林地区のように20数戸しかない小さな集落では、別の町に住む東栄町出身者やその子どもたちが祭りになると里帰りをして舞子を務めてくれる等、どの地区でも伝統を継承するために頑張っています。
約700年の伝統を持つ花祭りは、学術的な関心を持たれる研究者の方も多く、小林地区には数年前から名古屋大学の研究室の方々が毎年調査に来られ、そこの学生さんが祭りの準備の手伝いもしてくださいます。東栄町では、地域の宝ともいえる祭りを後世に伝えていくために、世界無形遺産の登録に向けて活動を始めました。ぜひ私たちの花祭りを見に東栄町にお越しください。どの地区の花祭りを見に行けばいいのか分からないという方には、11月3日に行われる「東栄フェスティバル」にお越しいただくことをおすすめします。毎年輪番で3~4地区が花祭りの代表的な演目をダイジェスト版で実演しますので、入門編としては最適だと思います。

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