トップページ
 > 祭り紹介 > これまで応援した祭り > 2012年 浜比嘉島 神々の祭り

これまで応援した祭り トップへもどる

浜比嘉島 神々の祭り

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:RBC 琉球放送
放送
:9月30日(日) 15:00~15:54

ダイドードリンコスペシャル

浜比嘉島 神々の祭り

浜比嘉島 神々の祭り

沖縄県うるま市、太平洋に浮かぶ浜比嘉島は綺麗な海に囲まれ、のんびりとした時間の流れる小さな島。そして神々が住んだと言われる島。琉球開祖のアマミチューとシルミチューという男女二神がこの浜比嘉島で居を構えて子供達をもうけ、琉球の歴史がはじまったといわれている。小さな島内にも関わらず “浜”村落と“比嘉”村落の2つに分かれており、年中行事も同じ日程で2つに分かれて行われる。拝所や御嶽が島のいたる所に存在しており、どちらの村落にも共通していることは今でも神の存在を大切にしていること。
番組では“浜”と“比嘉”それぞれの年中行事を追いかけながら、伝統を受け継ぎ“浜比嘉”を想う島民の姿を描く。

祭り紹介

  • 祭り写真館

浜比嘉島 神々の祭り

■1月23日(旧正月)年頭拝(ねんとうおがみ)
■6月23日(旧暦5月4日)御願バーリー(うがん)
■7月上旬 ハーリー
■8月11・12日(旧暦6月24・25日)豊年祭
■8月30日~9月1日(旧盆)エイサー
浜比嘉島(はまひがじま)は神々が住んだといわれる小さな島。昔、アマミチュー(アマミキヨ)とシルミチュー(シルミキヨ)という男女二神が居を構え、その子どもたちが沖縄の人たちの祖先にあたるといわれています。

開催日
旧暦正月
場所・アクセス
沖縄県うるま市浜比嘉島
・那覇空港より車にて約90分 「沖縄北インター」で降り、うるま市の東、勝連半島より伸びる海中道路を進み、平安座島の右手にある浜比嘉大橋を越える
お問い合わせ
うるま市経済部商工観光課
098-965-5634

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

祭りのご紹介
歴史
みどころ
注目ポイント
ふるさと自慢
メッセージ
左:浜区 区長 新里 義輝(しんざと よしてる)さん 右:比嘉区 前区長 平識 勇(へしき いさむ)さん
「浜比嘉島の祭りは、区の繁栄と地区住民の繁栄を神々に願って行うものです。」(浜区:新里)
「少子高齢化の中、小さい子どもたちも練習から参加して祭りの伝統の継承に努めていますが、今年から学校が廃校となり心配されます。」(比嘉区:平識)
左:浜区 区長 新里 義輝(しんざと よしてる)さん
右:比嘉区 前区長 平識 勇(へしき いさむ)さん
歴史

沖縄の国生み神話に彩られた伝説の島

シシゾウ:浜比嘉島が「神々の島」と呼ばれるのはどうしてですか?

新里(浜区):沖縄に伝わる神話によると、沖縄の島のはじまりは浜比嘉島です。そこから琉球開祖の島神の島と呼ばれています。
平識(比嘉区):諸説がありますが、沖縄の祖神とされる男女の2神、アマミチュー(アマミキヨ)とシルミチュー(シネリキヨ)が天から久高島(くだかじま)に降りて来られ、津堅島(つけんじま)を経て、浜比嘉島にお渡りになりました。浜比嘉島は水が豊富だったことから2つの神島が宿り、5人の子どもが生まれました。その子どもたちが、沖縄の人々の祖先になったと伝えられています。


シシゾウ:浜比嘉島の「神々の島」らしさは、どういうところに残っていますか?

新里(浜区):浜地区には、立身出世の神として知られる「地頭代火の神(ジトウデーヒヌカン)」をはじめ、神様が数ヵ所に祀られています。また、祭祀が行われるシヌグ堂と呼ばれる「東(アガリ)の御嶽(ウタキ)」があります。
平識(比嘉区):比嘉区の南端にアマミチューとシルミチューが居住したと伝えられる洞穴「シルミチュー」があります。また、比嘉の東方海岸にあるアマジン洞窟にはアマミチューとシルミチューを祀ったとされる墓があります。どちらも私たちにとって神聖な場所であり、うるま市の文化財指定を受けています。


シシゾウ:浜比嘉島で行われる祭りは、神々と深い関係があるのですか?

平識(比嘉区):旧暦の元旦に行なわれる年頭拝は、区民の健康・安全を願い、感謝の気持ちを神々へ伝えるために行われます。比嘉区は約200人の小さな集落ですが、それでも80名以上の方が祭りに参加し、島外に暮らす出身者の多くも祭りになると地元に帰省し参加します。
新里(浜区):古くから行われてきた伝統の祭礼行事は地区住民の半数が参加します。五穀豊穣を祈願するとともに、区の繁栄と地域住民の繁昌を願うものです。

TOPへ
みどころ

旧正月、旧盆などの節目に、
古式ゆかしく神々に祈りを捧げる

シシゾウ:浜比嘉島で行われる祭りの内容について教えてください。

平識(比嘉区):旧正月に行う「年頭拝」は、一年間の健康と家内安全を祈願する行事です。「12ヵ所めぐり」といって、神に仕えるノロ(祝女)が中心になって区内12ヵ所の拝所(ウガンジュ)や神屋(カミヤー)を巡り、区民の健康と安全、島の繁栄を願います。シルミチューで行われる礼拝には大勢の区民が参加し、ノロや区長らが洞穴に入って祈りを捧げた後、サンシン(三線)の演奏や踊りを奉納します。
新里(浜区):旧暦の5月4日に行われる御願バーリーと7月に開催されるハーリー大会は、「サバニ」と呼ばれるくり舟に漕ぎ手10人と舵取り1人が乗り込んで行う舟漕ぎ競漕です。また、旧暦の6月24日と25日に行われる「豊年祭」は、海の豊漁と畑の豊作を願う行事で、昔は青年男女による踊りを催していたそうです。
平識(比嘉区):比嘉区の「豊年祭」は、旧暦の6月24日・25日に毎年行われます。比嘉区のこの年の豊作・豊漁願って行われるもので、初日の夕暮れ集落が東西に分かれ、、東側の区民と西側の区民がそれぞれ綱を担いで集落を練り歩いた後、集落の中央に集まり東西の綱を連結し、力いっぱい引き合います。その後、伝統の女踊りのウスデークと余興で1日目は終了します。翌日も午後8時ごろからウスデークと余興を行います。比嘉のウスデークはしなやかな動きが特徴です。最近は踊り手になる若い人の参加が少ないのが悩みの種です。
新里(浜区):浜区の豊年祭は1日目に女性たちが太鼓に合わせて踊るウスデーク、大綱引、集落の路地を練り歩く道ジュネー、2日目にウスデークを行います。浜区の大綱引は、豊作の縁起をかついで最終的に東西どちらも豊作になるよう、均等に一対一の引き分けにします。
平識(比嘉区):エイサーは、沖縄の各地で旧盆の時期に祖先の霊を迎えて踊られる伝統芸能です。比嘉エイサーは、沖縄県で開催される全島エイサー大会の第1回大会から3年連続優勝した輝かしい実績を持っています。踊り手たちは伝統の衣装で正装し、パーランクと呼ばれる手持ちの太鼓や大太鼓を打ち、40分間休まず踊ります。比嘉エイサーは格調の高い動きが特徴で、このパーランクは各地のパーランクの原型とされています。パーランクの打ち手の回り方、足の使い方は独特で、他所の人にはなかなか真似ができないといわれています。
新里(浜区):浜区のエイサーもパーランクの足と手の動きに特徴があります。最近は少子高齢化で、若者が少なくなっていますが、以前は大勢参加し、大変盛り上がりました。

TOPへ
注目ポイント

水を切って疾走する、
ハーリーでの熱い戦いに大興奮

シシゾウ:ハーリー大会の競漕はどのような形で行われるのですか。

新里(浜区):浜区のハーリー大会は、会場となる浜漁港の全長420mのコースでタイムを競います。部門は職域Aチーム、職域Bチーム、女性チームの3つで、部門ごとにトーナメント方式で順位を決めます。浜区のハーリー大会は区のチームだけでなく、沖縄全島から強豪チームが集まってくることで知られていて、参加チーム数は毎年約70チームを数え、どのチームも名誉を賭けて上位入賞を目指しています。沖縄で強豪として知られる浜地区のチームも、大会の3週間前くらいから練習を積んでレース本番に臨んでいます。
平識(比嘉区):比嘉区のハーリー大会は小学生から大人まで幅広い年齢層が参加します。地区外からの参加もあり、参加チーム数は30~40チームです。レースは折り返しを含めた約300mのコースを2艘ずつで競います。コンパクトな会場でレースが見やすいため、観客も一体になって大変盛り上がります。レース終了後には民謡ショーが行われます。


シシゾウ:ハーリー競漕の注目ポイントはどこですか?

新里(浜区):漕ぎ手たちが全力を出して漕ぐハーリーが、旗で示されたコーナーを回るとき、いかにスピードを落とさずにスムーズに曲がれるかが最大の見せ場です。
平識(比嘉区):レースの対戦チームはいろいろな組み合わせがあるのですが、中でも地元の小学生チームと65歳以上(老人会)のチームが対戦するレースは大変盛り上がります。


シシゾウ:同じ舟漕ぎ競漕でも、ハーリー大会と御願バーリーはどのように違うのですか?

平識(比嘉区):ハーリー大会は地区の内外からチームが参加し、参加者と観客が一緒になって楽しむイベントです。対して、ハーリー本来の形とされる御願バーリーは旧暦の5月4日に行われ、区の住民が集まり航海安全と豊漁を祈願する儀式で、区の青年たちが東と西に分かれ、アマンジ(アマミチューの墓)前の外海を競漕します。その後、夜遅くまで車座になり皆で酒を酌み交わします。そして御願ハーリーが終ると梅雨が明けるといわれています。
新里(浜区):浜区も地区の東と西に分かれて競漕します。御願バーリーの漕ぎ手は地区の東西から代表として選ばれた人たちで、力とチームワークを大いに発揮しています。言い伝えによると、この東西競漕に勝ったほうが1年間大漁に恵まれるとされています。

TOPへ
ふるさと自慢

透き通った海が育む名産のモズクとウニ

シシゾウ:うるま市浜比嘉島でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

新里(浜区):浜比嘉島を代表する特産物といえば、きれいな海で栽培されるモズクです。沖縄は全国一のモズクの産地ですが、中でも浜比嘉島の海は透明度が高く、モズクの生育に最適だといわれています。また歴史的なスポットでは、江戸時代の天保10年(1839)、当地に水戸藩の人々が漂着したとき、救助前に亡くなった人々を葬ったヤマトゥンチュウ(大和人)墓があります。
平識(比嘉区):比嘉区では漁師たちがモズク養殖と、ウニ漁が行なわれています。
島の海人がミネラル分豊富な海で丹念に栽培されたモズクの収穫は3月から6月頃まで行なわれ、6月から9月までウニが採れます。

TOPへ
メッセージ

小さな島の大きな祭りを見に、
浜比嘉島にお越しください

新里(浜区):どうぞ私たちの祭りをご覧にいらしてください。浜比嘉島へ大勢の観光客の方にお越しいただければ嬉しいです。
平識(比嘉区):「日本の祭り」を通じて浜比嘉島の伝統的な行事や芸能は比嘉区の住民だけでなく、多くの方々にもご覧いただけると思います。そして、小さな島で行われる大きな祭りの魅力を広く伝え、継承を願っています。
有難うございました。

TOPへ
  • 日本の祭り 名産品
  • 祭り写真館
  • 祭りカレンダー
  • 注目の祭り
  • 吉村作治先生の祭り考察
  • ダイドードリンコ日本の祭りチャンネル
  • DyDo online shop
  • 日本の祭りボード 日本の祭りに関する発言はこちらへ!

日本の祭りポスターをプリントしよう!

ダイドードリンコは「NPO(特定非営利活動法人)日本の祭りネットワーク」に加盟しています。