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牛深ハイヤ祭り

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:RKK 熊本放送
放送
:2011年5月15日(日)14:30~15:24

ダイドードリンコスペシャル

南風(ハエ)よ吹け! ~牛深ハイヤ祭り~

牛深ハイヤ祭り

「牛深ハイヤ祭り」が40回目を迎えた。祭りで踊られる「牛深ハイヤ節」は、全国40ヶ所のハイヤ系民謡のルーツといわれ、軽快で、妖艶で、滑稽で、華やかなしぐさが特徴だ。しかし、牛深の町は踊りとは裏腹の状況だ。基幹産業だった「イワシ漁」が10年以上も不漁が続き、50程あったイワシ船団は1つに減ってしまった。また、平成の合併の影響で、牛深地区からの人口流出は加速している。住民は今年の祭りを地域浮揚スタートの象徴にしたいと期待を寄せる。イワシを呼び込んだ南風(ハエ)に希望を託すイワシ船団、人口流出のため廃部の危機に直面した牛深高校の郷土芸能部・・・それぞれの祭りに向けた取り組みと想いを描く。

祭り紹介

  • 祭り写真館

牛深ハイヤ祭り

昔、海運の中継基地として栄えた牛深。風待ち・シケ待ちの船乗りたちをもてなすのに歌われ始めたのが牛深ハイヤ節。全国に広がるハイヤの流れをくむ民謡は、牛深を経由した船により伝わったとされています。商店街などを「ハイヤ総踊り」の行列が練り歩く、熊本の活気ある代表的な祭り。一般参加も「飛び入り丸」として一緒に踊ることができます。

開催日
4月第3土・日曜日(前日金曜日に前夜祭)
場所・アクセス
熊本県天草市中央商店街一帯
・熊本市から車で3時間
・九州自動車道 松橋インターから車で2時間30分
・天草空港から車で1時間5分
お問い合わせ
牛深ハイヤ祭り実行委員会
0969-73-2111

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

牛深ハイヤ祭り 実行委員会 会長 北時 正吾さん「地元の人間なら牛深ハイヤを大抵踊れると思います。私は15歳から踊っています。地元では披露宴などの締めにハイヤを踊りますよ。」

【歴史】風待ちの船乗りたちをもてなしたハイヤ節

シシゾウ:牛深ハイヤ祭りは、いつごろ始まった祭りですか?

北時:祭りの名称にもなっている牛深ハイヤは天草市牛深地区に伝わる民謡で、一般にはハイヤ節の名で知られています。牛深は天然の良港で、海運が発達した江戸時代中期には沖縄、鹿児島と長崎、大阪を結ぶ船便の中継基地として、諸国の帆船や漁船で賑わいました。牛深に寄港した船乗りたちは、航海に良い風や荒れている海が静まるのを待つことがありました。そんなとき、彼らをもてなして、女性たちが酒盛りのときに歌ったのが牛深ハイヤだといわれています。現在、牛深ハイヤ保存会が中心になって牛深ハイヤの伝承と振興に取り組んでいます。
祭りそのものは戦後の復興のために始まった「招魂際(しょうこんさい)」が始まりで、昭和47年に牛深ハイヤ祭りという名称に変わり、メインイベントとして「牛深ハイヤの総踊り」が行われるようになりました。祭りは4月の第3金・土・日の3日間行われ、牛深ハイヤが披露される以外に、漁船パレードや地元海産物を販売する名産ハイヤ市など様々な催しがあります。

シシゾウ:牛深ハイヤの「ハイヤ」とはどういう意味ですか?

北時:牛深の港には南風に乗って多くの船がやってきました。九州ではその南風のことを「ハエの風」と言います。それがなまっていって「ハイヤ」になったということです。南国の海産物などが牛深を経由して大阪へ運ばれましたが、その積荷と一緒に牛深のハイヤ節も持ち込まれ、そこからさらに船乗りたちによって全国に広められていきました。佐渡おけさや阿波おどりなど、ハイヤ節をルーツにする民謡や踊りは全国にたくさんあります。そこで牛深ハイヤの伝承と発展のために天草市は平成13年から「牛深ハイヤ節全国大会」を毎年6月に開催しています。この大会には全国から民謡の歌い手が100名以上参加し、自慢の喉を披露します。

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【みどころ】南国の陽気なリズムに船乗りの動きがコラボレーション

北時:牛深ハイヤは南国のリズムとでも言いましょうか。節回しと踊りが軽快で陽気なところが最大の魅力だと思います。踊りの振りには舟の櫓(ろ)をこいだり、魚の網を引き上げたりする船乗りの動作が取り入れられています。実はこの踊りは、昭和36年ごろに観光用に振付けられたものです。昔は決まった振付はなく、船乗りたちが丸く座になって酒を飲みながら、大漁を願って身振り手振り自由に踊ったということです。
祭りのクライマックスのハイヤ総踊りは、土曜の夜と日曜の昼に行われます。踊りの舞台となるのは牛深中心商店街を中心とする約3kmのコースで、保存会をはじめとする市内外の踊りのチーム、総勢4,000~5,000名が参加して、通りを踊り歩きます。踊りの様子は商店街の歩道で見物できます。なお、2011年は天草市牛深支所の正面広場に約400名が座れる桟敷席が設けられる予定です。

シシゾウ:観光客もハイヤ総踊りに参加できるそうですね。

北時:土日のハイヤ総踊りの前に、一般の方向けに「ハイヤ踊り講習会」が開かれます。約30分間、牛深ハイヤ保存会の会員から踊りの指導を受けた後、「飛び入り丸」というチームの一員としてハイヤ総踊りに参加できます。例年、100~200名が飛び入り丸に参加されますよ。

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【注目ポイント】正調ハイヤに創作ハイヤ ハイヤのロックバージョンも!

北時:ハイヤには決まった振付があると言いましたが、それぞれの団体ごとに個性があります。近頃は創作ハイヤといって自分たちでアレンジした踊りを披露する団体も増えています。それはそれで面白いのですが、正調ハイヤと言われる伝統的な踊りを知りたいなら、牛深ハイヤ保存会所属の早水・古川社中、光彩会の踊りをご覧ください。また、漁師地区で結成された加世浦老人倶楽部えびす会は、元ハイヤと呼ばれる漁師たちの間で昔から踊られてきた自由奔放な踊りを今に伝えているので、こちらも注目です。
創作系のハイヤで注目していただきたいのは「牛深ロックハイヤ」です。地元のバンドがハイヤ節をロック風にアレンジしたもので、某局が主催する番組でグランプリをとり、話題になりました。この牛深ロックハイヤは、祭り1日目の金曜夜に牛深総合センターで開催される「輝け ハイヤの競演」のオープニングで聞くことができます。また、40回記念事業としての「ハイヤの祭典」ではハイヤ節の流れをくむ全国の民謡団体を招いて、地元の団体とステージで競演します。観覧は有料ですが、路上で踊られる道中踊りとは一味違う舞台踊りを見ることができるので、興味のある方はぜひご覧ください。

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【ふるさと自慢】見事な海景、豊富な海産物など海の恵みがいっぱい

シシゾウ:天草市牛深町でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

北時:牛深の海は昭和45年に日本初の海中公園に指定されています。その海をグラスボートで遊覧するのが牛深海中公園で、一年中、色とりどりのサンゴや熱帯魚を見ることができます。牛深は海岸の眺めも美しいです。中でも黒石海岸と小森海岸は、夕陽の絶景スポットで「日本の夕陽百選」に選ばれています。海水浴場として人気の高い茂串(もぐし)海水浴場はウミガメの産卵地でもあり、宮本武蔵を題材にした大河ドラマのロケ地にもなりました。
お土産には牛深銘菓の「あかまき」や「こっぱ餅」はいかがでしょう。あかまきは、餡を塗ったスポンジ生地を赤く色づけした求肥餅(ぎゅうひもち)で巻いたもので、漁師の人たちが縁起物として食べていたという伝統のあるお菓子です。こっぱ餅は、干し芋に餅と水あめなどを加えたもので、モチモチした食感が人気です。
カラスミや干物などの海産物もお勧めです。牛深ハイヤ祭りに来られたら水産フェアはぜひ覗いてください。ブリ大根やお刺身など地元で水揚げされた魚介料理を出すのですが、市場価格よりも安く新鮮なお魚が食べられるとあって1,000名分の料理が毎年すぐ売り切れとなる人気ぶりです。

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【メッセージ】世界に飛び出す

北時:今年(2011年)、ハイヤ祭りはめでたく40周年を迎えます。記念事業として、阿波おどりの団体も招いて、5,000名規模の総踊りを計画していますので、多くの方にご覧いただければと思います。  最後になりますが、牛深ハイヤ保存会はハイヤを日本だけでなく世界にも広めようと活動しています。国内で披露する機会は以前からありましたが、最近は保存会がハワイやモンゴルで公演を行ったり、牛深高校郷土芸能部の生徒さんが中国に行ったりと、海外公演をする機会が増えています。牛深から世界に飛び出すジャパニーズ・ハイヤの応援をよろしくお願い致します。

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