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第45回 うわじま牛鬼まつり

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:ITV あいテレビ
放送
:2011年8月21日(日)13:00~13:54

ダイドードリンコスペシャル

暴れ牛鬼 夏の陣 ~うわじま牛鬼まつり~

第45回 うわじま牛鬼まつり

夏の宇和島が最も熱くなる3日間。それが牛鬼まつりです。闘牛にダンス、そして牛鬼の練り。 子供から大人まで、街全体が盛り上がります。2メートルから4メートルもある首には鬼とも牛ともつかない頭。それに牛をかたどった胴体、剣を模したともいわれる尖った尻尾。独特の形をもつ牛鬼は、江戸時代から主に愛媛の南部(南予地方)に広く分布し、祭礼の際、神輿の露払いとして街を練り歩きます。地域が一つになってこそ、牛鬼は動き暴れることができます。20年以上、牛鬼とともに生きる男性。 数年ぶりに牛鬼を復活させようと奔走する住民達。それぞれの思いが一つになった時、宇和島の夏が最高潮に達します。

祭り紹介

  • 祭り写真館

第45回 うわじま牛鬼まつり

宇和島の夏を代表する祭りです。牛鬼(うしおに)とは、鬼のような顔に長い首、牛のような胴体をもった魔除けの練物で、古くから親しまれています。その牛鬼が各地から集まり市内を練り歩く親牛鬼パレードをはじめ、子ども牛鬼パレード・ガイヤカーニバル・宇和島おどり大会・走り込み・打ち上げ花火大会などが開催されます。

開催日
7月22日~7月24日 ※毎年同日
場所・アクセス
愛媛県宇和島市市内各所、宇和島湾内
・JR予讃線 宇和島駅より徒歩10分
・松山自動車道 西予宇和インターより車で30分
お問い合わせ
宇和島商工会議所
0895-22-5555

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

宇和島市役所牛鬼保存会 会長 楠葉 拓史(くすば たくし)さん「牛鬼をメインに据えた、うわじま牛鬼まつりは、和霊神社(われいじんじゃ)の夏の例大祭に時期を合わせて行われる、市民が一体となって盛り上がる夏の一大イベントです。牛鬼は、恐ろしげな姿形をしていますが、宇和島で生まれ育った人間にとっては親しみのある存在です。」

【歴史】魔をはらう霊獣、牛鬼が主役の市民総出の一大イベント

シシゾウ:うわじま牛鬼まつりは、いつごろ始まった祭りですか?

楠葉:うわじま牛鬼まつりは昭和25年に地元の和霊神社の春の祭礼に合わせて始まった祭りで、当初は「宇和島商工祭り」と言っていました。それが昭和42年から和霊神社で7月23日、24日に行われる夏の祭礼に合わせて、市民の祭りとして大々的に行うことになって始まったのが牛鬼のパレードです。牛鬼とは、宇和島地方の神社の祭礼に必ず登場する山車の一種で、宇和島市民にはなじみの深い存在です。宇和島市内はもとより周辺の各地区の牛鬼が勢ぞろいして市内のメインストリートを練り歩く光景は祭りのハイライトとなり、平成8年から「うわじま牛鬼まつり」と名前を改め、現在に至っています。

シシゾウ:牛鬼は地域の祭礼でどのような役割をしてきたのですか?

楠葉:牛鬼は2本の角を持った鬼の顔に長い首、牛の胴体に剣のような尻尾をつけた、見るからに恐ろしげな姿をしています。そこで、毒を持って毒を制するというわけでもないでしょうが、昔から邪悪なものを追い払う力があると信じられ、祭りで神輿が渡御(とぎょ)する際に先導役として、行く先々をはらい清める役割をします。
牛鬼の起源には諸説があります。その中で広く知られているのは、豊臣秀吉が朝鮮に出兵したとき、武将の加藤清正が城攻めに使った亀甲車(きっこうしゃ)という戦車の一種を起源とする説です。伝承によると、亀甲車は敵方の矢や投石から身を守るために作られたもので、兵が中に入る箱型の車の外側を牛の革で覆い、敵を脅かすために棒に刺した牛の首を飾っていたといいます。
牛鬼は大人20~30人で神輿のように担がれます。長い首は可動式になっていて、上下左右に動かせます。基本的な構造はどの牛鬼も一緒ですが、大きさや色、スタイルは様々です。大きいものになると高さが約5m、長さが5~6mになります。胴体は竹を編んで作り、上から棕櫚(しゅろ)の皮か布で覆っています。伝統の様式は棕櫚の皮ですが、最近は布タイプのほうが主流で、昔ながらの棕櫚タイプは2~3体しかありません。布タイプにも変遷があって、最初は赤だけだったのが、紫や青、緑、エンジなど次第にカラフルになっていき、最近では金色や純白の牛鬼も登場しています。色とりどりの牛鬼がずらりと並んだところは実に壮観です。
牛鬼を出すのは、昔から地区の祭りで牛鬼を奉納してきた地域団体と銀行、農協、スーパーなど地元企業です。私が会長を務める宇和島市役所牛鬼保存会は地域の活性化に貢献しようということで市役所の職員有志によって結成されたものです。

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【みどころ】約20体の牛鬼が巨体を揺らし、宇和島市街を練り歩く

楠葉:約20体の牛鬼が宇和島市街のメインストリートを練り歩く、この祭りのメインイベント「親牛鬼パレード」は祭り最終日の昼過ぎから行われます。
牛鬼の練りの最大特徴は、本来の役目であるおはらいをしながら進むところです。獅子舞の獅子は噛む仕草をすることで魔をはらいます。牛鬼も獅子舞に少し似ていて、家の軒先に頭を突っ込むことで魔や災いを追いはらうと言い伝えられています。ですから商店街のように道の両側に店が軒を連ねるところでは、右に左に、大きく蛇行しながら首を大きく振り、店先に頭を突っ込みながら進みます。
このとき牛鬼の首を操るのは「頭振り(かぶふり)」と呼ばれる役の人間です。牛鬼の頭(かぶ)は数メートルの長さの棒の先端に取り付けられているので、牛鬼の胴体の中に入っている頭振りは、棒のもう一方の端に取り付けられた取っ手を梃子の原理で操作することで首を自在に動かします。頭振りは牛鬼の迫力ある動きを演出する大役ですが、外からはその活躍ぶりは見えません。夏の盛りということで、牛鬼の中は非常に暑く、かなりの重労働です。

シシゾウ:「親牛鬼パレード」で、おすすめの見物場所はどこですか?

楠葉:パレードの最大の見せ場は、コースに2ヵ所ある「練り場」です。パレードは市の中心部にある南予文化会館からスタートし、宇和島のメイン通りの「牛鬼すとりーと」、アーケード街の「宇和島きさいやロード」を通って、和霊神社そばを流れる須賀川(すかがわ)を目指します。第一の練り場は、牛鬼すとりーとと宇和島きさいやロードが交わる交差点です。アナウンスで紹介された牛鬼は登場すると、まず1頭だけで練ります。胴体を激しくグルグル回転させたり、ワッショイワッショイと神輿のように何度も担ぎ上げたり、来賓席や観客に向かって勢いよく牛鬼の頭を突っ込むような仕草を繰り返したりして暴れ回ります。そうやって一通り練ると、もう1体、別の団体の牛鬼が登場し、2体が一緒になって闘牛のように頭と頭を突き合わせ、その状態のままグルグル回転したり、担ぎ上げたり、激しく絡みあいます。突き合わせをする組み合わせは、牛鬼の大きさの釣り合いがとれるようにあらかじめ打ち合わせて決めています。なお、宇和島市役所牛鬼保存会は、牛鬼を2体出すので、身内で突き合わせをします。
もうひとつの練り場は、宇和島きさいやロードとJR宇和島駅の駅前通りが交差する恵美須(えびす)交差点です。最初に1体で練りを披露してから、2体で突き合わせをするところまでの流れは一緒ですが、最初の練り場よりスペースが広いので、さらに1体加わって3体での迫力ある突き合わせも披露します。
2ヶ所で練った後、牛鬼のパレードは和霊神社に向かいます。和霊神社は須賀川を渡ったところにあるのですが、牛鬼は橋を渡ると神社に頭を突き入れて激しく振ります。これが最後の見せ場です。

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【注目ポイント】ガイヤカーニバル、子ども牛鬼パレード、走り込みなど、みどころ満載

楠葉:親牛鬼パレード以外にも、3日間の祭り期間中にはいろいろなイベントが催されます。初日の22日には「うわじまガイヤカーニバル」が開催されます。きさいやロードと牛鬼すとりーとを会場に、歌手の宇崎竜童さん作曲の『GAIYA ON THE ROAD』というビートの効いたロック調の曲に合わせて、小学生から社会人までいろんな年齢層のダンスチームが思い思いのコスチュームと振付で踊りを披露します。特に中高生など若い人たちにとても好評で、近ごろは親牛鬼パレードをしのぐ人気ぶりで、大勢の見物人でにぎわいます。
23日は昼に、地元の保育園・幼稚園の園児たちや小学生たちが小さな牛鬼を担いでパレードする「子ども牛鬼パレード」があります。これも親牛鬼パレード同様、牛鬼が20体以上出ます。子ども牛鬼という名前の通り、子どもで担げるように、サイズは親牛鬼に比べるとかなり小ぶりです。こうして宇和島の子どもたちは小さいときから牛鬼に親しむわけです。
祭り最終日は親牛鬼パレードが昼に行われ、夕方からは和霊神社の大祭の神事「走り込み」が行われます。和霊神社の三基の神輿が市内を渡御してから須賀川に入り、川の中に立てられた高さ6m近い御神竹(ごしんちく)の先につけられた御幣を若者たちが奪い合うもので、3日間にわたる祭りのフィナーレを飾るのにふさわしい勇壮な神事です。

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【ふるさと自慢】宇和島名物・じゃこ天で町おこし

シシゾウ:宇和島市でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

楠葉:宇和島はタイやハマチの養殖が盛んです。また、真珠も特産で、品質の高さには定評があります。ほかにも名物はいろいろあるのですが、今一番売り出し中の特産品と言えば「じゃこ天」です。じゃこ天は、宇和海近海で獲れるホタルジャコ(ハランボ)という小魚をすり身にして油で揚げた練り物です。市内には、じゃこ天の製造販売所が何軒もあり、観光客向けに「じゃこ天マップ」も作られています。このじゃこ天を全国に向けてもっとPRしていこうということで6年前からスタートしたのが、11月初旬の日曜日に開催される「宇和島産業まつり」と同時開催される「宇和島じゃこ天カーニバル」です。メインイベントは、「宇和島じゃこてんの歌」の大合唱と「じゃこ天踊り」の連舞で、1,000人を超す市民が、宇和島きさいやロードを「じゃっこ、じゃっこ、じゃこ天」と歌い踊り、フィナーレに牛鬼が登場し、じゃこ天と餅をまきます。これを目当てに集まる人も多く、約1,500枚のじゃこ天があっという間になくなります。とても楽しいイベントなので、機会があればぜひ見に来ていただきたいと思います。

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【メッセージ】

楠葉:宇和島市は四国の端っこの田舎ですが、市民は皆、郷土に熱い思いを持ち、自らの存在を賭ける気迫で祭りに打ち込んでいます。"ここに宇和島あり!"という市民の意気込みをがんばって示すのがうわじま牛鬼まつりだと思っていますので、勇壮な牛鬼を見に来ていただき、地区や職場、学校など宇和島の人間の連帯感の強さを感じていただきたいです。そして、じゃこ天や真珠など宇和島の特産品をお求めいただき、宇和島を応援していただければ嬉しく思います。

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